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自殺予防、弁護士業務マニュアルのご指導の依頼分草稿 [自死(自殺)・不明死、葛藤]

仙台弁護士会で、自殺、うつ対策業務マニュアルを作成中です。
そろそろお医者さんにご相談して、
ご指導をいただかなければならないので、
そのご依頼分を作らなければなりませんので、
例によって、ここで、どのような依頼分を作るか
ご相談させていただきます。

先ず、マニュアルは、自殺対策のための弁護士会内向けのものです。
マニュアルというか、お医者さん風に言えば、
うつ等自殺のリスクを抱えている方に対する、
弁護士の対応ガイドライン
という風なものとなりましょう。

章建ては、
1章 自殺予防と弁護士 平成10年問題
2章 うつ病等自殺の危険のある精神疾患の基礎知識
3章 精神療法を弁護士実務に生かす
4章 自殺のリスクと、社会的ストレス
5章 医師との連携の方法

1章は私のオリジナルですが、
このブログにさんざん書いている愛と経済シリーズですね。
弁護士こそ自殺対策をしなければならない職業は無いということです。

2章は、ほとんど引用で、詳しくは参考文献でということで、
日本医師会の自殺予防マニュアル等を紹介しようと思います。

3章は、弁護士が治療をするわけではないのですが、
医師の心構えがとても参考になります。
なお、まことしやかにささやかれていたうつ病の方の対応
「決断を求めてない方がいい」等、それはどういう意味で、
どういう理由か等、常識の意味と理由を会わせて掲載します。

実は、1章から3章までは、既に、ある程度骨組みの原稿はできていて、
1章と2章は、既に仙台弁護士会報に掲載され、
3章も次号に乗る予定です。

問題は4章と5章ですが、
ここに、お医者さんとの共同作業が必要だと考えているのです。

4章は、多重債務、過重労働、いじめ、非正規雇用等、
それぞれの社会的ストレッサーが、人を追い詰める様子を掲載する予定です。
弁護士がそれぞれ、サンプルを用意しているのですが、
これを専門医の観点から、ご意見をうかがうとともに、
できれば、その人を自殺へと導く要因について、
解説をしていただければと思っています。

なんにせよ、生の事実を医学的にコメントしていただきたい、
そして、サンプルの提示の方法についてもご意見いただきたい
と考えているわけです。

サンプル自体はそろったので、あとはご意見をうかがうばかりです。
そして、サンプル自体を作り直したり、入れ替えたりする予定です。

この章は、当初はうつ病を基軸に考えていましたが、
うつ病を経由させず、
ダイレクトに、ストレスが自殺に追い詰めるという
アプローチにしようと修正しました。
この辺も教えていただければ幸いです。

5章は、先ずは、弁護士の相談者がうつ病の場合ということで、
治療をしていない場合に、どこに紹介すればよいかということから始まり、
具体的な事件を担当するにあたって、
依頼者の主治医の先生とどのように連携をとるか、
精神科の開業医の先生は忙しいので、
どのようなアプローチが親切なのかとか、
診断書の記載についての質問、
サンプル事例では、なぜアルコール依存症とのみ記載されているか、
なぜ、心身症とのみ記載されているか、
うつ病ではなくうつ状態なのか
などなど、疑問を解決するとともに、
問題の所在を抑えて、依頼の工夫を検討するというものです。

4章、5章に御協力をいただくとともに、
1章から3章までも、嘘を書いていないかチェックをしていただきたい
ということが、ご依頼の趣旨です。

とりあえず、今日は、お願いしたい内容をあぶりだしまして、
表現などについては考慮していません。
正式な文書については、
書き改める予定です。
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