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個人情報保護を理由にクラス名簿を作らない学校 [事務所生活]

珍しく朝の連ドラを見ている。ゲゲゲの女房。
水木しげるの娘が、学校のクラス名簿で、
漫画家の娘ということが知られて、いやな思いをしていました。

昔は、親の職業も記載されていて、全く無防備だったと思います。
私は、新興住宅地の学校だったので、
街中の小学校ほど、複雑ではなかったということもあるかもしれません。

自分の子供の学校ではないのですが、
習いごとが一緒のお子さんの親御さんから
妻が聞いてきてびっくりしたということで話題になったのが、

その小学校では、個人情報保護を理由に、
クラス名簿を作らないのだそうです。
連絡網が無いとのこと。

メールアドレスだけ、学校に公開して、
緊急連絡は、メールで行うようです。

おそらく、紆余曲折の上そういう制度にして、
特に支障が無いので、そのままにしているのでしょう。

よその学校のことをとやかくいうのは・・・

ブログだからいいかぁ

先ず、違和感あります。ありすぎです。

おそらく正確には、
個人情報保護のため名簿を作らないではなく、
名簿登載の承諾書をとるということなのでしょう。
(これすら、常々あほらしいとおもっていますが・・・)

加えて、名簿に登載する事項は、
連絡先と親の氏名ということになるのでしょう。

親の職業は、別に必要ではないと、そこは私も思います。

子供が同じクラスになったご縁という言葉は、
今では、はやらないのでしょう。

しかし、連絡先も公表しないというのは、
信頼関係がなさすぎます。

もっとつっこんでいえば、
公的な集団教育の否定にならないかという危惧があります。

子供は、一様に成長するのではないし、
集団の中で成長することも学校教育の目的で、
その中で、親どおしのコミュニケーションも必然的に求められる
場合も生じると思うのです。

要は、問題行動を起こすお子さんがいた場合、
そのご家庭の責任を追及し、善処を求める
のではなくて、
一緒に考えて、みんなで改善を試みる
というのが、PTAの役割なのだろうと思うのです。

集団教育の一つの意味、目的だと思います。
個別教育ができないから集団教育というわけではないはずです。

今、このPTAの機能が発揮しにくい現実がありますが、
ところがどっこい、
今こそこのPTAの役割が必要で重要な時代は無いと感じています。

どうも、学校と親、親相互が、潜在的利害対立が存在しているような
文脈でとらえられているのではないか、
学校も、PTAの役割を、防犯と花火大会くらいしかないと
認識しているのではないかと感じられることが多いのです。

そういう極めて、パーソナリティーの問題を
みんなで話し合うべき場において、
連絡先まで個人情報だから非開示というのでは、
他人はすべからく潜在的利害対立者であり、
協働作業等もってのほかという対応にならざるを得ないでしょう。

学級担任ではさばききれない事情もわかるので、
こういう集団教育の根幹にかかわる部分こそ、
校長、教頭が、親の方を説得するべきだと
思うのですが。まあ、いろいろ事情はあったのでしょう。
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