浮気相手が、自分の妻、夫より、よく見える理由

多くは錯覚です。

自分の妻、夫は、生活を共にするパートナーですが、
不貞の相手は余暇を共有する遊び相手です。

楽ちんです。
責任がありませんから。

嫌になれば別れれば良いし。

不貞に関する事件を見ていると、
浮気をする原因は、
相手を気にいって浮気をするというよりも、
現実の生活から逃げたいということで、
逃げ場所を求めていることが多いようです。

自分の夫や妻に対する不満のケースもありますが、
夫や妻に責任が無いケースも多いように感じられます。

家庭の中に、何か解決不能な出来事があり、
それに対して、当初は頑張っているのですが、
疲れてしまって、逃げ出してしまう。

それだけを見ていると、大変だなあとはわかるのですが、
結局、その困難な状況を、
妻や夫に押し付けて逃げることになるので、
肯定的に語ることはできません。

そして、浮気の相手は、無責任に慰めるわけです。
家庭の中の困難を引き受けるポジッションにはないからです。
安全地帯にいるわけです。

浮気をしている妻は、
結構そのことを自覚しているわけで、
自分の行為の罪の意識が強く、
それゆえに戻れないということもあるし、
精神的に不安定になっていくということも多く見られます。

精神的に不安定になったから
不貞に走ったということも多いようです。

浮気の相手は、おそらく優越感をいだいているのでしょうが、
単なる逃げ場所であり、誰でもよかったことが多いので、
事態を把握すると、第三者からみた場合は、ピエロです。
高額な慰謝料も請求されることになるし・・・

結構それを自覚していらっしゃる方もいて、
あ、失敗したんだなと感じることのできる場合も
あるわけです。

浮気癖があり、
何度も相手が代わるということで、事件が起きたりして、
警察沙汰になった挙句、
結局、今でいえば重篤な統合失調症だったという
ことがありました。

実際の不貞の事件に関わってみると、
浮気は、不健康な出来事であると感じられます。
どういう立場の人に関わっても重苦しい事件であることが多いです。

市井の浮気は、貴族文学とはずいぶん違うようです。