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事件を紹介してもらうことは、こちらは嬉しいことです。 [事務所生活]


弁護士会でも、いくつかの弁護士検索システムがありますが、
基本的には、仕事は、口コミで紹介されることが多いと思います。

ホームページを作ったり、検索に協力したりするのですが、
そこからお客さんが来たりすることは、
実際はそれほどないです。

それらのインターネット関連の作業は、
やれば仕事になるというより、
やらなければ信用されないのではないかという
マイナスからゼロに持っていくための作業ということで、
多くの弁護士は認識しているようです。

ブログだって、結局、
書きたいことを書きたいから書いているだけで、
仕事につなげることを考えて書いていたら、
おそらくつまらない(ますます?)ものになるでしょう。

だから、
お客さんが、知り合いの方を紹介してくださるということは、
弁護士にとって、本当にありがいことなのです。

嬉しいという感情は、
収入ということもありますが、
どちらかというと、信頼していただいたという嬉しさも、
かなり大きなものです。

もう二度と頼むかということだって、
おおいにありうるわけですから。

だから、その事件が、
お金になるならないということは、
嬉しいという感情からは、どうでもいい要素で、
知り合いが困っているので、
とりあえず紹介したから、
あと相談だけでもお願いします
といわれれば、よっしゃあ任せときぃ
とはりきるわけです。

あとは、私と法テラスが何とかするぜぃ
というところでしょうか。

ところで、
もしかしたら、同じ人なのかもしれませんが、
依頼したいと見知らぬ人から電話がかかってくるのですが、
ある人の紹介で電話したのだけれど、
名前は言わないでくれと言われているということが
結構定期的にあります。

かえって気になってしまうのです。
もしかしたら、気を使っていただいているのかもしれません。

ただ、
実は近況が気になっている方がいて、
(ほとんど気になる方が多いのですが)
この方の紹介なのですが、という場合、
その方の近況を聞けたりすると、
とっても嬉しいということも良くあることです。

相談者の方と一緒にいらっしゃって、
変わらないご様子だったり、
とても晴れやかなお顔をされていたり、
元気な様子を拝見すると、
あの時大変だったけど、
良かったですねと心底思います。

ただ、新しい相談者の方が、
どこまで、前の事件のことを知っているか
詳しくはわかないことが多いので、
前の事件のことは、口が裂けても言えないことです。

言葉では交せなくても、
アイコンタクトであいさつし合う喜びといったらないです。

そんなこんなで、
あの時はお世話になりましたということは
おっしゃらなくてよいのです。
お久しぶりです、ご無沙汰してましたという言葉に、
万感の意味が込められることになるわけす。

こちらもお世話になったのだし。

事件はすべて私のかけがえのない財産です。
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