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異常な疲れが3日続いたら命の危険。家族を病院に連れて行きましょう。 [自死(自殺)・不明死、葛藤]

異常かどうか、家族がおかしいと思えば
異常ということでいいと思います。

疲れてると思って納得してはだめです。
疲れていてもそれが続いているのであれば、
対策をとらなければ、
命の危険があることに変わりありません。

亡くなってからでは取り返しがつきません。
「私の為に一緒に病院に行ってください。」と、
無理やり連れてゆきましょう。

食事を2日くらい、全くとらない
風邪をひいて、胃をやられてというなら、
例えばインフルエンザでも、
安静にしていなければ、
肺炎になったり、脳症になったりするわけですから、
また他人にうつしますので、
会社を休まなければなりません。

そういう明確な原因に思い当らず、
3日、ほとんど水分しかとらない
というのであれば、

うつ病ないし他の精神疾患の可能性もあります。
みるみる痩せて行くということは異常です。

食べないだけなら胃がんかもしれませんが、
胃がんなら今日明日死ぬということはないでしょう。

表情が無くなり、口数も少なくなった。
表情を変えるのもおっくうなようだった。
ということを多く聞きます。

自殺される直前の様子を
ご遺族から伺っているときです。

ソファに深々と座り、
食事も、風呂も、布団に寝ることすらできない。
それを見て
「ああ、疲れているんだろうな」と
みなさん、納得されてしまったと
おっしゃって、後悔されています。

これは異常な疲れでしょう。
「疲れたから風呂入って寝るかあ」
という疲れとは異質な疲れです。

本当は、ここまで異常であれば
すぐに、専門医に診察してもらう必要があるはずです。
なんでもなければ、
それでいいわけですから。

それでも、
お話しをうかがった方たちは
翌朝、会社に出勤します。
「会社に行けるなら大丈夫」
ではないのです。

そんなに疲れているのに、
出勤すること自体が、
本当はおかしいと考えていいんじゃないかと
思うのです。

点滴や栄養剤で、
疲労をとったつもりになるのは危険だと思います。
疲労には休息。
異常な疲労には治療が必要です。

会社に行く前に、病院に連れて行きましょう。
家族も一緒に行きましょう。
内科の先生が、
専門医に行ってみてくださいと、
お話しがあったら確実にその足で行きましょう。

テレビを見ていて、
前は一緒に笑っていたようなシーンで、
一人だけ笑わない家族がいたら、
疲れ過ぎていないか、考えてください。

体重が減りすぎていることはないか、
夜中にいつも一人だけ起きているようなことはないか、
いつもできている家事が疲れてできなくなっていることはないか、
自分を責めるようなことをいって謝ってばかりいないか。

死にたいと考えていないか。

心配なら口に出して心配だと言ってあげてください。
なんでもないならいいけれど、
病院に行ってみようと言ってください。

大体、人間が生活していて、
疲れがたまっているということが、
当たり前ではないと
思わなければならないと思うのです。

疲れても、仕事に穴をあけることはできないという考えは、
健康を会社に捧げるということで、
命を会社に捧げるということと同じです。

そんなに疲れさせられて、
会社、職場などなどに、
立てなければいけない義理もないもんだと
せめて頭の中だけでも、
そういう考えもあるんだと入れてほしいと思います。

「いや、俺は、命をささげる、
家族を犠牲にしても、
この仕事の為に生れてきたんだ。」
とおっしゃる方には何も言いません。

私なら、家族を犠牲にするくらいなら、
いつでも弁護士やめます。
それほどまでに
ご遺族の悲痛な様子を
いつも感じています。
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