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25時、27時の退勤時間を入力するとき。過労死の残業時間集計。 [労災事件]

時間入力は、過労死事件でも行います。

出勤時間と退勤時間を入力して、
休憩時間を1時間一応ひいて、
その日の労働時間を出します。

7日ごとに労働時間の合計を出し、
そこから40時間を引いた時間が、
過労死でいう残業時間となります。

これを1カ月ごとに集計し、
被災前1カ月の残業時間が
100時間を超えたり、
半年の平均が80時間を超えると、
過労死と認定されやすくなるわけです。

なかなか、1日の労働時間が把握できない場合もあり、
苦労するところでもあります。

最初エクセルで計算してたんです。
時間の計算は、一工夫必要で、
書式をいじらなければならないのですが、
過労死事案は、むしろ電卓の方が早いということに
気がつかされました。

24時で終わらないからです。

女性の自殺が労災と認定された事案で、
午前1時過ぎと3時とか、
タクシーの領収書が出てきたため、
労働時間が把握できたのですが、
翌日になってしまうので、
入力しようがないんです。

仕方なく、25時とか、27時とか入れるとエラーになる。
時と分を切り離して計算し、集計し直すという
面倒なことをやらなければいけなかったことを覚えています。

最近は、もっぱら電卓、手書きです。

日本の過労死は、
コンピューターソフトもはねつけるほど
すさまじいということになります。

この労働時間の集計表を作る時も
やっぱり息苦しくなります。

この時はまさか死ぬとは思わないで、
日常的な感情をもちながら、
生きていたのだろうけれどと

色々な資料でリアルさがますほど、
その人の時間が
停まってしまうというか
透明になっていくというか、
独特の息苦しさを覚えるのです。


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