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こういうとき、こういう相談窓口その3 多重債務、特に自己破産、あきらめないで [民事・消費者]


多重債務であれば、どの弁護士会に行っても
相談窓口があり、
仙台弁護士会のように無料相談コーナーもあるので、
そちらを紹介されることとなるでしょう。

大抵の多重債務は、大抵の弁護士ができますので、
それほど、迷わなくても、
大抵は解決します。

だけど、
弁護士や、司法書士と
1対1で、向かい合うのは怖いとか
気後れするという場合もあるし、
多重債務は、債務整理や自己破産だけでは、
解決ということにならないので、
根本的な生活相談もしたいとなれば、
債務者に向き合った団体に、
先ず相談することが必要となります。

全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会
被連協と呼ばれる組織があり、
各地域に加盟団体があります。
http://www.cre-sara.gr.jp/kamei.html

ここの相談役はみんな偉くなってしまいましたが、
会社を念頭に置いていた破産制度を
消費者の自己申し立てに転用し出した先生もいらっしゃったり、
私は大ファンです。
現在の日弁連会長や、仙台弁護士会会長も
名前を連ねていらっしゃいます。

仙台では、青葉の会という団体が加盟しています。
私的団体なのですが、
地道な活動が功を奏し、
要領の悪い弁護士だけでなく、
司法書士の先生もどんどん入っていらっしゃったころから、
自治体なんかでも紹介されるようになっていったように
記憶しています。

半ば公的な団体となっています。
私が弁護士になった頃は、
大体の新人弁護士が、
世話人に名を連ねるような、
そんな雰囲気もあり、
債務問題の弁護士の学校
みたいなところでもありました。

私の頃は、
債務整理で儲けるという発想がなく、
ほとんど苦行のような状態でした。
そのなかで。
生活が立ち直ったとか、
もう自殺を考えないとか、
そういう話を聞ける喜びだけでやってましたから、
青葉の会の望年会(忘年会)とか、
花見の会に出るのが楽しみでもありました。

いつしか、
相談会にもメンバーとして呼ばれなくなり、
数メートルのところに事務所がありながら、
足が遠のいて、
その後しばらくしてから、
過払いバブルという言葉を聞くようになりました。

どろどろのぐちゃぐちゃな債務整理ばかりを
担当してたものにとっては
未だに
借金をウリにしている法律事務所があることが
(テレビ宣伝までする事務所があることが)
不思議な気持ちがあります。

それはさておき、
こういう事務所の中には、
過払い事件以外受け付けないところもあるようです。
きちんとやるところもあるので、
一概には言えません。

ただ、生活の相談までは、
今後どうやって多重債務に再び陥らないようにするか
などということは、
やらないところが普通です。

被連協は、
債務整理は、弁護士、司法書士が担当しますが、
生活のこととか、
根本的な問題も相談に乗ってくれます。

青葉の会の母というべき人が、
精神的にドーンと支柱となっており、
ボランティアの人たち、
過去に債務問題を解決した人たちが、
勉強会や相談会で、活躍されおります。

ところで、
自己破産なのですが、
根本的な破産法を知らないと、
表面的な収入があったり、
借り方に問題があっただけで、
自己破産は無理だと言われるケースが
結構あるようです。

私が担当した自己破産だけでも、
結構他でだめだと言われたのですがと
そういうケースが結構ありました。
法律わからないで、社会常識だけで
法律相談を行う「法律家」がいるようで、
困ったものです。

照会した団体の法律家は、
先ず、生活状況をうかがい、
破産の必要性があれば、
その方向で頑張りますから、
なんとかしようという気になっていますから、

あきらめないで相談してみていただきたいと
思います。

青葉の会で教わったことの一つに、
「お金の問題は必ず解決する。」
という金言があります。



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