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進化論というか、適者生存というか、すべての人間に意味があり、価値があるということの前段 [事務所生活]


何年前のことか忘れましたが、
ボランティア活動で、
微生物の研究をされていた先生の
お話を聞かせていただく機会がありました。

こんなブログに紹介させてもらうのも
申し訳ないほど偉い方のようです。

学者然としているというのでしょうか、
穏やかな、誰の目からも立派な方だと
一目でわかる素晴らしい先生でした。

記憶が曖昧なのですが、
少人数で会議か何かをしていて、
先生がお話をされていたのだと思うのですが、
私は、なぜか、一人でお話をうかがっていた
という記憶があるのです。

大変という言葉がふさわしいほど
大変興味を抱くお話しで夢中に聞いていました。
主観的には一対一で聞いていたような
記憶の錯覚なのでしょう。

進化論のお話しでした。

例によって、私が理解した内容でしか
お話ができません。
誤解もあると思いますので、
お断りしてはじめます。

大体見当がつく話でしょうが、
進化は個体で成立することではないということが
まず最初です。
ある時、象の先祖の鼻が伸び出し、
その子孫たちが増えて行った
ということではない。

無数の、多様な種類の生き物があり、
環境の中で、
環境に適合しないものは滅びて行き、
環境に適合する遺伝子をもつものが生き残って行った
それは、何千年、何万年という
気が遠くなるほど長い年月を経て、
少しずつ淘汰されていったということらしいのです。

イメージ的には、
赤潮のような異常に発生したプランクトンのように
無数の種類の生き物がいて、
それぞれが、少しずつ特徴というか違いをもっていて、
それぞれが生息している環境の中で、
環境に適した特徴のある種類が
より多く繁殖を成功させていくわけです。

(ただ、食物連鎖という概念があるように、
色々な方法で、環境に適応すればよいというか、
環境に適応する方法が色々あるのでしょう。)

象で言えば、
鼻が長めの方もいれば、
鼻が短めの方もいた。
太めの方もいれば、
スリムな方もいたのでしょう。

だんだんと
小柄だったり、皮膚が弱かったり、
鼻が短めの方たちは、
環境に適応しないものだから、
その数を減らし、
大柄で皮膚が強く、鼻が長い方たちが、
主流となり、
いつしか種の特徴となるほど
絶対多数になって行った
そして象という種が完成した
ということになるのでしょう。

最近の遺伝子学では、
ウイルスが重要な役割を果たしている
という考えが主流のようですが、
おそらく、切り口、視点の違い
なのではないかという
無責任な解釈をしております。

何が言いたいというか、
この話が、明日以降の話の前振りとして
避けて通れない話なので、
押さえておきたかったのです。

いっぺんに書くと果てしなく長くなりますから。

結論を乱暴に書くと、
今残っている種は、
環境に適合したことにより、
生き残っている種ということになるということです。

一言で言えば幸運ということになると思います。

人間も同じだろうと、

今生きている我々は、
環境に、自然環境、社会環境に
適合した種であるということです。

すべての生きている人は
選ばれた種類の人間だということです。

それぞれの人間のもっている特徴は、
それぞれに意味があるということです。
生き残るだけの価値があるということです。

宗教じみた話になるのですが、
昼からずっと地震が続いている宮城県で書いているので、
生き死にを感じているのでしょうがないと
笑ってお許しください。

それぞれの人間の特徴、
すべての人間とはどういうことかを
次回になるか、そのうちお話しを進めたいと思います。


(ちょっとメモ
埋没志向という言葉は、
群れの中で折り合いをつける遺伝子と置き換える。)





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