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職場に行きたくない、パワハラを受けているかもしれないと感じている方へ 同僚の方にも [労災事件]

私が聞いていると、
ただ、いたぶっているだけだろうそれは、
と感じる上司の言動も、

実際にパワハラを受けている人は、
徐々に、まともな話として受け止め、
いつしか自分が悪いと思うようになるようです。

例えば、
検印の為に上司に書類を提出するとき、
「お前、始業直後に持ってくる奴があるか、
この時間、お茶を飲んで、部屋の様子を見てから
俺が仕事を始めるのをいつまで経ったら覚えるんだ。」
「こんなの、俺の孫だって知ってるぞ。」
なんて言われているとします。

私が聞けば、
お茶だろうと何だろうと、
そんなところまで部下が気にする必要はない。
飲むときと飲まない時があるだろうし、
だいたい部下は孫じゃないんだから、
そこまで気を使う必要無し
と即断できる話です。

ところがこんなことを、毎日毎日繰り返されるものだから、
自分が観察力が無いのか、
自分は配慮の足りない人間なのか
と思ってくるそうです。

そんなことはありません。 ただの言いがかりです。 貴方は判断力が鈍ってきているのです。 一種の洗脳です。

部下に説明をさせないというのも
パワハラ上司の特徴です。
自分の言ったことを、否定されると考えるから、
それは言い訳だと言ってのけます。

言い逃れと言い訳は違います。 説明とこの場合の言い訳は同じです。 説明は何でも言い訳といえるのですが、 説明は悪いことではなく業務上必要なことです。

また、パワハラ上司は、
長時間ねちねちといたぶり続けます。
具体的なミスに付け込んでという感じです。
具体的なミスに具体的な指示をして終わりではないのです。
夫婦喧嘩のように、何年か前に事をほじくり出して、
一事が万事とか言っているようです。
上司は、ミスの改善方法を具体的に指示するべきです。 5分を超える説教と、過去のほじくりは、 単なる嫌がらせの可能性があります。

パワハラ上司は、その人にとって不可能と思うことをやらせます。
若手の人であれば、
パソコンを使わないで始末書を書かせ、
訂正印を認めず
一文字でも間違いがあれば、全部書き直しです。

逆に年配の人であれば、
パソコンを使えるようになった方がいいとか言って、
パソコンで書かせているのです。

若い人は、ああ反省だから手書きかなとか思うわけです。
業務上は、内規が無い限り、
効率ということも考えなければなりません。
要は再度誤りを犯さなければよいのです。
誤字脱字等形式を気にしすぎると
実質が失われていきます。

要は嫌がらせなのです。

なんか、言われ続けてくると、
どうやったら言われなくなるかという発想になるのは
情において理解できます。
しかし、それが洗脳なわけです。
いつしか、上司の価値観に追随していきます。
仕事上何の意味もない追随です。

そうして部下は、何も語らくなり、沈黙を好むようになります。

上司は弁が立つということも錯覚です。
身分の上下をいいことに、
部下に説明を許さず、とうとうと話を続けるということは、
弁が立つのではなく、 相手の弱点を探し、どういったらより傷つくか 試しながら話しているだけの 性格、人格が異常というだけです。

また、パワハラ上司は部下同士を対立させようとします。
連帯責任という言葉が好きで、
同僚を叱らせようとするわけです。
自分が反撃されるのを実は恐れているわけです。

同僚の前で嫌味を言い続けます。
これが非常につらいことです。
言われている方は、これまで長年築いてきた人間関係を
一気に失うと感じるそうです。

大丈夫、同僚が助けてくれなくても、 同僚は、あなたが悪いのではないということはわかっています。 洗脳を受けるくらい近い所にいるあなたよりも 少し離れた同僚の方が、 パワハラの理不尽さをよくわかっています。

だから、
信じられる職場の同僚に、 愚痴をこぼすことは大変有益です。 愚痴をこぼす人がいるかいないかで、 うつ病や自殺のリスクが大きく左右されるようです。

同僚の人も、 直接助けてあげることができなくても ただ声をかけて、 愚痴をきいてあげるだけでも 大変な助けになります。

どんどん言葉で愚痴を言ってください。
どんどん愚痴を聞き出してあげてください。
あなたは悪くないよと言ってあげてください。

パワハラ上司は、
何か決めるときは休みでも相談してからにしろと言いながら、
実際に相談すると休みなのになんで相談すると言い、
では決めごとをすると何で相談しないと言い、
いずれにしても不可能を強いるわけです。

それは不可能なことを強いるいいがかりだと
一緒に起こってください。
パワハラのターゲットは、
できない自分が悪いと思っているのです。

誰も話ができる人、愚痴を言う人がいない場合は、
弁護士など守秘義務のある人に話をしてください。
過労死弁護団、労働弁護団等専門家集団は、
そういう事例をたくさん見ていますから、
お話の内容をすぐ理解するでしょう。

無料の電話相談も良く行われています。
パワハラの話は労災問題なので、
私の事務所は初回相談は無料です。
(何回目まで「初回」かはケースバイケースです)

弁護士はどうもというのであれば、
これは人権問題なので、
法務局の人権相談に電話することも、
最初のとっかかりとしてよいと思います。

そうして、こういうパワハラを受けていて
上司が能力があるのに自分はできない人間だと
思わされているような場合、
医師による診察が必要な場合があります。

弁護士や専門家が治療のアドバイスをした場合は、 本当に病気になってしまわないように、 精神科医の診察を受けてください。

本当は労働組合があって、
面と向かってやめさせることが理想ですが、
なかなか事情があるところがあるようです。

録音テープを突きつけて
裁判等を起こすという荒療治が必要かもしれません。

うつ病になったり自殺してからでは遅すぎますし、
嫌がらせをされるために仕事をしているわけではないのですから、
これを放置することが、
明日は我が身なのです。

でも
現実はかなり難しいことのようです。
パワハラ上司は、自分の上司が来ると
一瞬で手のひらを返して、茶坊主になります。
顔つきまで一瞬で変わる俊敏性があります。

言いつければ、どこまでも探し出すということを公言しているわけで、
録音でも取らない限り、
なかなか証拠を残しません。

前にパワハラGメンを創設するべきだと書きましたが、
今でもそれは必要だと思います。
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コメント 8

塙美由紀

地方公務員でパワハラからうつ病になり90日の療養休暇中です。読ませていただきましたが、まったく当てはまるので驚きました。
by 塙美由紀 (2013-09-08 22:37) 

石田覚

毎日に近いくらい性格のことを言われて大変です
by 石田覚 (2013-12-18 19:16) 

佐藤正子

私も組合事務所で壮絶なパワハラを受けてます。そして隠蔽しようと私も殺されてしまう。もう初日からですがそのレベルです組合は、確かに組織によっては違うでしょう。自殺以外ないのではないでしょうか
by 佐藤正子 (2014-01-05 22:16) 

ドイホー

佐藤様、皆様、お電話ください。私でなければ、労働弁護団、過労死弁護団にお電話ください。必ず、解決する方法があります。世界の圧倒的多数は、あなたの味方です。あなたを追い込む人は、職場のひとにぎりの人間だけなのです。
by ドイホー (2014-01-06 08:57) 

ルナルナ

今の私の状況にまるっきり当てはまりました。ビックリです。パワハラに当てはまるかそうでないかギリギリの線で毎日ビクビクしながら働いています。心の病院にも通ってます。だからといって今の職場を辞めるつもりはありません。でも相談できる人もおらず、心が折れそうです。
by ルナルナ (2014-01-16 20:13) 

ドイホー

ルナルナ様
パワハラになるかならないかということを気にしなくて良いと思います。大事なことは、今あなたが理不尽な思いをしているということだと思います。最初から、あなたのために戦ってくれる人を探すことは難しいかもしれませんが、愚痴を聞いてだけもらえる人から探しませんか。労働弁護団は、最寄りの地域で、無料電話相談を行っています。聞いてだけもらっても良いと思います。

by ドイホー (2014-01-20 12:05) 

PECO

公務員のためどこまで話していいのか…朝10時とかに会議を入れると、朝は身体がつらいのになぜ会議を入れるのかと言われました。

残業だって好きでやっているわけではないのに、本人の自己満足の問題だから好きでやっているのをダメとは言えないからとか、そんな仕事がある訳がないのに時間内に終わらせられないほうが悪いなど、評価する側がそう言っている以上私はどうしたらいいか、涙が出ます。

過労の診断で何日間か休みたいと言えば、話をしようと思ったのに何で休んだと怒られ、本当に毎日仕事になんか行きたくありません。

特殊な職場環境で参っています。
by PECO (2015-02-11 15:03) 

ドイホー

気休めにもならないかもしれませんが、自分を大事にすることから始めないと、世の中は良くならないと、最近感じます。診断書と一緒に有給届や休職届けをだしてしまうとか、休暇取得の通知を弁護士や労働組合に依頼するとか、とにかく休んでいただきたいと思います。
by ドイホー (2015-03-04 22:03) 

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