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マンションの中層階の壁の被害、修復のための時期とリフォームインフレの監視の必要性 [災害等]

マンションの中層階と高層階の格差というのがあるんだそうです。

自宅も事務所もマンションなのですが、
確かに特定の階に被害が集中しているのです。

もっとも、
柱とか梁とか建物の主要構造部に
今のところ被害が無い場合の話です。

特定の階の、雑壁に
ひびが入ったり、血管が怒張したような筋が入ったり
しているのです。

先ず、大きな地震でマンションが揺れているところを想像してください。
手でこんにゃくを立てて持ってゆらしてください。
手から3分の1くらいまでは、比較的まっすぐでしょう。
上から半分くらいもまっすぐでしょう。
下から3分の1から半分のところが前後に曲がって
揺れていると思います。
ここが被害の大きな中層階らしいのです。

次に、壁の亀裂ですが、
大抵は構造と関係ない雑壁なので、
亀裂があるからと言って建物が壊れるということは無いようです。

しかし、見た目は悪い。
確かに自分の家の玄関のわきに亀裂が入っているのは
いやな気持になるでしょう。
早くなんとかして欲しいものです。

これも、実は計算された被害で、
主要構造部である柱や梁に
過重な負担がかからないように、
あえて、雑壁の強度を強くしないということらしいのです。

筋交い(バッテン)のように亀裂がはいるのが、
理想形の亀裂なんだそうです。

要するに中層階の被害は、
高層階を含めてマンション全体を守るための被害なので、
修復はマンション全体で取りかかることが
当然だということになりそうです。

ここで問題なのは業者がいないということです。
1件だけの仕事を請け負うためには業者は来ない。
被災地の仮設住宅を作っているか、修理をしているようです。
しかも、関東方面からきているようです。
宮城県では仕事の無い人もいるのになんかもったいない。

仙台市内のマンションの修復工事は
9月くらいにピークになりそうで、
しかも、かなり高額になりそうなのです。

地元業者がなんとか、震災被害を挽回しようと
がんばっているなら、リフォームインフレも
まだ我慢できるかもしれませんが、
被害の無いところからきて、
相場より高い代金をとられると思うと納得できない。

物価統制というか、監視が必要なのではないかと
ちょっと耳にしたので、ご報告ということで
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