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続・思い込みDV 思い込みが成立する条件 [家事]

「思い込みDV」という言葉は、結構実感を持って受け止めていただける方が
多くいらっしゃり、ネーミングとしては良かったみたいです。
2年ほど前の「復興過労死」に次ぐヒットでした。

書き出しはこうですが、今回はどす黒い話になります。

思い込みDVは、通常の夫婦の日常の範囲内の軋轢であるにもかかわらず、
あたかも、暴力暴言で、人格を否定され続けたような
精神的打撃を受けて、精神症状が出現している類型をいいます。
詳しくはこちら
http://www001.upp.so-net.ne.jp/taijinkankei/omoikomi.html

多くのケースでは、どのような暴力、暴言かという質問しても
具体的に思い出すことができません。
特に配偶者が暴力暴言に至った経緯について
全く思い出せません。

それでも、多くの裁判例で、
妻が離婚の意思が硬いので離婚の判決、
子どもは母親が親権取るべきだ
と、実態を吟味しない結論が横行しています。

上記ホームページでは、
加害者がいないのに、追い詰められていく理由、メカニズムを
検討しています。

少し補足をしなければならないと思います。
まず、通常の精神状態では、思い込みDVは成立しにくいです。
いろいろな条件があるように思います。

思い込みDVと思われる事例を何件か見ていると
ある共通点があります。
一つは、出産後1年から2年の間にパニック症状がピークになっている。
特に第2子出産後に多いということです。

2歳という最初の自立が始まる時期ということもあるそうなのですが、
私は、母親が不安を感じやすく、傷つきやすくなっているように思います。
あるいは、鋭敏化によって、脱馴化が起きているような、
あるいは、コルチゾールの分泌が低下しているような、
特に理由もなく、不安とか、孤独を感じやすくなっているようです。

このため、些細なこと、今までは気にしなかったようなことで、
自分が家族から疎外されているような気になったり、
子どもを通じて非難されているような気になったり、
傷つきやすくなっているようです。

このため、認知に歪みが出ているように感じられます。
そのような知見はないでしょうか。

次に、不思議なことなのですが、
結婚前は、自分の親、特に母親と折り合いが悪く、
結婚後は夫の実家に同居したり、夫の実家の近くに住んでいる
というケースが多いです。

結婚までは折り合いが悪いのに、
出産後、自分の親が尊重されていない
という気持ちに、折にふれて、感じているみたいです。
あたかも、自分の現在の境遇と
自分が親に対して行ってきたことと
重なり合って感じているようにも思えます。

3番目としては、
周囲に、夫と分かれるようにアドバイスする人しかいない
ということがあります。
「考えすぎじゃないの?」という人はいないようです。
別れたほうがいいというアドバイスは、よく受けているようです。
真実かどうかも吟味せずに、真に受けて、
無責任に夫の悪口を一緒になって言う人が確認できます。

そう言う人は、感情的になっている人に、迎合しているだけです。
小学生のいじめは、そうやって始まります。
いじめのリーダーが、自分を一番に扱わないターゲットに対して
泣いて抗議をするわけです。
取り巻きは、泣いている方を庇い、
何にも悪くないターゲットに対して、
「どうしてあんたが?」というくらい容赦ない攻撃をはじめるわけです。

離婚しても、執拗に夫の動静を観察し、
妻の怒りに油を注ぎ続ける人までいます。
言わなくてもいいでしょう。本来ならば。

この人たちは、子どもの将来のことなど
爪の先も考えていません。
離婚後の母子の生活についても
全く考えておらず、援助する気などさらさらありません。

妻は、病的に不安を感じやすい状態ですから、
この不安感を肯定されることが心地よいのです。
やっぱり離婚しかない。私は虐待を受けていたと
自然に考えていくようです。
それは虐待だ、それも虐待だと言われるのですが、
いざ、調停を申し立てようとすると、
それが虐待なんですかと聞かれます。
あなたが苦しんでいるんだから、暴力があったのではないですか?
と聞かれると、そういえばと断片的な話をして、
それが大げさに主張されるわけです。
裁判所も、どう考えてもリアリティがないけれど
妻側の精神的な問題を感じ取って、
ああ、DVがあったんだなかわいそうにとなるわけです。

第4にというか、第3にの続きというか、
この第三者の中で、問題が大きと思うのは、
妻の両親です。
妻の話を鵜呑みにするのは、まあ良いでしょう。
病的に不安になって、傷ついているのですから、
それでこそ親という気はします。

問題はそのあとです。
夫に、何も確認しないのです。
夫と会話ができないのです。
それでも孫の前で、孫の父親の悪口を言うのです。
意味がわかりません。

娘の話を鵜呑みにしたならばこそ、
親なんだから、説教してやろうという気持ちに
どうしてならないのでしょう。

孫の前で、娘と一緒になって、
夫の悪口を言いまくっているようです。
いじめのリーダーの取り巻きの小学生みたいです。

一つは、それまで、疎遠にしていた娘が、
初めて親を頼ってきているということが嬉しいのかもしれません。
善意に解釈するとそうなるのかもしれません。

しかし、
夫と対決しない妻の両親は、
孫と娘を自分の老後にそなえて
手元に置いておきたいだけなのではないか
という疑念がどうしても拭えません。
特に、
孫の父親の悪口を、孫の前で語る人間は、
犯罪的であると断言したいです。


もっと過激な、どす黒い気持ちですが、控えます。

その結果、孫が、父親と会えなくなり、
見捨てられ感が強くなり、自己肯定感が低下し、
母子密着、相互依存が強くなり、
自分というものを見失い、
同い年のこの中で浮いた存在になったり、
母親の要求通り、自分を見失いながら勉強や習い事をやって、
無理な要求の結果、当然に挫折したり、
引きこもりになったり、自死を企図したりしても、
何にも感じないのかもしれません。
何も責任は取れません。

そんな孫の将来、孫の一度きりの人生よりも、
自分の老後を優先しようとしているのでしょうか。

一生の問題です。知らなかったでは済まされません。

双方の両親は、孫のために
二人を話し合わせるべきです。
妻が、パニック症状を起こすならば、
自分たちが代わって話をするべきです。

夫にいたらないところがあれば教えてあげればいいのです。

私の知っている妻の両親は、
憎い孫の父ですが、
父と孫との面会交流に、
娘の代わりに、孫を連れて行かれています。
孫が、父親と面会して喜んでいるのを目の当たりにして、
自分の感情を必死になって抑えていらっしゃいます。

とても尊敬できるお二人です。

平気で、孫と孫の親を引き離すことは、
人倫に反するのだということを
社会の常識、道徳にして欲しいと思ってやみません。




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コメント 3

蟹安海苔

上手く現状や手口をまとめてますね!
by 蟹安海苔 (2014-02-14 22:52) 

しゃけ父

思い当たることばかりで胸が痛いです。

でもまあ、思い込みDVって、すごく誰にも迷惑で、
とくに子供の被害が尋常ではないです。これを
助長している行政の責任は大きいと思います。

行き着いた「思い込み」は妄想と変わりません。
それを信じこんでしまっている段階で、すでにパラノイアでは。
これはむしろ司法ではなくて医療の範疇のようにも思われます。
by しゃけ父 (2014-03-05 20:11) 

ドイホー

子どもの観点で
問題解決が図られるべきですね。
by ドイホー (2014-03-06 08:38) 

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