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まっさんの視聴率が低下した原因、20%を割った理由 「ええーっ!」対人関係学的観点から [閑話休題]

本当は期待していたのです。
竹鶴政孝の半生を描くドラマですから、
ウィスキー好きの私にとっては垂涎もので
なべ屋がポットスチルを製造するというところなんかは、
一人興奮しているわけです。

ところが、世間的には、これまでの
あまちゃんからの視聴率を割り出したということで、
原因があれこれネットの話題になっているようです。

この原因談義に、対人関係学的観点からも
参戦しようとしているものです。

原因は、ズバリ、大声だと思います。

ええーっ!は、毎回出てきますが、
特に主人公が大声で、声を枯らして叫んでいます。
肯定的な怒鳴り方ではなく、
抗議だったり、相手を否定するような怒鳴り方です。

対人関係学的にいえば、
怒鳴るという危機感に基づく感情
自分の人格などを否定された時に感じる疎外感
大声を出すということで相手の思考を停止しようとする行動
これから起こるかもしれない暴力などの危機的状況

これら負の感情を
意図していないのに、自然に感じ取って
無意識に、共感、共鳴してしまっている
と説明します。

もともと、大きな声は、
危険を知らせる信号だったのでしょう。

そうして、朝から、待っさんが怒鳴るたびに
傷口を広げられたような気持ちになったり、
抑圧された閉塞感を感じたり、
女性なんか特に怖いという気持ちになることと思います。

こういう思いをするならば
なんとなく聞きづらい、観づらい
という気持ちになっていくのは当然でしょう。

あまちゃんは、驚くとき「じぇじぇっ!」でしたよね。
必ずしも否定的な状況で驚いてもいなかったわけですが、
非日常的な「じぇじぇっ!」を聞いても
そのような負の共鳴力、共感力は湧いてこなかったと思います。

アンと花子も、あまり怒鳴るシーンがありませんでした。

二つの番組とも、女性が主人公だということも
関係していると思います、
少なくとも怒鳴るキャラクターではなかった。

このように、対人関係学では、
負の連鎖というものが起きるのだということを主張します。

これは、いじめやパワハラを直接受けていなくても、
頻繁に目にすること、特に被害者が苦しんでいる時に、
目撃者に負のダメージを与えます。
加害者ですら潜在的なダメージを受けると考えています。
人が疎外されていることを体験することで、
徐々に、自分も大切にできなくなってくる、
潜在的な自死の能力が高まる
というふうに考えます。

そうやって考えると、本当に毎回毎回
主人公を始め、誰かが怒鳴っています。
ウイスキー製造の話でなければ私も見ないでしょう。

どなることをやめて、
高視聴率となることをお祈り申し上げます。
ウイスキーを飲むたびに耳鳴りがしたのでは
ちょっとねえ。



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