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理由なく気に食わない場合のその理由、相性が悪いとは、人間関係克服方法 [労務管理・労働環境]

パワハラの要因を以前書きましたが、
人間関係という要素も確かにあるようです。

自分にも覚えがあるのですが、
なんとなく気に食わなかったり、
ああ、気に入らないと思われているのだろうなと
感じることがありますよね。

理由がある場合もあります。
よくわからないけれど攻撃されて来たり
嫌なことを言われるという場合とかです。

これに対して
なんか理由がわからないのに
イライラしたり、攻撃されたりということがあると思います。

実は、これは、理由がないのではなく、
理由が自覚できないのです。

過去の記憶が悪さをしているのです。
過去に、自分が嫌な出来事があり、
その相手に、気に食わない奴がどこか似ているのです。

ただ、その記憶は、はっきりと言葉で言えるものではなく、
敢えて言えば、体で記憶しているので、
自分では説明できないのです。

記憶というものは、
例えば、危険な場所を記憶して、
危険な場所に近づかいないという役目があります。
危険な人であるという記憶は、
その人と関わらないようにしようとするわけです。
生きるための仕組みです。

だから、
過去に、意地悪をされた人と
顔のほくろの位置が似ているとか
唇の形が似ているとか、

過去に、暴力を振るわれた人と
匂いが似ているとか
髪型が似ていると

それを体が覚えており、
オリジナルの加害者や被害の内容を忘れていても
体が記憶しており、
あたらしいその人に対して、
危険な人だと脳に教えてしまうのです。

そうすると、脳は勝手に反応してしまうわけです。

最初は些細な反応でしょう。

紹介されたとき、わずかに視線を外してしまったとか、
ほくろの位置をじっと見てしまったとか、
言葉が出なかったとか。

こういう些細な反応を受け止めた相手が、
対人関係上の危険を感じてしまった
要するに、こいつは自分を仲間として認めないそぶりをした
と感じてしまうと(これも無意識であることが多い)
さらに、危険に対する反応をしてしまうわけです。
今度は、少し大きな反応になります。

くどくなってきましたが、
そうすると、今度は本人が相手の攻撃意図を感じ、
さらに危険に対する反応を強めていってしまい、
やがて、相性の悪い人
ということになってしまうのです。

危険に対する反応は、恐怖と怒りなのですが、
上司と部下、医者と患者、弁護士とクライアント
なんていう優位性がある場合は、
個性にかかわらず、怒りの感情が出現する危険が高い
ということになります。

では部下は委縮していくのかということですが、
これは個性によって、上司の小人物性の反応によって
逆に怒り(複雑な形になるでしょうが)になる場合もあります。

上司は、社会人としての先輩であり、
組織の中で役割があるのですから、
このような人間関係の解消に努めなければなりません。
どうするか。

原因が、意識下の記憶にある場合には、
実は克服法があります。

意識下の記憶ですから、
記憶の正体、オリジナルエピソードを探すことは困難です。
もし見つけたとしても、記憶を消すことはできません。

正解は、
現代のPTSDの治療方法と全く共通しているのですが、
その人は安全だという新たな記憶を積み重ねていくこと
つまり、安全だということを学習することが
最も効果的だということになります。

気に食わない人こそ、積極的にかかわり、
長い時間を共有することです。
意識して、その人の行動、考えを尊重することです。
反対するときも、賛成する部分と反対する部分を分けて
全面的な否定にならないように心がけましょう。

企業の規模や、その人間関係の重要性によっては、
労働時間内に、そのような交流を進める工夫も必要でしょう。

これを、会社など組織のためでなく、
自分たちのためであると把握するならば、
勤務時間外に、アルコールの力を借りるということが効果的です。
アルコールは、危険意識、反応を鈍麻させる力があります。

また、この場合、あまり無理して話す必要もありません。
白けても何でもいいのです。
安全だという意識が芽生えればそれでよいのです。

これは、夫と妻の父の場合も応用が利くように思えます。

女性はどうかというと、
アルコールに警戒感を持つことがあるという理由もあります。
アルコールの効果で危機意識が高まるという実態もあるようです。
飲みなれない人に飲ませることも含めて、
逆効果の危険があります。

自分の警戒感を解けばよいのであって、
相手に飲ませる必要はそれほどないと
心得たほうが無難なようです。

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