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なぜ仲の良かった夫婦が子どもが生まれると喧嘩が多くなるのか [家事]

あくまでも、普通の夫婦の話です。

子どもがいない二人きりの時は、
相手一人だけを気づかえばよいですし、
相手一人から評価されればよいですから、
すべて、相手が喜ぶことをして
相手の機嫌が良くなれば
自分も居心地が良いチームでいることができます。

まあ、多少のことは気になりません。

ところが、子どもができると
三者関係ということになってしまいます。

自分が評価されてうれしい相手が
妻や夫ではなく、
子どもに移ってしまうことがあります。
これは無意識の話です。

「自分が」子どもに好かれたい、喜ばれたい。
になってしまい、
「自分たちが」子どもに好かれたい、喜ばれたい。
とならないことが問題です。

これが、3人の中ではまるっきり違います。

例えば夫の方が、家事、育児が得意で、
妻より上手にできるという気持ちが強いと、
微妙に、優越的感情がにじみ出てしまうようです。
妻は、ラッキーと思う人ばかりではなくて、
逆に対抗心をもってしまい、
相乗効果ではりあってしまう
ということがあるようです。

妻が、「楽できてラッキーという性格」でなければ、
妻を立てて、自分は補助みたいな態度でいることが
丸く収まるようです。
どうしても、いろいろやりたいなら
わからないように掃除をしたりしてればよいのです。
優越的力を示そうとしていたら
要注意です。
妻から、「いわれなければやってくれない」
とか、小言を言われるくらいでちょうどよいようです。

「楽できてラッキー」の人にはどんどんやりましょう。

大事なことは相手に合わせて、相手が喜ぶこと
これが真実だということです。
どこかの広報のように
どこの家庭もこうあるべきだ
というようなコンセンサスなどありません。
真に受けて、家庭がぎすぎすしだすということはよくあることです。

あるいは、
妻が、あまり子供に愛情をもっていないのではないか
という不信感を持つと、
半ば、「こらしめてやろう」という気持ちになり、
嫌味が多くなり、知らず知らずのうちに排除が始まります。
相手も不信感、疎外感を感じてしまいます。

自分の産んだ子は、自分の体の一部だった存在です。
自分の体を大事にするように
子どもを大事にし、執着しています。
これは男は実感しにくい、
それこそ絆のようなものが確かにあります。

概ね大丈夫です。

ただ、自分を大事にできなくなっている場合、
子どもも大事にしないという現象はあるようです。

また、
愛情ということは、
人のとらえ方それぞれですし、
どういう愛情の在り方が子どもに一番良いのかは
よくわかりません。
とにかく一緒にいるということが一番です。

自分にも覚えがあるのですが、
最近のお父さんは、母親に対する要求水準が高すぎる
ということがあります。

人間の子どもは、脳の構造からして
母親がだけが育てるのではなく、
群れが育てるようにできています。
群れに育てられるようにできています。
無茶な母性神話は、非科学的で有害です。

一緒にいるならばそれが一番です。

いろいろな人に相談して
一番緩いところが正解かもしれません。

ただ、子どもが生まれると
どんなに仲の良かった夫婦も
子どもを一番に考えるあまり、
パートナーと敵対することは、
むしろ自然なことのようです。

人間は群れを作る動物で、
群れを大きく強くしようとする傾向をもっています。
これは無意識の世界です。
群れを強くするということは、
群れの頭数を減らさないで増やすということだと考えてください。
そうだとすると、
トップを太らすよりも、
一番弱い者を大事に守るということが有効となります。

本能的に、一番弱い者をかばうという行動をとってしまうわけです。
そうしたくなってしまうわけです。

ところが、
受験戦争だったり、就職活動だったり、
出世争いというよりリストラ回避の生き残りという
争う人間関係の中で、
弱い者をかばうということが否定的な評価を受けることになります。
なかなかやれなくなるのです。

そういう優しい人々が
誰からも文句を言われない
子どもを大切にする
弱い者を守る
という本能を全開にしてしまうと、
勢いパートナーを攻撃してしまう
という馬鹿な事態になっているようにみえます。

自分の思い通りの子育てをしたところで
子どもが完璧に育つわけではありません。
その犠牲がパートナーとの不仲ならば、
子どもは、ぎすぎすした環境で育つのですから
完全に逆効果の実績だけが積み重ねられていきます。

このための離婚ということも
最近増えています。

本能に任せて、やりたいからやるというような
愛情のかけ方は、むしろ有害な結果になります。

子どもを大事に思えるなら、
まず、子どもを育てるほうの家族のチーム力を強めること、
子育てのパートナー尊重すること、
些細な間違いがあるなら、
チームの別のメンバーがかばうこと
ということが一番するべきことです。

そして、家族以外の
ご近所さんだったり、学校の先生だったり、
親同士だったり
緩やかなチームを同じように強くすること
ということになるようです。

子どもが育っていくまでは時間があります。
焦らずのんびり行きましょう。
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