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いじめ、問題指導があった中学生自殺の同じ学校、同じ部活動のラインと学校管理者の対応の現在 [自死(自殺)・不明死、葛藤]

中学生が自死したような重大案件については、
市長の判断で第三者委員会に
再調査を行わせることができることになっています。
委員会は、学者、弁護士、心理関係の専門家で構成されます。

現在、調査が行われている事案があります。
先行する事案ほど有名ではありませんが、
時折新聞報道がなされます。

この事案は、調査委員会に対して
遺族は、処罰も、損害賠償も求めない
と述べているようです。

何らかの不利益を与えることで、
真実が隠されないようにするためだそうです。
お金や処罰よりも、
同じような苦しみを味わうことがないようにすること
そのための調査としてほしいとのことだそうです。

委員会も
役職だからという態度ではなく、
事案の痛ましい状況に対して
何とかしたいという意欲をもってのぞんでいることが、
遺族に対する態度から感じ取れる
真摯で、謙虚な姿勢を貫き
活発に調査活動を行っていらっしゃるようです。

関係各位に頭が下がります。

あとは、学校や教育委員会のフォローがあれば、
良い方に学校が変わるはずです。



まず、調査自体は、委員会が行いますので、
介入することはできません。
学校や教育委員会のフォローとは、
(ここからが皮肉です)

いじめが原因の自死かどうかはともかく、
どのようなことが人を精神的に追い込むことかを
具体的に教えて、
危険なことを排除することをすること、

間違っても、一人の子どもが
多数の者からライン等を使って
些細なことで集中攻撃をしてはいけない
しているような情報が入れば
きちんと指導に入るということが必要だということは
誰でもわかることだと思います。

ラインを禁止にしても良いのではないかと思います。
ラインを認めるなら、学校も観れるようにするべきです。

緊急連絡や持ち物の変更、待ち合わせ場所など
ラインがあると便利だという意見がありますが、
そんなものなくても部活動は成り立っていたのです。

些細な問題行動を中学生が起こしたからと言って
厳罰に処してしまうと、
「この子はいじめてもいい子」だという認識になって
集中して攻撃に入るということを
決して繰り返してはいけません。

特に、亡くなった生徒さんと同じ部活動で
そのようなことがあってはいけない
それだけはないように必死にならなければならないはずです。

ただ、中学生ですから未熟なところがあります。
どうしても、自分の息苦しさの解放を求めて
生徒同士の攻撃行動があることもあるでしょう。

そういう場合は、事件のあった学校ですから
校長マターで対処するべきです。
間違っても、
いじめを受けている生徒の父兄からの訴えを
聞く耳もたないと排除することは
あってはならないことだと思います。

校長が父兄と面談さえしない、拒否するということは
まさかないだろうと思ってみたいです。

被害者が救いを求めても手を差し伸べないならば
被害者が救いを求めなければ
絶対対処しようとしないのではないか
とすら感じてしまいます。

第三者委員会によるいじめ検証は
国の方針です。
学校がいじめを防ぐ力量がないために
真実を隠すということが横行したために
国が必要を感じて設置したものです。

まさか、生徒が一人死んでいるのに、
「余計な制度を作りやがって
 現場は、ますます大変なんだよ」
と言っていることはないと思います。

検証結果が出る前から
子どもたちが、殺伐とした気分、感情を持たないように
積極的に、助け合い、補い合う人間関係の形成を
指導していっていることと思います。

<最も心配していることは>
自死をした中学生の近辺において、
自死の事情をよく知っている子どもたちが、
検証委員会の求めに応じて
真実を語ったことに対する報復である
ということになると、
極めて暗黒の学校ということになります。

学校の先生の発言や
いじめた側の行動について
正確に語ったことが面白くなくて、
例えば部活動の顧問が、
冷たく当たれば、
前に中学生が自死したときと全く同じように
「いじめてもいい子」という烙印を押され、
集中砲火を浴びせているのではないだろうか
ということがものすごく心配です。

まあ、確かに人間ですし、
管理者は教育者ではなくマネージャーなのかもしれません。
そうだとすると、出番は教育委員会です。
自死した学校に人員を配置して、
学校任せにせずに、
子どもたちの様子を把握する必要があるでしょう。
父兄の不安定な気持ちを直接受け止める工夫も必要でしょう。
校長を指導することも必要だと思います。

まさか、これらのことを一切せずに、
求める報告書の量だけ増やして
ますます忙しくさせているということはないでしょう。

ただでさえ、やることが増えている現場の学校ですから、
教師の人員を増やすなど、
教師が子どもたちと向き合う時間を増やしているのでしょう。

自死があったことが無かったかのように
他の学校と同じ条件で教育業務をさせてはいないでしょう。

中学生は学校の対応を直接見ています。
信じられる大人がいるんだ。
真実を語ったことで不利益を与えられるということはないんだ。
何でも相談できるんだ
という経験をさせて、中学校を卒業させてあげたいと
人の親として思わずにはいられません。

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