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10分で話す家庭の中の子どもの人権 子育てで最優先するべき一つのこと [家事]

こういう事態は避けるべきなのですが、
事情があって10分で家庭の中の子どもの人権を
語らなければならないことになりました。

とは言っても、
時間をとって、くどくどと説明したから
相手に伝わるかと言えばそうでもなく、
どんなに話しても心に残るのは
それほど多くないとは思うので、
一つの修行だと思って準備をするわけです。

この記事がそれなのですが、
今担当している事件の主張文にもつながるので
前向きに頑張っています。

先ず、人権を語るということは外せません。
ただ、これをくどくどと説明すると1年講義でも終わりません。
ここでは結論だけ。

「人間が長い時間をかけて作ってきた
 共同生活をするための工夫」
という程度にとどめておきましょう。

人権が侵害されると、
人間は、他人の中で生活することが苦しくなるわけです。
そういうものが人権とも言えますね。

家庭の中の子どもの人権、
特に家庭の中の人権ということは
概念的にとても面白いのですが、
国家権力概念をどのように反映させるかとか
この辺は全て省略しましょう。

ただ、子どもが家庭の中で健全に成長する
「健やかに育つ」の方がよいでしょうかね。
そのために親がやるべきことは何か
ということでよいかもしれません。

ここで「港の理論」に行きたいのですが
なにせ10分ですからつながりを気にしていてはいけません。
強引に話を進めることになります。

幼児が歩き始めて、
歩く距離をどんどん伸ばしていくわけです。
これは、親から離れていくことにもつながるわけですが、
最初は、親に背を向けて歩き出すだけで不安になります。
直ぐに振り返って親がいることを確認して、
また歩き出します。
振り返って「もと来た道を戻れば必ず親がいる
という安心感」があるからこそ、
思い切って遠くまで歩いていくことができるわけです。

これは、精神的にも、あるいは社会活動の意味でも同じだということ、
学校や、塾や、地域や、さらには職場と
子どもは成長するにつれていろいろな集団に所属します。

親が自分を受け入れてくれる
あるいは「自分には帰るべき家族がいる
という安心感」があるからこそ
家庭をはなれて、活動をすることができるわけです。

親が子どものためにしなければならないことは
この、
「自分には帰るべき家族がいるという安心感」
を与えてあげることなのだと思います。

どうやったら良いのか?
安心感とはどういうことか?

ここはいろいろと理屈を言えれば説得力があるのですが
やはり結論を示すだけ。

いつまでも仲間として扱われるということです。
仲間はずれにされないということが安心感です。

これと反対なのは、
テストで100点取れなければ家から出て行けとか
スポーツチームのレギュラーになれなければだめだとか
どこの幼稚園に入らなければどうのこうのか
仲間でいるための条件を課せられないということです。
もちろん虐待があったのでは安心できません。
仲間はずれの危険フルスロットになります。

友達といざこざがあっただけで
簡単に天涯孤独を感じるようになってしまいます。

では、仲間として扱うということはどう言うことでしょうか。
「どんなことがあっても見捨てない」ということのアッピールになると思います。
でもその言葉を繰り返しても仕方がありません。

私が提唱しているのは、
「弱点、欠点、不十分点を
 責めない、批判しない、笑わない」
逆に、自分のことのようにフォローするということです。

これは親が赤ん坊にやっていることそのものなのです。
成長に合わせて形を変えて行うということです。

帰るべき家庭があれば
子どもは強くなります。
自己肯定感が出てくるわけです。
いじめにも強くなるし、
成績も上がってきます。

ただ、虐待をしようとしているわけではないし
虐待とまでは言えないけれど
どうしても子どもに八つ当たりをしてしまう。
辛く当たってしまう
という悩みは誰しも持っています。

こういう時、子どものことばかり考えていると
どうしてもそこから抜け出すことはできません。
自分と子どもの関係を
幽体離脱でもしているように天井から見る
ということをお薦めしています。

自分も含めて関係の中で子どもを見るというか

そうして自分の気持ち、子どもの気持ちを考えてみる
ここでは平等に考えてみる。

そうして、自分の行動を修正するべきだと考えるならば
一人で解決しようとしない
多くは、子どもとの時間が長すぎて
他の人と過ごす時間、自分の時間が無くなっていることの焦り
ですから、

子育てを誰かに時間だけ預けてしまうということが有効です。
子どもの父親が先ず考えられますし、
自治体の子育て支援も良いところが多いようです。

実は離婚していて子どもの父親と同居していない
という場合でも、
近くに住んでいるなら子どもを預けてしまう
養育費だけではもったいないということですね。

急な延長保育も無料で(喜んで)対応してもらえるし、
娯楽の提供を受けたり、ご飯も食べさせてもらえるし
お土産までついてただ
シングルマザーこそ賢く生活しましょう。

相手に子どもを会わせるのは嫌だって言っている
余裕のある人はそれほどいないというのが実感です。

子育てをなるべく一人で行わない
これが人間が他の動物と一番違うことです。

この内容を詰め込んで10分
それ以上は話さないという決意が必要かもしれません。

質問があれば
かわいそうと思う心が育つということも
お話ししたいのですが
いかんいかん
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