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第8回 なぜ母親は子どもの失敗を責めるのか それは愛情の形の場合もあるということ コロナ禍を活かした家族メンテナンスのヒント8 [家事]


母親には限らないのですが、
仲間が失敗すると慰めないで怒る人がいます。
言われた方は面白くないです。
こいつは自分を嫌いなのかと思うのも当然です。
中には、人格に問題がある人もいて、
そういう人には近づかないに越したことはないのですが、
家族はそうはいきません。

しかし、家族の場合は、
必ずしも嫌ってそういう態度をしているのではないことが多いようです。
その人を大事に思っているから怒るということです。

つまり、その人は、
①わが子と自分の区別がつかない。
②本人が失敗した場合は、へこむよりも悔しがるという傾向がある。

この①と②を足すと、
「子どもが失敗したことなのに自分が失敗したという感情になり、悔しがっている」
ということが失敗を怒るということです。

言った方は攻撃的な感情はないのですが、
言われた方は言葉を文字通りに受け止めて、
失敗したことで叱られていると感じるわけです。
そうすると自分は大切に思われていないと感じてしまいます。

夫婦の関係でもこういうことが起こるようです。
例えば妻が出張で宿泊先をネット予約するなんてことがあって、
最初のサイトで予約してしまった。
しかし、別のサイトでは同じホテルがもっと安く泊まって
お土産までもらえるなんてことがあると、
自分がうっかりそうしたかのように悔しがって、
「考えなしだ」とかガミガミ言う人がいると思います。

出張費なんて経費ですからどうでもよい上に、
いらないお土産なんてない方がましなのですが、
自分が損をしたような気持ちになってしまうわけです。
そしていつも自分が失敗したときに自分で自分を責めているように妻を責めてしまう。

わずかな合理性を気にして、
家族の快適さや安心感を壊してしまうという
頭の悪い行動ということになるでしょう。
そんな目先の2千円くらいのことで、
キャンセルしろと迫って嫌な気持ちにさせるわけです。

穏やかにキャンセルを提案されれば、
そりゃそうかもしれないとやり直すのですが、
もうムキになって責めるものですから、
命令されるくらいならばそんなはした金いらない
とこちらもムキになってしまうわけです。

そのやりとりを見ている子どもは不安になるという負の連鎖が起きています。
経済損失は計り知れません。

常に最大の価値を「家族でいることの安心感」
に置いて、何をするべきか考えて行動するべきですよね。


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