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第14回  家族の無駄話は無駄ではない。家族を成り立たせるのは無駄話にあり。コロナ禍を活かした家族メンテナンスのヒント14 [家事]



無駄話を禁止する会社って結構多いのです。
バブルに陰りが見えてきたころからこういう会社が多くなって、
一般的になってきたように感じます。

その影響なのか会社だけでなく、家族の間でも
「結果が出ない話はするべきではない」
と信じ込んでいる人が男性には多くいるようです。
男性は長電話が苦手な人も多いので、元々ある性差なのかもしれません。

無駄話とはどういう話でしょうか。
話しても結果が出ない、
結果が変わらない話。
意図、目的持たないで始まる話。
誰かの噂話。
一方には関心のない趣味の話。
だから何だというわけでもないその日あった体験話。
こんな感じでしょうか。

こういう話がなぜ無駄だと思うのでしょうか。
それは、言葉というものは、人に何らかの行動を促すための、
共同行動を成り立たせるための道具だと思っているからなのだと思います。
代表は命令ですね。

そういう言葉ばかりの人間関係は、
何かの行動をする共通の目的をもった仲間なのでしょう。
例えば会社は利益を出すための仲間であるということは間違いないでしょう。

しかし、言葉の機能はそればかりではありません。
相手を安心させる、相手の不安を取り除くという機能があり、
人類がそういう目的で言葉を使っていたという説明がなされるようになりました。

この観点から見れば、先に述べた無駄話は無駄ではなく、
相手に安心感を与える言葉本来の効果を持っているということになります。

そもそも家族は、会社ではありません。
子育てとか家を建てるとか共同行動もしますが、
一番の目的は「安心して一緒にいるということ」だ
という説明の方法もあると思います。

帰り道、大きな犬がいてドキドキしたということを報告し、
家族が笑顔で聞いてくれれば安心することができます。

楽器が少しだけだけど上達したと言って、
良かったねと言ってもらえばうれしい気持ちになるでしょう。

あの女優が不倫をしたといって、いやあねえと否定評価を言い合うと、
同じ価値観だと安心できるかもしれません。

それなのに家庭でも共同行動の提起ばかりだと嫌になるわけです。
ゴミ捨て忘れているとか、電気を消さないとか、片付けができていないとか。
つまりダメ出しですね。

これは、今後は、言葉の意味、機能をよく理解していないという評価になりそうです。

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