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第18回  自分を守ることをやめて家族全体を守ろうと切り替えることが自分を守る最大の方法かもしれない 自分を勘定に入れるということ コロナ禍を活かした家族メンテナンスのヒント18 [家事]



一緒に住んでいると多くの時間を共有しているわけですから、
誤解が生じたり、うっかり虎の尾を踏んだりして、
けんかが起きる可能性はあるわけです。

それら日常の不満が蓄積されたり、
体調の問題が悪く影響を与えたりして、
家族の中に深刻な亀裂が生じてしまうことも見てきました。

「自分は妻の被害者だ」という夫も、その逆も当然いらっしゃるわけで、
ある局面だけを見ると、そう思いたくなることも当然だということは確かにあります。

でも、そのときは被害者なのに、
過剰な反撃をしてしまえば加害者になってしまいます。
家族は再生の方向に向かわずに崩壊し、
子どもたちが犠牲者になってしまいます。
また、当事者夫婦もやはり大きな痛手を受けます。

家族の再生、メンテナンスは、
早いうちに細目に行う必要があると感じています。
でも相手から攻撃されてしまうと、つい反撃をしてしまうのが人間のようで、
反撃すれば相手にとっては新たに攻撃されたという記憶になるだけなのです。

どうしたらよいでしょうか。

なかなか難しい話なのですが、
家族の間では、自分を守ろうとすることをやめることが一つの方法です。
生きるという行動と逆行する行動ですから、自然にできることではありません。
自分を攻撃にさらし続けるという発想は、精神的にも悪いと思います。

ここで発想を切り替えるということの提案です。
自分を守るという意識から
家族全体を守るという意識に
切り替えるということです。

相手の言い分、子どもの言い分や利益、
そして自分の言い分、
そのすべて守ろうと考えるということです。

この時自分の言い分も正当に取り上げることが肝心です。
全員の言い分が通ることはないのですが、
できるだけ家族全体の利益を守るためにはどうしたらよいか、
その中で自分は家族のためにどのような役割を果たすべきか
という発想に立つということです。

このような形での自己犠牲は人類は誕生の時から行っていますから、
比較的無理がありません。

問題は自分が攻撃されているときに、
家族という仲間意識を持てるかということにあるかもしれません。

そうやって、対立関係から離脱できれば、相手を攻撃しなくて済みます。
家族が再生されれば、自分にとっても利益になるというわけです。

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