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ジェンダー平等の夫婦を築く方法 どういう男性と結婚するべきか。男性を操作する方法 「DV」をしやすい男性とは  [家事]


私が男性ということもあって
夫婦を楽しいものにするために
男性に対してどう自分を修正するかということばかり
お話ししてしまっているようです。
必ずしも男性だけに向けて言っているのではないのですが
表現として男性の視点で言っています。

それは自分のこととして考えて、その結果をお話ししているので
自然とそうなっているだけのことです。
ジェンダーバイアスがかかっているからではありません。
しかし、結果的に、
「女性は男性によって幸せにしてもらう」
というジェンダーバイアスを進めていることになりそうなので、
なんとか頭を絞って女性に対してお話しする表現
ということで考えてみました。

この「女性は男性によって幸せにしてもらう」ということになれば、
それは女性という性を馬鹿にしたことになる
ということをまず認識してください。

「それでも良いのじゃないの」というならば
ジェンダー云々なんてことを言わないで
男性に従属して生きて行ってください。
しかし、現代社会では
その結果、不幸になる人が多くなっている
と私が感じていることだけ頭に入れておいてください。

弁護士という仕事がら離婚の場面という切り口からお話ししていきます。

離婚理由で本当によく聞かされるのは、
「夫は自分の気持ちを察してくれなかった。」
というものです。

それを詳しく聞いてみると
「なるほど、それはガサツすぎる。無神経だ。」
という場合もあるにはあるのですが、
その妻の気持を夫が察するということは
微妙なこと過ぎて難しすぎるのではないか
というようなケースの方が多くあります。

この「察しない」ということについて
どんなに離婚訴訟の中で説明を重ねられても
夫は、「どうして妻が離婚したいのか。」について
それでは全く理解をすることができません。
私もわからないのです。
(だからもしれませんが、そのときはそれほど嫌なことではなかったのではないか。後から振り返ったときに、新たな意味づけをされたのではないかと感じるのかもしれません。)

この点妻側の代理人は、もう少し当事者とディスカッションをして
夫に伝わりやすく表現を工夫するべきだと思います。
すっきりした離婚、あるいは再生のためにはそうするべきです。

しかし、家庭裁判所はそのような曖昧な離婚理由でも
夫婦関係は「回復しがたいほど破綻している」と認定して
離婚の判決を出してしまう傾向にあります。
だから妻側の代理人の伝える技術、前提として聴き取る技術は
その必要がないと判断しているのか、向上されません。
離婚訴訟が泥沼化する大きな要因になっていると感じています。

こういう主張をされる妻の一番の問題は
離婚の問題が始まる前に、同居期間中に、
自分の何を知ってもらい、どう修正してもらいたいのか
ということについて、夫に対して全く言葉にしていないことです。

シビアな見方をすれば
・自分は夫から幸せにしてもらう客体である
・だから自分で自分の立場を改善する必要はない。
・夫は自分が何も言わなくても自分のこころを察するべきである。
・その上で夫は夫自身の行動を修正して妻である自分のこころを満足させるべきである。
と主張していることになると思います。

これでは、
夫の男性という性が、妻という女性を支配したいというのではなく、
妻という女性の性の方が、
夫に支配されたい気持ちが満々だというように聞こえてしまいます。
こういう「夫が察しない」という離婚時の主張は
男女平等なんてそんなの関係ないという主張に感じてなりません。

こんな男性依存にしがみつくような主張は
ジェンダー平等の足かせにしかならないと感じる次第です。


第1の私の主張
自分が幸せになるためには、自分の環境を自分で改善する必要がある。
それが大人というものだ。

第2の主張
他人はあなたの心の中はわからない
そのために言葉というものがあるのだ。

第3の主張
男も女も関係なく、自分で意見を言って、
共同生活を心地よいものにすること
これが二人が一緒に幸せになることだ。

<なぜ相手に改善を求められないのでしょうか>

離婚訴訟の場合は、本来夫に主たる原因がないのに
妻が自分の気持ちをうまく説明できないこと
特に自分のネガティブな気持ちの由来を説明できないため
すべての原因を夫に求めるという無茶な視点の働きかけがあり、
妻自身が自分の記憶を改変させていることもあるので、
こういうケースは除外しましょう。
今はこうならないためのお話なので必要ないと思います。

提案ができない原因の1つには、
遠慮というか恐れがあると思います。
「こんなことを言うと、相手の機嫌が悪くなるのではないか。」
「自分がわがままだと思われるのではないか。」
「相手から嫌われるのではないか。」
ということです。

2つ目は
言い方がわからないということがあると思います。
相手の貧乏ゆすりだったり、口を開けて咀嚼をする癖だったり
声が大きすぎてこちらが怖くなるとかに対して、
ただ単に「嫌だからやめて」というのは
「少しきついかな」と思うのかもしれません。
命令みたいに受け止められて空気が重くなった
という経験がしこりになっている可能性もあるでしょう。

3つ目には
自分がお願いしたことで、
自分も何かいわれたら面倒くさいな
ということもあるかもしれません。

<ではどうやって改善を提案するか>

1)心構え

自分だけが我慢することは不満が蓄積して楽しくない
その結果、二人とも幸せな感覚が薄れていく
つまり
相手に修正ポイントを教えてあげるのは、
一緒に幸せになるためだ
という心構えでいきましょう。

おっかなびっくり物申すと夫からは
「ああ、自分のことを悪く言っているのだな。」
と変な解釈をされてしまいます。
堂々とにこやかに、一緒に幸せになりましょう

言い方を工夫すれば、相手単体にとってもいいことしかありません。

2)方法論
全面否定をしない。

相手に何か行動を求める場合全般なのですが、
全面否定をすることはメリットが少なくデメリットが多いです。

「声が大きいからしゃべるな」と言いたくなる前に
「今少し声が大きすぎると思う。ちょっとびっくりしてしまった。」
という方がよほどリアルに、あるいはニュートラルに
つまりは事務連絡的に伝わると思うんです。

ここで「ごめんね」と付け足すことは潤滑油の役割を果たします。
あなたが悪いわけではないにしても、
悪意がないことがわかっているのに、他人に修正を提案することは
相手に動揺を与えるわけです。
その時、「こちらにはあなたを攻撃する気持ちはありませんよ」
という表明が「ごめんね」等の目的です。

英語のNo thank you.
のサンキュー見たいなものです。

夫からすれば「しゃべるな」と余計なことまで言われれば
自分が否定されたと思い反発するでしょうが、
ちょっとボリュームが大きいならば、改善することができますから
改善することに抵抗は少ないのではないでしょうか。

(私もよく言われるのですが、夫側は全く「大きな声」という自覚はありません。言われると意外な気持ちや、自分を攻撃しているのではないかという気持ちになりますが、「大きい」か「小さい」かは、聞いている人が決めることですから、一緒にいる人の心地よい方を選んでも、傷つく必要はありません。また、聴覚というか耳の神経の過敏な人は、少し大きい音でもかなり苦痛を感じるようです。)

また、
「貧乏ゆすりしてみっともないからやめて。」
というよりも
「あら珍しいね。なにかあったの?でもよそでせわしなく動いていると
あまり良い印象を受けないから、もったいないわよ。」
なんていう方が「すまんすまん」というようになると思うけど、どうでしょう。

マイナスを指摘してゼロを目指すように促すことよりも、
プラスを目指そうという方が相手も受け入れられやすいし、
その気になると思います。
自分が否定されているという気持ちになるのではなく
一緒にプラスを目指そうということで仲間として見られている
ということを実感できるからです。

特に相手が自分や家族のために一生懸命やった努力は
否定してはなりません。
「そんな無駄なことに時間とお金をかけてバカじゃないの」
という言い方は「臓物をえぐる悪罵」だと思います。
そこに十分感謝をした上で、あるいは努力に感謝をした上で
少し時間をおいて
「こうすればもっと良くなるのではないか」
という提案をしていくのがより良いと思います。

あるいは、全体としては称賛しつつも
部分的に修正するべき問題の所在を一緒に考える
ということならなおよいのですが、
すいません具体的な例が思い浮かばない。
どうしても否定しなければならない時は
別のことを十分肯定しておいてから切り出すということが
有効です。

要するに、
「その失敗、その不十分によって
私はあなたの評価を下げることはしない
安心して私の言うことを聞けばよいのだ。」
ということを伝える努力なのです。

相手が機嫌を損ねるポイントが
・自分を否定された
・自分の評価を下げられた
・自分の努力を否定された
というところにあるからです。
(人間が傷つくポイントがここにあるわけです。)

ただ、だからと言って
「あなたを否定するわけではないけれど、口閉じて食べて」
とか
「あなたの評価を下げるわけではないけれど、大声で話さないで」
等と言っても意味ないですからね。
ここは言葉で説明すればよいというのではなく
そう思わせない工夫をすると言うことですから。

「ジェンダーを利用する」というのも昔からの知恵です。

夫婦は、全世界、全時代の、男性と女性の代表同士の二人である。
あなた個人の問題であっても女性の性質ということで説明すればよい
という論法です。
「私はそういうの嫌なの」という代わりに
「女性はそういうのは嫌なものなのよ」
というということも相手の機嫌を損ねない工夫だと思います。

つまりあなたが悪いわけではなく
男性はそうするものだからそのことであなたの評価を下げないよと
わかってもらえば良いのだからというアッピールにもなりますね。

そうして相手があなたの話を聞いてくれれば感謝を示す。
あなたの提案で行動を修正してくれればさらに感謝を示す。

この方法は一つにあなたが嫌なことを減らすことになりますが、
相手もあなたに要求するときに、マネをするはずです。
あなたが言われるときに、必要以上にダメージを受けないように
という予防措置にもなるわけです。

こうしてこまめに修正をし合えれば
解決しやすいうちに解決できるので
不満をためることも少なくなるでしょう。

感謝ということも、実は、自分の気持を満足させることではなく、
何かをしてもらった相手に安心してもらうための言葉なのだと思います。
ちゃんと自分の努力が評価されている
自分は人間関係の中で肯定され、尊重されている
という潤滑油なのだと思います。

自分の中で一定の基準があり
この基準を超えた場合はありがとうと言おうとか
この基準を超えない場合は感謝する必要がない
と、「なんでありがとうと言わなければならないの」
という人もたまに見ますが、
どちらが楽しいか、幸せを感じるか
ということで、絶対ありがとう、ごめんなさいが
自然に言える方が幸せになれると思うのですがどうでしょう。

相互に感謝し合うことによって
あるいは自分の要求に応えようと相手が努力するのを見ることによって
とても居心地の良い、安心できる人間関係がカスタマイズできると思います。

大人どうしが人間関係を形成するということは
こういうことだと思うのです。

<夫の操作方法まとめ>

人間は、仲間の中で貢献しているという実感を持てば
本来とてもうれしい気持ちになります。
逆に否定評価をされると
悲しんだり、がっかりしたり
場合によっては評価の仕方が悪いと反発することがあります。

自分はあなたを否定評価していませんよ
ということを上手に伝えて
相手がしたことに感謝を示すことによって

相手はあなたとの人間関係に安心をして
自分の能力を発揮してあなたに貢献しようとするわけです。

おだてられて木に登った豚は
幸せに包まれているわけです。

<最後に>

ここまで読まれた方には本当に感謝します。
どういうご感想を持たれたでしょうか
そんな面倒なことをやる人はいないのではないか
というご感想を持たれた方もいらっしゃると思います。

ただ、これがうまく回り出すと
とても楽しいし、充実感をもてるし
家に帰るのも楽しみになります。

ただ、面倒にならないためには
完璧を目指さないことだと思います。
いろんなコンディションで、できない時もありますし
条件反射的に相手を否定してしまう時もあるでしょう。

そんな時は失敗を大後悔するより先に
謝っちゃえばよいのだろうと思います。

知らん顔して、相手を尊重することを示す別のことを始める
ということも、実際はよくあることです。
話しを変えるということはそういうことです。

いかに家族であっても、最低限の尊敬の念を持つべきだと思います。
自分が他人を動かすときは、敬意を払う必要がありますし、
他人が動いてくれたときは感謝を示す必要があると思います。

言葉をどうして人間が持ったのか
私は、毛づくろい説に賛成しています。
つまり、仲間を安心させるために言葉がある
ということです。
そうやって言葉を使えるようになった人間を
大人と呼べるのだと思っています。

また、相手を動かすことで
自分が幸せになるだけでなく
相手と一緒に幸せになるならば
人間もまんざらではないなと思うのですが
いかがでしょうか。

<どういう男性と結婚するべきか>

忘れるところでした。
どういう男性と結婚するべきか。

何か言われるとムキになって反論するような男性とは
結婚するべきではないでしょうね。
こちらがどんなに言い方を気遣っても伝わらないならば
確実にお互い不幸になっていくことになるでしょう。

こういう男性(女性)は、あまりにも自分に自信がなく
あらゆることが自分を攻撃していると
被害を取り込んでしまう傾向にあります。
自分を守ることに過敏になっています。

自分が何とかしてあげるということはなかなか至難の業ですし
家に帰ると常に緊張しているというのでは長続きしません。

結婚前に相手と十分やりとりをして
こちらがうまく事を運ぼうとすれば、うまくいく
という実感を持てる相手と結婚すればよいと思います。

ただ、100パーセントを目指すと結婚は無理だということも
頭の中に入れておいていただくとなおよいと思います。

自信たっぷりに見える相手というのも警戒する必要があるかもしれません。
本当に自信があれば、自信があるぞということをアッピールしません。
これをアッピールするのは、自信があることを装っているだけの
気弱な不器用な人間である可能性があります。
相手の心をつなぎとめる方法がわからず
結果として相手を否定して縛り付けようとする男性は
こういうタイプかもしれません。

柔軟な考えができて、あなたのことを1番に尊重してくれる
そういう相手をお互いに選ぶと幸せになるのではないか
また、何年経っても夫婦はそうあるように
お互いに努力するべきではないか
今のところそう考えています。

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