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【仮説】ありもしない虚偽DVの主張はミュンヒハウゼン症候群という精神障害の症状だったのではないか。無責任な寄り添いが共感・同情依存症の女性を作りあげる構造 [家事]

もう少し早く気が付けばよかった。

ミュンヒハウゼン症候群の実例と対峙した事例があり、昨年はこの事例に引き付けて物事を考えていたので、記事にはしたのですが一般化ができない状態でした。次の日に別事例でちやほやされたいあまり、夫を攻撃するという事例も述べていたのですが、きちんと結び付けては考えていなかったようです。

ミュンヒハウゼン症候群という恐ろしい精神疾患から説明します。

ミュンヒハウゼンとは、実在のプロシアの貴族であるミュンヒハウゼン男爵のことです。「ほら男爵」と言うとわかる人もいると思います。つまりミュンヒハウゼン症候群の最大の要素は、嘘をつくということです。

ミュンヒハウゼン症候群と代理ミュンヒハウゼン症候群という二つの類型があります。

ミュンヒハウゼン症候群とは、自分が病気であると嘘をつき、あるいは実際よりも重い症状があると嘘をつき、あるいは自分から病気になったり自傷行為をして、周囲の同情を勝ち取ろうとする精神障害です。周囲の同情を得るために、実際に自傷行為をしたり、検査物を他人のものとすり替えたりして、治療の必要性を作り出す行為をします。

代理ミュンヒハウゼン症候群とは、自分が病気になるのではなく、多くは子どもを病気にしたり、けがをさせたりして入院などをさせて、自分は懸命に看護をしてみせて、周囲から「大変だね」とか、「立派なお母さんだね」と言われようとする精神障害です。

厚生労働省の「子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第6次報告)」では、平成20年の4月から21年の3月までで、3人のお子さんが代理ミュンヒハウゼン症候群のために死亡していると報告されています。

しかし、実際はもっと多くの子どもたちがこの病気で命を落としていると思います。代理ミュンヒハウゼン症候群は、気が付くことが難しいからです。なにしろ多くは母親が何の責任もない子どもを危険な目にあわすのですから、「まさか母親が自分の子どもに害をなすことをしないだろう」と誰しも思うわけです。母親は、一番初めに容疑者から外れる人間です。

検体のすり替えが見つかるとか、傷害している現場を押さえるとか、動かぬ証拠が無ければ見つかることがありません。それだけ、医療関係者から見ても意外な犯人だからです。子どもの病状悪化が、人為的に行われているとは思いませんし、不可思議な病状の進行だと思っても、「まさか母親が子どもに不利益を与えることがあるなんて」という意識でいるわけです。

今Wikipediaを確認したら、最近はミュンヒハウゼン症候群は心的外傷を主張する例も増えているようです。また、代理ミュンヒハウゼン症候群では、子どもを傷害するのではなく、配偶者を傷害等するケースもあると記載されていました。

さて、虚偽DVとのかかわりですが、虚偽DVとは、ありもしない夫の暴力や暴言をあったかのように嘘をつくという現象です。裁判所で虚偽性が認められたケースもありますし、客観的な録音や写真から妻の虚偽が明らかになるので、妻の主張が虚偽であるとわかります。もちろん、それが虚偽だとわからないケースも無数にあり、「DV冤罪」という言葉もポピュラーになってきました。

虚偽DVがミュンヒハウゼン症候群の症状だというのは、自分がDVを受けている被害者なのだというアッピールをすることによって、他者から同情をされたり、あなたは悪くない等の励ましをもらうことが脳の報酬系を刺激し、多幸感を得てしまい、またそれを繰り返してしまうということだからです。

虚偽DVのケースの中にも、妻が隠れて不貞をしていて成就するために離婚をする手段として主張する場合や、とにかく離婚をしたいし、慰謝料などを有利に運びたいから主張をするという確信犯もいるのですが、虚偽DVを主張する中の一定割合に、不可解な虚偽DVの例があります。

初めから離婚を目的としていないケースです。区役所やNPO法人、人権擁護委員会の相談などに頻繁に出入りして、ありもしない夫の暴力や針小棒大の話をするのです。相談担当者たちは、妻の話を疑わないで同情をしてくれますので、とても心地が良いようです。ただ、相談担当者たちが、妻の話を真に受けて、「それは危険だ。ぜひ家を出て、離婚の準備をするべきだ。警察に行って夫を逮捕してもらうべきだ。」という話が具体的になってしまうと、用事があるとかなんとか言って、相談を打ち切り、しばらく連絡をよこさなくなります。
そんなごまかしが10年位前までは通用していました。

しかし、近時、相談が相談で終わることが難しくなり、すぐに警察に連れていかれて、本人が抵抗をしても家を出て行くように何時間かかけて説得され、子どもを連れて家を出て、行先をくらませるということを言われてするようです。身を寄せる先には保護命令の申出書の書式があり、弁護士が紹介され、保護命令や離婚申立てをしなければならなくなるようです。それでも本人はシェルター職員や担当弁護士から同情の言葉をもらいながらことが進みますので、やっぱり嘘でしたと言って、脳の報酬系の刺激をストップさせることができなくなっています。まさにアヘンのような仕組みです。どんどん離婚の方向に進んでしまうようです。

こういう虚偽DV申告は、まさにミュンヒハウゼン症候群の症状だということを今回言いたいのです。

ミュンヒハウゼン症候群は、自分を肯定されたり、気遣われることによって、脳の報酬系が刺激され、多幸感を得てしまうことによって、次の虚偽行為に進んでいくのではないでしょうか。

私が思い当たる事例は、女性が夫以外に自分を肯定する人間に恵まれない事情を抱えていました。

一人は外国人です。ヘイトスピーチが激しくなっている時期で、その対象となっている国から結婚目的で来日して見合いをして結婚した方です。同じような人たちの多く住む地域から、都会に引っ越し、夫に遠距離通勤をさせていました。夫と子ども以外に打ち解けて話ができる人もおらず、行政相談に行って同情の言葉を受けるということは、なるほど幸せな感覚になったことでしょう。本人は夫を嫌ってはいなかったのですが、警察では妻の話を真に受けて、夫を暴行罪で逮捕し(のちに不起訴)、大々的に報道がなされ、児童虐待のニュースが全国報道されました。新聞には大まかな住所まで書かれてしまい、子どもも学校に行けなくなりました。夫と子どもは被害者なのですが、妻の主張は警察主導で行ったことだということでしたが、こう考えると妻も、自業自得の側面はあるにしても被害者の側面もあったのかなと今回初めて考えました。

この人のほかにも
偉大過ぎる姑の陰に隠れてしまい、親戚や地域から独立した人間として扱われず疎外感を受けていた中年女性。
統合失調症と診断された女性で、自死未遂を起こして地元にいられなくなり、転居をしてきたけれど入院を繰り返し、周囲との交流を持てなかった若いお母さん。

等々、自分を肯定する相手が夫だけという環境の中で、第三者の大人、おそらく同性の自分より年上の人、立派な職業だと思う人からの、肯定、同情が何よりも幸福を感じるだろうという要素がある人たちだと思います。

さっき見たWikipediaで、かなり響く記述もありました。
「ただしそのエピソードや時期に関しては曖昧なことが多く、時期や内容も話す相手によって異なることが多い。」

気が付いたら離婚手続きに入っていたというパターンの虚偽DVの事案では、夫のDVに関しての主張はまさにこのような感じです。私は虚偽だから当然だと思っていました。

中には、つじつまを合わせるためか原稿のようなものを書いている人がいました。うっかり弁護士に見せたら、弁護士はそれを日記だと思ったのでしょうね。証拠提出をしてしまったのです。矛盾点がいくらでも出てきますので、夫側には有利な証拠でした。こちらの主張通り、裁判所が妻に幻覚、幻想があった可能性があると認定した証拠となりました。

この女性は、やはり本音のところでは離婚をしたくなかったようですし、信じられないことかもしれませんが、夫から悪い印象を持たれたくない様子でした。しかし、行政の機関の「DV⇒子の連れ去り⇒離婚調停」というコースに乗せられてしまい、夫がさすがに愛想をつかせたということもあり、結局離婚をして今は母子ともに行方が分かりません。

そういえば、別件で海外から日本に出稼ぎにきた女性が勤め先の経営者と結婚したのですが、言葉が不自由だということで孤立していたというケースでも虚偽DVが主張されました。これは周囲の民間人が、優越的感覚からその女性が金で買われるようにして嫁いできたのだろうという差別的な目で女性を見ていて、女性がDVを訴えれば待っていましたとばかりに支持的に同情の言葉をかけて、警察に通報し、海外の国へ帰る段取りをつけてしまいました。女性は別居するしかなくなったのですが、別居してからも、夫に対して好意を示していましたり、経済的に頼りにしていましたし、自分を美しく見せる写真を送ってきたりしていました。矛盾だらけの行動で理解に苦しんでいたのですが、ミュンヒハウゼン症候群だと思えば理解できることでした。

ミュンヒハウゼン症候群の症状としてただ同情や共感、肯定の言葉を受けたいだけの人、ちょっと考えるとつじつまが合わなかったり、あいまいな話をしたり、その時によって話をかえたりする虚偽DVの訴えは、弁護士が作成する書面で呼んでも一言で言えば胡散臭いのです。どうして虚偽だと見破れないのでしょうか。

確信犯的に、見破っても離婚をさせることが最優先で、訴えを良いことに離婚ルートに乗せようとする人は除いても、中立的な第三者ならおかしいと思うはずです。

これは一つには代理ミュンヒハウゼン症候群が見破られないことと同じだと思います。
「まさか妻が夫のDVが無いのに夫からDVを受けたとは言わないだろう」という思い込みです。しかし、これを見過ごしているために何人もの子どもたちが死亡しているのです。代理ミュンヒハウゼン症候群は、DVにかかわる人たちは意識をしなければなりません。訴えた本人も不幸になりますが、子どもが一番の犠牲者です。罪のない夫は、精神的に深いダメージを受けてしまい、廃人のようになったり自死をしたりという事例が少なくないのです。

虚偽DVに気が付かない原因の二つ目はジェンダーバイアスです。
つまり、夫は男性という属性から妻に対してDVをする生き物だという偏見です。これ、研修によって男性の職員も洗脳されているのです。こういう洗脳されている男性職員たちは自分だけは例外的にDVをしていないと思っているようです。ギャンブルで経済的に立ち行かなくなる人たちと同じ心理状態です。

虚偽DVに気が付かない第3の理由はノルマでしょうね。
女性保護の件数を上げないと予算が獲得できません。相談件数だけでなく保護件数が無ければなりません。DV事案を待ち構えているという心理になりますから、DVではないかもしれないという発想を持ちにくいのだと思います。

第4の理由は、マニュアルです。DVを受けた女性はつじつまが合わないことを言ったり、理路整然と話をしないことは当然であり、ここを批判することは「被害者に寄り添っていない」とされています。これに対して加害者は精神的に追い込まれていないから理路整然とものを話すので加害者から事情を聴いてしまうことはごまかしを積極的に受け入れることだから加害者から裏を取らないという運用もなされています。(実際は加害者は何らかの事情で追い込まれているからDVを行うというのことが正しくて、理路整然とした話など行いません。全くのステロタイプの思い込みにすぎません)ミュンヒハウゼン症候群の曖昧な言動を知っていてこのようなマニュアルを作成したとしたらば、虚偽DVでも離婚にもっていくという確信犯だということになるでしょう。

その結果、証拠もないのに、離婚判決が下されるわけです。さすがにDVを証拠不十分で認定できなくても、別居の事実と離婚意思が固いという、さも客観的に認定できると思われるところを認定して離婚理由が正当でなくても離婚を正当化したりしています。こんなことで離婚が認められるなら、離婚は好き勝手行えることになってしまいます。そこに子どもの利益は全く考えられていません。

また、祖母が孫を連れ去った事案では、祖母が娘が統合失調症であるということを様々なところで言いふらしており、いくつかの行政機関はそれを真に受けてしまい、単純な誘拐事件であるにもかかわらず誘拐に対して何ら対応しませんでした。警察も実に冷たく突き放しました。大体警察はミュンヒハウゼン症候群に限らず、精神疾患の知識がなく頓珍漢な行動を繰り返しているようです。言ったもの勝ちという状態が温存されています。複数の裁判所も母親に子を連れされる理由は無いという決定をしましたが、肝心の裁判所が決定を1年以上出さないまま放置されました。子どもは1年近く誘拐されて、その間通学することができませんでした。法が適正に執行されないために、子どもの将来にわたり極めて深刻な影響が生じたことになります。これが一つの裁判所とは言え、裁判所が行ったことなのです。

繰り返しますけれど、ミュンヒハウゼン症候群由来の虚偽DVは、本当は妻は離婚したくないし、夫の愛情を受け続けたいと考えています。しかし、あまり自分を肯定される機会に恵まれない孤立している妻たちは、冷やかしのようにして行った相談所で、自分を無条件に肯定され、同情されることによって脳の報酬系が刺激されるという経験をしてしまいます。この報酬系の刺激が途絶えることに恐怖すら感じるようです。同情共感依存症とでもいうような状態に陥ってしまうわけです。私はこのような支援ほど人を馬鹿にした支援は無いと思っています。自立して生きる力を自己満足で奪っているからです。関係機関は連絡を取り合っていますから、ここで実は嘘でしたというと、そのあと誰からも共感を示されたり同情をされたりという機会が無くなっていくということに恐怖や絶望を感じるということなのだろうと思います。やってはいけないことをやってしまう、やらないではいられないということがミュンヒハウゼン症候群の特徴なのではないでしょうか。

ちょっと考えればおかしいと思われる言動について、きちんと対応しないのは、子どもや夫に対して重大な損害を与える可能性が高いだけでなく、実は妻本人も依存症を深めて自立しない女性として作り上げられているという女性解放に逆行した行動であるということを指摘しなければなりません。妻自身を不幸に陥れていることにもなると思います。

そもそも、配偶者暴力相談という相談対象の限定された相談機関を作ること自体がおかしいと私は思います。女性の悩みも様々な要因から生まれるものです。女性対象の相談機関というものはどうしても必要なものだと私は考えています。しかし、一般的な女性相談機関が少なく、紹介される期間は可能性があるということだけで配偶者暴力相談センターに誘導されてしまえば、専門機関ですから出口は夫のDVを理由とした離婚に向けたコースしかないということもおかしな話です。国民はそろそろ気が付くべきです。





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コメント 4

お名前

https://news.yahoo.co.jp/articles/0a2dd08a2e5610c26554dbc6669f235640c67998
先生の主張と被るところが多いと思うのでリンク貼ります
by お名前 (2022-09-01 22:03) 

お名前

先生、ちょうど一年前にもミュンヒハウゼン症候群について触れてくださっていますね。
https://doihouritu.blog.ss-blog.jp/2021-09-02
by お名前 (2022-09-04 10:50) 

ドイホー

ありがとうございます。かぶりますね。というか、こういうことなのですね。
by ドイホー (2022-09-06 10:09) 

ドイホー

そうなんです。その時は、特殊事例としてミュンヒハウゼン症候群と思ったのですが、結構程度の違いが荒れ、連れ去り事案ではミュンヒハウゼン症候群の考え方を前提とすると理解しやすいように思ったので、記事を改めたのでした。
by ドイホー (2022-09-06 10:37) 

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