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片づけられない妻の子の連れ去り 癒しを求める心が子を連れて別居に向かう構造 大人の発達障害とミュンヒハウゼン症候群 [家事]



相変わらず、警察や行政が関与して妻が子どもを連れて別居するという相談が寄せられてきます。むしろここ1,2年警察の関与が増えてきているようにも感じます。

各事例の共通点は、ちょっとした身体接触や全く存在しない暴行を理由に、夫を警察署に任意で連れてゆき、あるいは出頭を求め、警察署で事情聴取をするという事案です。妻の方には傷一つ、痣一つありません。夫とは関係のない傷がいつの間にかできているというケースもありました。全く妻の話だけで警察が夫を暴行犯の容疑者扱いをするのです。恐ろしい話です。そして子どもの前の夫婦喧嘩は児童虐待だとして、子どもを児童相談所に一時保護させてしまうのです。一つのパターンが確立されているような印象すら受けます。

相談者の中には、「先に言ったもの勝ち」だと嘆く人もいますが、間違っています。男性が先に言っても、女性は容疑者扱いされません。むしろこれまでの経験からすると、夫が妻の暴力が危険になってきた(包丁やハサミを持ち出すことが典型例です)ので子どもの安全のために110番すると、逆に警察は妻の方を保護してしまうことがありました。結局警察は夫に告げずに妻と子どもを別の場所に隔離してしまいました。ある事例では、子どもがその意に反して警察によって母親とともに家から話されてしまい、母親の元で監禁状態のように身柄を拘束されてしまい、数か月を経てようやく命からがら逃げだして交番に駆け込んだという事例がありました。さすがにそこまですれば警察も母親の元に戻すということはせずに父親の元に子どもを送り届けてくれました。

その事例は、医師から妻は統合失調症疑いとされた事案でした。なるほど幻覚、幻聴のエピソードもあったのですが、詳しい話はできませんが、ある程度了解可能な幻覚、幻聴だったので、統合失調とは違うのじゃないかなと私は考えています。以下の複数の事案と共通の問題だと思っています。

この事例も、家の中の妻のテリトリーがごみ屋敷状態になっていました。

片づけられない妻の連れ去りは、比較的大きな割合を占めます。冷蔵庫には買いすぎた食材が放置されていますし、床には物が散乱していてケースにしまうということがありません。野菜が腐っているケースも多いです。

多いのは働いていないか、あるいは、仕事をしても人間関係が原因で長続きしないケースです。

そして多くが、自分で自分が片付けられないことが世間的に否定評価をされるということをよく知っています。夫が自分で片付けようとしただけで包丁を持ち出したという事案もありました。夫が面と向かって責めなくても、常に夫から責められているという意識を持ちますし、自分を夫が否定評価していると感じています。片付けのことについて何か言おうとすると、逆切れするのですが、そのことで自分が責められていると過敏になっているとすればよく理解できると思います。

それがわかっていながら、片付けるということができないようです。もちろん夫に協力してもらって片付けるという発想もありません。

夫からも夫の親族からも、あるいはママ友からも、地域からも自分は馬鹿にされているという気まずい毎日を送っているようです。苦しんでいるのです。

だから、役所に行って、あるいは警察に行って

「夫から暴力を受けているのではないですか。」、「精神的虐待を受けているのではないですか。」、「大変お辛いですね。」、「あなたは悪くありません。」、「それは夫のDVですよ。」等と気遣われてしまうと、たいへん救われるようです。ちやほやされるということに馴れていないので中毒症状が起きてしまうようです。

夫が自分に暴力をふるうとか、暴言を吐くと言えばちやほやしてもらえるので、どんどん嘘の話をしだすことがあるようです。また警察も、こんな調子で話しているにもかかわらず、疑わないで、夫を任意で事情聴取をするのです。この事情聴取は慎重に対応する必要があります。きちんと無実を説明するためにはコツがあります。安直に構えていた私の依頼者にきちんとレクチャーをして、暴力をふるっていないことがわかる事情をきちんと説明するように念を押しました。それでも書類送検されました。安直に話を合わせていたら逮捕され、どうなっていたかわかりません。その時は、不起訴になりました。検察と警察では大分温度差があるというか、警察はかなり無理をするなあという印象を受けました。妻の話だけで、それが本当だとしても暴行罪を立件できないのではないかと思われるような身体接触の事案で任意とはいえ警察署まで同行を促して事情徴収をするとは無茶苦茶な話です。

こういう片付けられない妻の夫は、概ねあきらめていて、あまり注意をしません。しかし、子どもの衛生面の問題もあるので片づけをしようとすると逆上して被害意識が強くなります。夫からすると我慢しているのに言いがかりをつけられて怒られるものですから、それは反論もしたくなります。そうすると、妻に対する暴言だ、精神的虐待だ、子どもに対する精神的虐待だと言って、警察が事情聴取をする、書類送検をする、中には罰金刑を課せられた人もいるのではないでしょうか。

とにかく片づけられない妻は、いつもは、家庭でも、PTAでも職場でも、生きづらさを感じ続けているようです。実家の親族以外に他人と打ち解けて話すということもあまりないようです。

だから、ちやほやされることがとても癒されるようです。「自分は悪くない。悪いのは夫だ。」と言われれば、自分は悪くなかったのだ。夫が悪かったのだ。自分が苦しんでいたのは夫に原因があったのだ。ということになることはわかりやすいことだと思います。たとえ、その無責任にちやほやしている人たちが、真実を知らないで話しているとしても、片付けられない妻、誰からも肯定されないと思い込んでいる妻は、それは癒されることだと思います。まるで薬物の効果が切れることを恐れて、ありもしない夫の暴力や虐待を説明するのでしょう。

聞いている側はつじつまの合わないことを言っていると感じても、「虐待されている妻は記憶が曖昧になり、自分が受けている虐待をうまく説明することができない。つじつまが合わないから嘘だと疑うことは被害者に寄り添っていないことだ。」と洗脳されていますから、先ず妻が言っていることが本当だということを前提に行動をします。

さらに、家庭の中の小さな暴力も見逃さないということから、例えば満員電車で体がぶつかったような偶発的で軽微な身体接触でも、「暴行罪」という容疑をかけ立件の可能性を探すわけです。投げやりになってすべて認められた場合は起訴される確率が高くなると頭の中に入れておいてください。できるだけ早く虚偽DV、思い込みDVに理解のある弁護士に相談をしてアドバイスを受けることをお勧めします。

ミュンヒハウゼンという精神疾患があります。病気でもないのに病気のふりをして同情を集める症状があります。私は代理ミュンヒハウゼン症候群という子どもが病気で看病が大変だと嘘をついて人々から同情を扱う事例は見たことがありますが、ミュンヒハウゼン症候群はみたことがありません。おそらくちやほやされることを求めて虚偽の夫の暴行、暴言を言う妻はミュンヒハウゼン症候群の基準を満たすのではないでしょうか。そして、ミュンヒハウゼン症候群の本質が対人関係の中で尊重して暮らしたい、安心したいという要求を病的に抱えて起きるということにあるのではないかと考えされられるケースです。

それを誘導しているのは、事実関係を吟味にしない公的な相談機関にあるということがまた大問題だと思っています。

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