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家族の機能⑥ 家族の機能をどうやって復活させるか その効果として期待できること [進化心理学、生理学、対人関係学]



余りにも壮大なテーマを設定してしまい後悔しています。しかし、否定的な現象だけを述べて終わりにするということがどうしてもできない性格なので、展望を持ってみたいと思います。このため、網羅的な対策を述べることはあきらめて、思いつくまま取り上げてみたいと思います。

<家族の機能復活作戦>
1 家族の機能をきちんと把握すること
家族の機能は、現代社会においては、それぞれが助け合い、分け合って、守りあって生活することによって、そこに帰れば安心できるという人間関係を形成し、家族外でのストレス、交感神経の高まりを、家族の中で副交感神経が優位になりやすい環境を作って、量質の睡眠を確保して体内メンテナンス(自然治癒力)を活性化することです。

生理的及びメンタルのストレスを軽減することによって、社会病理を無くすとともに、社会病理の犠牲になることを防止する効果が期待できますので、現代日本においてはこの副交感神経の活性化システムは必要不可欠のものとなっていると思われます。このことを学習することが第一歩かもしれません。

2 家族全員が快適と思える人間関係を形成するための研究、成果、経験の普及を行う。
こうしなければいけないということだけでなく、私の言っていることが本当であれば、家族が副交感神経優位にする人間関係になれば、快適であり、生きる意味を持つことになるはずです。要するに楽しい人生が送れるはずなのです。
そのためにするべきちょっとしたことを情報流通することによって、快を覚え、快の方向へ流れが生まれると思うのです。

3 家族が安心していることに対しての喜び、充実感の普及
2と同じようなものですが、快自体を普及する必要があると思うのです。これまでの芸術から、転換させていくというと大げさかもしれませんが、文芸や映画、その他で家族をテーマに作成してもらいたいと思っています。その中でサンプルとして具体的な困難克服の形を見せてくれるととても参考になると思われます。

<家族の機能が復活した場合の効果>
家族の機能に価値が置かれ、機能が復活しつつあると、先ず、ストレスの中断が起きることが期待できます。家に帰っても各人が孤立していれば、外でのストレスが持続してしまいます。一瞬でも家族の思いやりに癒されれば、ストレスの持続が中断します。気休めは実は大きいことです。ストレスが持続すると、不安も持続し、思考力が減退ないし停止してしまいます。一瞬でもストレスが中断すれば、冷静になり、別の観点からの解決策が見つかるかもしれません。

過剰な防衛行動が減少する。社会病理のほとんどでみられるのは、過剰な自己防衛です。過剰な自己防衛を行使すると、それを意図しなくても誰かを攻撃することになっていることが多くあります。それが、家族の中にいれば、自分が尊重されているという認識を持つことができれば、自身を持つことができます。外で攻撃されても、家に帰るまでの辛抱だということもできます。また、家族を犠牲にするような人間関係だということがわかれば、その人間関係から離脱するというアイデアも生まれます。

家族というベース基地ができれば、人間は無駄なストレスに悩むことが減少しますので、能力を発揮しやすくなるはずです。

社会病理も減少するし、無駄に傷つくことも減少するし、人々が平穏に生活し、よこしまではない目的での行動が増えるようにも思えるのです。

理屈の上ではそうなるのだろうと思っています。

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