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妻が時折感情を爆発させて収拾がつかなくなり悩んでいる方へ [家事]

いつもではないけれど、時折、
妻が感情の収拾がつかなくなってしまい

例えば、抑制がきかない叫び声や怒号をあげて、
貴方や子ども罵倒するとか

メールで、さっきまで会社帰りの買い物の打ち合わせなんかをしていたのに
突如、「死ね」とか書きこんできたリ
身に覚えのない浮気を非難し始めるとか

刃物を持ちだして、自分やあなたや子どもに向ける
という悩みを聞く機会が増えています。

そのくせ、翌日になると
昨夜のことを覚えていないようにケロッとして
日常が始まったりします。

爆発しているときは修羅場で、
子どもにも影響が生じる心配もあるし、
とにかくののしられるので苦痛です。
どうして突然変貌するのかわかりません。
きっかけさえもつかめないのです。

また、突然家を飛び出したりしそうなこともあるので
抑えなければならず、
抑えても暴れ続けて殴られたりするので
どうしてよいのかわからなくなります。

貴方は心身とも消耗しきってしまい
こんな生活から何とか抜け出したいと思うでしょう。

思い余って行政に相談に行っても
貴方が男性の場合、相手にされないことも多いようです。

包丁を持ちだして怖い思いをしてどうすることもできず、
警察を呼んだところ、
何故か警察は妻を保護して、
子どもと一緒に行方不明になる
というケースさえ実在します。

どのくらい件数があるのかわかりませんが、
程度の差はあるものの、
このように妻がきっかけがわからないうちに爆発している
というケースは確かにあるようです。

妻の爆発の原因は、いろいろあるようですが、
今回は深く立ち入りません。

どうやら共通の要素として見えてきたのは、
妻の「不安」であることは間違いないようです。
不安とは危機感を感じている段階のことを言っています。

人間は、おそらく他の動物も
不安を感じると、それを解消しようとします。
生きることそのものですね。

解消の仕方は、
不安を与える事情に対して攻撃をする方法と
この時の心もちを怒りといいます。

不安を与える事情から逃げようとする方法があります。
この時の心もちが恐怖です。

ところが、爆発する奥さんの不安というもの
その危機感というものは
取り立てて合理的な理由がなくても
自然とわいてくるものらしいです。

具体的な言葉にすると
・自分が尊重されていない
・自分だけが損をしている
・自分が家族の奴隷のように感じる
・自分が自分の人生を生きているという実感がない
等の言葉が出てきていますが、
漠然とした不安、子どもを抱えて生きていくことの不安
というようなものみたいです。

一つの可能性としては
出産に伴うホルモンバランスの変化が考えられそうです。

多くは、第2子ないし、最終子出産後にこのような感情が生まれてきて
2年以内に爆発したり、
子どもを連れて別居するということがあり、
私のところに夫からの相談が入るという具合です。

夫側の母親に、多少のヒステリーの傾向があった場合は
それなりに免疫があるので、
何とか我慢して、時が過ぎることを待つのですが、
そうでない場合は、とにかく驚きます。
何かにとりつかれたのではないかと感じる場合もあるようです。

人格が豹変するという感じなのです。

修羅場に耐えられなく、精神疾患を発症したり、
要求に応じて金銭を渡しているうちに
会社のお金に手を付けたり、借金が膨大になったり
ということで発覚することもあります。

さて、その妻の不安なのですが、
不安の強さや、程度は、個性によってだいぶ違うようです。

考えすぎだという自己暗示をかけて
事なきを得ている方々もいます。
適切な協力者を得て
解決する場合もあります。

しかし、頑固な不安が強烈にある場合、
なんとか不安を解消しようとするのですが、
適切な方法が見当たりません。

こういう場合、過敏になっているから
些細なことが自分を攻撃しているように感じられます。
そうして、自分より弱いと思う相手、勝てると思う相手の
些細な言動に対して、
元々あったとその反応をひっくるめて
怒りとしてあらわしてしまうようです。

漠然とした不安80
些細なことによる不安5でも
怒りとしてぶつけるのは85になるわけです。

子どもに対してぶつけやすいことは
こういうことなのです。
また、子どもに過酷に怒りを表すのもこういうことのようです。

最悪のケースは、逆に
夫に怒りをぶつけられない場合です。
怒りをぶちまけようとすると
暴力で阻止されたり、
言葉で言い負かされたりして
かえって不安が募っていきます。

子どもに対して自分がヒステリックになったくせに、
夫の子どもに対する虐待を理由に
別居の上、保護命令を申し立て、離婚調停を申し立てる
というフルコースになるケースがあります。

夫が怒りを受け止める犠牲になることは、
子どもから見ればまだましなのかもしれません。

逆説的な言い方をすれば、
ヒステリーの標的になる夫は、
妻から信頼され、愛されているのです。

このような妻側の代理人になると、
「でも私は夫を愛しています」
とぬけぬけという人がほとんどです。
夫の不満をぶちまけている直後に言うので、
許されるのなら、両方のほっぺたをつかんで、
「どの口で言うんだ」と問いただしたくなります。

どうすればよいのか?

先ず、不安を否定しないこと
気の迷いとかそういうことを言っても何も良いことはありません。
可能な限り、心配なんだねと肯定してあげることです。

こうすればよいよというアドバイスは
あまり成功例は聞きません。
とりあえず、心配を肯定すること。
不安になっていること自体は間違いありませんから。


妻の不安を解消する方法がひとつあります。
興奮状態が収まった後、
こちらも何事もなかったようにふるまうということです。

妻は、何か変なことをしただろうということは覚えています。
大変気づまりな状態にあります。

妻自身が、自分を止められないことに
恥ずかしさや苦しさがあることが多いです。
でもそれを夫にだけは見せようとはしませんが。

そういう時、なかったことにされる、
「そういうこともあるよね」という切り替えが
安心させるようです。

あとあとしつこく責めることが最悪です。
そういうことはするなということ
後々言われることは
大変気づまりです。

妻からしてみれば
失敗してもフォローしてくれる
ということが、自分が尊重されているということを
実感できる事情ということになります。

特効薬は、怒りの的になることを甘んじるということのような気がします。


ということで、的になる夫の心構えです。

1 いざとなれば離婚という選択肢もある。
  やっぱりこういう気持ちの逃げ道は必要です。
  実家でも何でもよいのですが、
  逃げ道を一つ確保しておきましょう。
  協力者を作るのではないです。
  あくまでも心の逃げ道です。
  これがなければ沈没してしまいます。

2 あなたに怒っているうちは
  向こうの気持ちはつながっている。
  これは信じてもらうしかありませんね。

3 嵐はやがて過ぎ去る
  対応がうまくいけば、その日の夜に静まります。
  翌朝まで持続していないので、
  こちらがおはようと言えば解決することが多いです。

  気まずい気持ちでいる妻に
  近寄りがたい態度を示して舞うと
  新たな不安に基づく怒りを招いてしまいます。

  また、諸先輩の話を希望的に聞けば、
  やがて自然に収まっていくようです。
  奥さんに対するフォローが積み重なれば
  それは、あなたが安心の記憶となります。

4 緊急避難は近場で
  よく言われるヒステリーが始まったら
  夫は斜め下を向いて、やや口を開け
  悲しそうな、呆然としているような
  そういう無言の抵抗というマニュアルもあるのですが、

  別室に避難する
  顔を見せないということも有効なのだそうです。

5 妻は役割を果たしたからこうなったのかも
  出産はホルモンバランスの変化がものすごいのです
  妊娠までは、女性ホルモンが大量に出ます。
  しかし、出産後は女性ホルモンがなくならないと
  母乳が出ないそうです。
  母乳を出すホルモンが出ているときは
  攻撃的になるらしいです。
  子連れの母熊みたいなものです。

  もしかしたら、
  妻自身が悩んでいる爆発も
  子どもを産んだことがその原因かもしれないのです。

  子どもを自分の命に代えても守るというお父さん。
  妻の怒りの標的になることが
  いくつかの意味で、その時なのです。

6 家族の中に正義や条理は持ち込まない
  理不尽であろうとなんであろうと
  家族を守るということはそういうことなのです。
  奥さんだって、
  爆発しないで円満に生活したいのです。

  どうしてこうなってしまうのか
  そこを悩んでいるのです。

7 子どもに母親の悪口は言わない。
  そういうこともあるんだという説明をするしかないでしょう。
  あなたが子どもに謝ることで、子どもが安心するなら
  何度でも謝りましょう。
  信頼関係が生まれるという副産物もあります。

8 辛いかもしれませんが
  ぜひ修復を第1に考えてほしいものです。

  離婚調停などに備えて
  警察に事情聴衆に備えて

  実際、包丁を振り回したり
  誰かがけがしたりしそうになれば真剣に考えるべきかもしれませんが
  そのためには、動画撮影や録音、日記などをする必要があるのですが
  相手にそれを知られると決定的に不安が固定してしまいます。
  また、それをあなたが見る機会があれば
  修復は不可能になります。

  さらに、そういう証拠があっても
  警察や裁判所があなたの味方になる
  という楽観的な見通しが
  必ずしも立つわけではないからです。



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