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解消しようのない不安の解消方法 誰かのために行動すること コロナ疲れの影響を最小限にするために 東日本大震災の教訓 [災害等]


象徴的なのは、平成23年のプロ野球の開幕の際に
嶋基弘捕手がしたスピーチです。
「誰かのために戦うものは強い」

これは、被災地では感動をもって指示されたスピーチでした。

野球選手だけでなく
一般の地方公務員の方々も
自分や自分の家族の生活をなげうって
震災復興に不眠不休の活動をされていました。

でも、彼ら、彼女らも被災者でした。
住民からの気遣いの言葉があれば
号泣してしまうほどの悲惨な体験をしたり
小さな子どもを家族に預けて活動していました。

一般のお父さん、お母さんも
ライフラインの途絶の下で
今度いつ食料が入るかわからないため、
今ある食糧を子どもたちに優先に食べさせていたので、
だいたいは2,3kgはやせたでしょうか。

その直後、福島第1原子力発電所の爆発がありました。
放射能の恐怖は、目に見えないこともあって
言い知れぬ恐怖を覚え、
色々なことに敏感になりました。

まじめに考えれば
チェルノブイリとの比較で語られるほど
大惨事として、人体への影響の恐怖が沸き起こります。

被災地全体に閉塞感が生まれていきました。

それでも私たちがたくましく生き抜いたのは、
一時しのぎを大切に活用したことと
我が子のために頑張るという行動でした。

自分一人であれば、あれもこれも不安の材料となってしまい
正常ではいられなかったかもしれません。

自分を捨てて家族のために頑張るということは
不安や恐怖が感じにくくなったという体験をしました。
平成23年4月7日の大地震の時もそうでした。
二度目の大地震のために今度こそマンションが崩壊するのではないか
ということまで感じましたが
自分が盾になって家族のダメージを少しでも軽くしようとしたときは
自分の命が無くなるという恐怖は感じていませんでした。
瞬時にとてつもないハイ状態になっていました。

今回、コロナウイルスがどこまで拡散するのかわからない状況です。
季節的なのどの痛みや咳の症状が出ても
コロナではないか、コロナと疑われるのではないかなど
心配の種は尽きません。

今回は自分を捨てて家族を守るという
直接のシーンはないでしょう。
家族がコロナウイルスにり患したら家族も罹患するリスクが高くなります。

しかし、家族を安心させよう
一時的にでも家族を楽しませよう
あるいは、余計な不安を与えないようにニコニコしていよう等
家族のためにできることはたくさんありそうです。

特に人間は、不安を覚えると
それを解消したいという不安解消要求が起きて
不安解消行動に出ます。

不安解消行動が見つからないと
不安解消要求だけが大きくなり、
悲観的な考え方が増えたり、過敏になったりします。

逆に、余計な心配を与えず
家族を尊重している、
家族の不安を否定しないで受け止める
ということを行い、
少しでもニコニコして暮らせるよう奮闘することは
コロナ疲れを生まないために極めて有効だと思います。

できるだけ家族の感情などを受け入れて
そうだねと言えると良いと思います。

精神的には結構きついところもあると思いますが
これができるようになれば
コロナがなかった場合よりも
家族はあなたといることが楽になるでしょう。
そしてあなたのまねをするようになると思うのです。

コロナを利用して家族のきずなを深めようではありませんか。

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