SSブログ

第2回 結婚中に言ってはならないNGワード これを逆算して考えると・・・コロナ禍を活かした家族メンテナンスのヒント2 [家事]


離婚事件を担当すると、
相手が離婚を決意するきっかけになった相手の言葉として
多くの事例で出てくる言葉があります。

それは、「離婚する。」「別れる。」「出ていけ。」という言葉です。

もちろん、言う方は、本気で言っているわけではなく、
一時の感情に任せて言っているわけです。
ただ、それまでの出来事が積もり積もって
そういう言葉を止めることができなかったという側面もあるわけです。
それはわかるのですが、
これらの言葉は、想定以上に相手の心が変化をしてしまうようです。

ショックを受けるというよりも、
「はい、終わりだね。」
という心の緊張を切ってしまうような効果という表現が適切なようです。

おそらく、夫婦なんてものは血のつながりはないわけですし、元々他人なので、
一緒にいることが楽しい夏の時代を過ぎてしまうと、
何かしら相手との関係に不安や疑心暗鬼を自然に抱いていくようです。
この不安はなかなか自覚することはできないようです。

しかし、潜在的に、二人の関係が終わってしまうことを怖がるところがあって、
常に微妙な緊張状態にある人が多いようです。
色々喧嘩をしても、離婚とかこれで終わりにはならないでいてほしい
という気持ちを持ち続けているようです。

それにもかかわらず、はっきりと言葉に出して関係終了と言われてしまうと、
緊張の糸が切れて、
もう悩み続けることはやめようという気持ちになるのではないでしょうか。
そんな感じがします。

一回糸が切れたら、再びやり直すことは大変難しくなるようです。

逆に考えると、
この無自覚な別離不安を解消することによって、
夫婦であることが心地よい関係になるのではないかと思います。
「一生そばにいるよ。」とか「ずうっと仲良くしようね。」
というメッセージを発信し続けることが相手を安心させることになるはずです。

はっきりそう言うことが難しいとしても、
別離の原因になるかもしれないと相手が不安に思っている、
相手の弱点、欠点、失敗について、
責めない、批判しない、笑わないで、
受容して、そこは自分が補っていくという態度を心がけることが、
別離不安を解消する具体的な方法だということです。

少なくとも頻繁なダメ出しはしないということが、
家族円満のコツということになるはずだと思います。
あとは、感謝と、こちらが間違ったときの謝罪をこまめにするということでしょうか。

nice!(0)  コメント(0)