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第12回 家族への八つ当たりをチェックしよう 不安を感じにくくして家族への攻撃を止める方法 コロナ禍を活かした家族メンテナンスのヒント12 [家事]



つい家族を攻撃してしまうということがあると思います。

人間は、色々なことで不安になる動物のようです。
不安になると不安から逃れたいと思うのは人間以外の動物も共通です。
この不安を感じにくくする方法が、
誰かを攻撃するということです。

これは無意識に行っていることです。

なぜ誰かを攻撃すると自分の不安が感じにくくなるかを説明します。
人間の、感情、感覚は、多くのことを同時に感じることができないようです。
このため、怒っているときは、不安を一時的に感じにくくなっているらしいのです。
一時的ですが、不安を感じないので、少し楽になります。
これを覚えてしまうと、
家族とは関係のないことで不安を感じるのに、
些細なことで怒りがわいてきて家族を攻撃してしまうということらしいです。

家族を攻撃したとき、あなたは
「自分を安心させるために家族を犠牲にしているかもしれない」
と自分で振り返るべきです。
おそらくその時、
「だって相手が悪いから」
という言い訳を頭の中で繰り返している自分に気が付くことでしょう。
直接のきっかけは家族にあったのかもしれませんが、
本当にその怒りの程度に見合う原因を家族が作ったのか、考えるべきです。

ここで自分の不安の本当の原因が見えてきたら修正もしやすいでしょう。
しかし、なかなか原因を自覚できない不安が多いために修正は難しいようです。
どうしたらよいでしょうか。

ここは、人間の感情、感覚が同時に複数のことを感じられない
という特質を利用するとよいと思います。
不安を感じたら積極的に家族に親切にするということです。
奉仕の心になることです。

妻は何をすると喜んでくれるのだろうと考えて行動する。
人間は仲間に親切にすると本能的な「快」を感じます。
同じように一時的に不安を感じにくくなります。

では、その行動で喜ばれない時にどうするか。
ここで、「なんだせっかく配慮したのに」と怒ってしまうと逆効果です。
そうではなく、「良かれと思ってやったけれど、気が利かなくてごめんね。」
と笑って返すことができれば、
あなたが相手のために何かしようとしたことが相手に伝わります。
無駄のない行動となるわけです。

本来不安によって家族が崩壊していく事情を逆手に取って、
安心できる家族関係を作っていくということは痛快だと思いませんか。
そしておそらく、こうやって人間は子孫を残してきたのだと想像しています。


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