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尾木ママ久しぶりにカストリマスコミにカウンター なぜ逃げられないか フリーズと絶望 [事務所生活]

先日無事保護された誘拐事件の件で、
尾木直樹氏が、マスコミにゲスの勘繰りはやめるように
苦言を呈したとのことで、
尾木ママが男を上げた(いいんだよね。)ようです。

ネットでは、ぶーぶー文句が言われているようですが、
論点がかみ合っていないようです。

マスコミの問題は、
被害者が逃げることができたはずだ
という前提を勝手に立てていることです。

物理的に体を動かせたから
逃げられたはずだという
素人考えです。

対人関係学的に言えば
生きる意欲を失っているのであれば
逃げようともしないで
ただ、あきらめている
という状態がありうることは初歩の初歩のお話です。

人間は危険に直面すると
危険から逃げることを基本としますが、
危険に挑んで戦うということも選択します。
勝てるという意識が生まれたときは戦うという選択肢をとるようです。

しかし、
逃げることも不可能だ
戦っても勝てないという認識を持ってしまうと
即ち絶望ですね。
生きる意欲を失ってゆきます。

極限的には
高い崖などから転落した場合、
絶望を感じた場合は
気絶してしまいます。

これが緩やかに抵抗力を奪われていくと
あきらめが徐々に蔓延してゆきます。

絶望を感じる理由は
いくらでも想定できます。

内鍵がかかってあかなかった。
逃げようとしたところ、ひどい目に遭った。
逃げたら殺すといわれた。
親に危害を加えるといわれた。

こうして、逃げようとする気持ちさえ奪われていく
というこは簡単に想像することができます。

そして、すべての行動を規制されてしまうと
徐々に、加害者がどのようなことを求めているか
という加害者の意思を探るようになってしまい、
自分の感覚で行動することができなくなってしまいます。
支配と服従です。

服従し、社会とのつながりを絶たれていけば
絶望しか残らないことは
ジュディスハーマンを引用するまでもないことでしょう。

被害者は、あくまでも被害者です。
子どもということもあり、
大人の責任として、
少しでも、人生を取り戻して楽しく生きていってほしいと
少なくとも、それがマスコミの立場でなければなりません。

今の、エログロナンセンスで視聴率を上げるしか能のない
カストリ雑誌のようなマスコミでは
被害者であろうと、15歳であろうと容赦はないようです。

わからないなら黙っていることが一番です。
あるいは、拘禁反応や絶望などということは
心理学の初歩の初歩ですから
心理学者に語らせればよい話です。

それは、逃げられたはずだと
勝手な前提を置いて議論を進めるということは
カストリマスコミの本領発揮、
目的はエログロナンセンスの話題を提供して
視聴率を獲得する
という目的にそって行動しているとしか
考えようがないからです。

公共の電波を使って
被害者を傷つけるだけの下衆の勘繰りはやめて
まさにその通りです。

尾木先輩
見直しました。
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