SSブログ

「角野卓造じゃねーよ」を流行語大賞に推す [労務管理・労働環境]

ハリセンボン近藤春菜の一発ギャグである。
本来、一回聞いたら終わりのはずの、
顔が似ているというだけの話である。(それほどは似ていないと思う)

これが、なんども繰り返されているが、
他の一発芸と比べると、それほど飽きられず、
むしろ、これがないと物足りないくらいな気持ちにさせる。

これには理由があり、
このギャグは、現代の世相を反映しているから、
これほどまでに受けて、求められている
というのが、推薦の理由であります。

自分は角野卓造ではない。っていうか明らかに違うだろう。
いっしょにするなよ。どう考えても失礼だろう。

現代の若者、労働者の置かれている状況に
共通項があるように感じてきたのです。

職場では、正社員としての募集がなく、
とりあえず派遣会社に登録する。
派遣先会社の都合で、あっさり仕事を失う。
「なんで、まじめに働いていて、仕事がなくなるんだ。
いらなきゃすてられるのか、こっちはどうなるんだ。
資材じゃねーよ。」

仕事が続いても、ささいなことで、
ノルマに追われた上司からねちねちと
同僚の前で、小言を言われ続けている。
「サンドバッグじゃねーよ。」

働いてくたくたになって帰れば、
あれも買いたいこれも買いたいと
自分の給料が低いことをあてこすられる
「金のなる木じゃねーよ。」

学校の時は、ちょっと楽しくしていると
非行の兆候か何か知らないけれど、
余裕のない教師にすぐにやめろと言われて、
高校生になっても「手はおひざ」状態
「人形じゃねーよ」

叫びたい人たちは、たくさんいると思います。
でも、現実には叫べません。
だまって、じっと耐えている。
悔しくて眠れなくても、また朝がきてしまいます。

「明らかに違うだろう。人間として扱われていないだろう。」
言葉にならない気持ちが渦巻いているような
そんな殺伐とした一面のある世相ではないでしょうか。

近藤春菜は思いっきりよく、本当に効いていて気持ちよく叫びます。
「角野卓造じゃねーよ」
余計なことは言わない。一言。
まけちゃいらんないよ。明らかに違うだろう。
うるせぃや、ふざけんじゃないよ。
言われっぱなしにはさせないよ。

聞いていて気持ちがよくなる理由があると思います。
まじめに、流行語大賞に推薦させていただきます。





nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0