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自動車の破損具合と人体への影響 [交通事故]

保険会社の主張として、追突された事故車の写真を見せて、
「こんなに小さな傷しかないのだから、
こんなに治療が長引くということはない。」
というものがよくあります。

写真を見ると、後ろのバンパーが
少しへこんでいる程度なんてことがあり、
それでも被害者は、数ヶ月間治療を受けていたり、
骨折している場合があるわけです。

自動車整備工場の話によると、
特に軽自動車を中心に、
後ろのバンパーの材質が、
復元力のある材質が使われているというのです。
つまり、一度追突でへこんでも、
時間がたつと自然にへこみが取れてくる
ということだと思います。
なにやら、アメリカでは、
その材質の後部バンパーが
義務付けられているとか。

そうだとすると、
事故直後の写真を見なければ、
事故の程度はわからないことになりますね。

そもそも、傷の具合と、けがの程度は、
比例しないように思います。
車の前後は変形しやすくなっていて、
衝撃を吸収して、人体に与える影響を小さくしている、
側面は強い材質で、物理的な衝撃を
体に与えないようにしていると聞いたことがあります。

深く腰をかけている場合と
大雨で前が見えず、フロントガラスの方に
前のめりになっている場合では、
背骨に対する衝撃のかかり方も違うようです。
横を見ているときに衝突されても力の入る方向が
かわってきます。

そもそもむちうち症は、
衝突の衝撃でなるというよりも、
追突して、車が突然動くことによって、
体が激しく前後して、
首が前後にむちのようにしなることから
起きてしまうことなので、
サイドブレーキを引いていたか等で、
ずいぶん変わってきます。

車の傷と人間の傷は、比例するとは限らない
という理由です。
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