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不況脱出のキーワードは、愛国心かもしれません [事務所生活]

愛国心って、なんか庶民に押し付けられるものという
イメージがありますが、
特に大企業こそ、愛国心が足りないと思うのです。

愛国心の言葉の意味が問題ですが、
さくっと、「日本に住んでいる人たちの幸福を
自分の利益よりも優先すること」の意味で使います。

そうするとですねぇ、
日本の労働者の賃金が高いからって、
海外で製品を作って日本で売るって言うことは、
どうなのよ~ってことになるわけです。
特に、日本で大量解雇をして、
海外に工場をを作ったとこなんて、
とんでもないということになります。

こうやって、労働賃金の安いところが就職があり、
日本の労働者が正規雇用されなくなる。解雇される。
賃金の低い非正規雇用となるから、
安いものしか買えなくなる。買い控える。
物が売れない、もっと安いものを売る。
そのためには、もっと多くの企業が輸入に頼る
日本の正規雇用者が解雇される。
国内は非正規雇用が増える。
派遣切りもおきる。
不況の悪循環ですね。

ちょっと前に、イオンが、国内生産を強調したことが
ありましたが、遅らばせながら大絶賛です。
こういうことは、マスコミでももっともっととりあげるべき
だったのですが、腰が引けてたと思います。
そりゃあそうでしょう、大部分の大企業が
海外生産にこだわっているわけですから、
スポンサー批判になってしまいますよね。

まあ、企業が利潤を追求することは当たり前なので、
利潤を下げろということにつながる主張は、
無謀、かつ、理屈に合わないことかもしれません。

しかし、お客さんを大事にしないお店は
やがてつぶれるのです。
全国の日本に住む人をお客さんにしている会社は、
全国の日本に住む人たちを大事にしろと
これが21世紀の愛国心だと提起したいのですがねえ。

まあわざわざ愛国心なんて言葉を使う必要は無いのでしょうが、
企業のえらいさん方が、愛国心教育なんてことを言うのを聞くと、
ジミー大西さんを連れてきて
「お前もがんばれよ」と突っ込んでもらいたくなるわけです。
「お前が言うな」でもいいんですがね。

われわれ一般庶民に愛国心なんていわれても
なんかあったら、お国のために我慢しろという結論
しか出てこないじゃないですか。
一人一人は苦しいけれど、
空の雲を見れば心が大きくなり、安心する。
なんて結論に誰がすくわれますか。
(今子供たちが道徳として教育されている
「心のノート」はもっと国民的に検証されるべき
必要があるようです。)

高度成長期から、さらにうえの利潤を目指して
海外の安い労働力をもとめたことが、
現在の不況を作った一因であることは、
間違いないのではないでしょうか。

利潤の幅をもう少しお客さんに還元しましょう
総資本という言葉を、愛国心に置き換えてみたのですが、
不況を止めるキーワードに・・・・どうでしょう?
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