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子供の健康や、能力の問題で、母親を責めてはいけない いたわりの持続力 [家事]

夫婦になるまでの愛情と、
夫婦になって、子供ができての愛情とは、
意味合いというか、表現形態というか、
だいぶ変わるのではないかと思います。

夫婦になるまでは、欲望とか情熱とか、
有り余るガソリンを背景に、
どんなに燃費が悪いエンジンでも、
勢いで突っ走ることができます。

これは、夫婦になったり、子供ができることで、
いつしか、排気量は落ちてゆくものです。

瞬発力が落ちて、
持続力が求められてくるといってもよいでしょう。
これは、これで、エネルギーが必要です。
それと、ハンドル操作が重要にもなってきます。

車で言えば、
初めて、運転技術が求められるといってもよいでしょう。

現代の夫婦に求められるのは、
いたわりを意識することを持続させることのようです。

どうも、男性も女性も、
相手に対して自信の無い人が多く、
極端な話、
何か自分が失敗したりすると、
相手から非難されて、見放されるのではないか
ということにおびえてしまい、
相手が批難していないのに、
批難されるのではないか、あるいは批難された気になってしまい、
さびしい気持ちになったり、
批難される前から逆切するという行動にでたりすることがあるようです。
自分に落ち度を認めると、
相手を攻撃するわけです。

ナウシカという宮崎駿の初期の漫画で、
モモンガに似た小動物のテトと
ナウシカが初めてであったシーンで、
テトはナウシカの指を噛みます。
小動物ゆえに、我が身を守るために攻撃をしたのです。
ナウシカは、驚きも痛がりもせずに、
痛みにじっと耐えます。
やがて、テトはナウシカに自分を攻撃する意図が無いこと、
自分が攻撃したにもかかわらず、それを許したことを感じ、
自分が噛んだナウシカの指をなめ始めるという
シーンがあります。

夫婦でも、わけがわからないときに、
相手が急にむきになる場合は、
相手は、以外と追い込まれていることがあります。

わけのわからない攻撃をされた時は、
ナウシカを思い出して、
相手に、怖くないよというメッセージを伝えてほしいものです。

特に女性は、体調の変化で、
そのような不安や感情を抑えにくい時期があるようです。

しかし、それにもまして、
相手に不安を与える種をまかないことが大事なようです。

特に男性が言ってはいけないことは、
子供の健康や、能力の問題で、
母親を責めてはいけないということです。

子供に何らかの障害や持病がある場合、
母親は、生んだ自分の責任だと、
男性が思うよりも、強く思っているようなのです。
遺伝は、組み合わせですから、
母親だけが責任があるというのは全く非科学的ですが、
頭ではナンセンスだとわかっていても、
どうもそう感じてしまうようです。

障害や病気ではなく、
背が低いとか、かけっこが遅いということも、
責任を感じる母親がいるようです。

もしかしたら、幼稚園児の知育ブームは、
母親の恐怖の裏返しなのかもしれないように思ってきました。
そう考えると、かわいそうなのは子供ですが。

要するに、言葉で夫が責めなくても、
母親は責任を感じてしまって、苦しんでいるのです。
夫が責めなくても、母親が原因だなどと
言葉に出すこと自体、許されないことなのです。

このようなことを、姑だろうが、相手の親だろうが、
誰かが言っても夫たるもの、
妻を守るべく、断固抗議するべきです。
誰も「悪く」はないのです。

敢えて言えば運が悪いということになり、
運の悪さを受け入れられないとき、
無理が生じるものです。

それはさておき、
子供のことが典型ですが、
相手の弱さ、苦しさに気がつかず、
責めないまでも、いたわりが無い場合は、
夫婦の信頼関係は崩れてゆきます。

子供を積極的にかわいがる、
相手の苦労を言葉に出してねぎらう、
お金を使って慰労する。
具体的行動が求められています。

別に難しいことではないのです。
それによって、相手が喜ぶというより、
相手を喜ばせようという気持ちが大事
ということになるようです。

仕事を一生懸命やっているということで、
すべてが許される時代ではないようですよ。


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