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震災後の自殺予防 睡眠の確保の工夫 弁護士に何ができるか。 [自死(自殺)・不明死、葛藤]

3,11からもうすぐ一カ月です。
避難所では多数の人たちが、
狭い場所で共同生活をしています。

話を聞くと、
避難所から親戚などが迎えに来たりして、
避難所の人数が少なくなると、
別の避難所に吸収合併されていったようです。

いつまでたっても人口密度は減らないようです。

昨日のニュースでは、
避難所になっている体育館に、
段ボールかプラスチックの
四角いテントみたいなものが、
各世帯に配置されたことのことでした。

座って着替えができるということをおっしゃっている人もいて、
なかなか好評のようです。
ファインプレーだと思います。

もしかしたら、
プライバシーが確保されることによって、
睡眠の質が向上されるかもしれません。

避難所で自殺を図ったヒトがいるという
報道がなされました。

避難所にいる人にうつ症状が出る理由は
山のようにあります。

問題は、二次災害をどうやって防ぐかということだと思います。

自殺は、正常な意思決定システムが働かない状態で
決行されることが多いというのが、これまでの研究です。

重篤なうつ病で、正常な意思が無かったという場合や、
自殺者の検死の結果から
アルコールや睡眠薬が検出されることが多いように、
意識もうろう下で、後先の冷静な判断ができず、
思いついた行動を制御できないために、
行為に踏み切るということが多いようです。

アルコールも睡眠薬も無くても、
慢性的な睡眠障害、時差ボケのひどい状態で、
意識もうろうになり、
判断力が著しく落ちる
ということも大変危険な状態であるようです。

睡眠不足は、それ自体
うつ症状を強めるそうです。

昼間は、日に当たり、
夜の睡眠を確保することが必要なのですが、
避難所にいる方は、なかなか具体的な方法が
見つからないかもしれません。

自宅にいる我々でさえも、
ねているときの余震で起きてしまったり、
放射能のことを考えたり、なかなか寝付けません。

ただ歩いているだけで、
震災で亡くなった人のことを思い出したり、
親の実家の近くで行方不明になっている子供たちのことを考えると、
いつの間にか涙が出てきていることに気がつく状態です。

自分自身、まずいかもしれないと
思いはじめているあり様です。

昨日弁護士会の自殺対策プロジェクトチームの
今年度最初の会議がありました。

今回は、他人事ではありません。
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