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4月24日の河北新報から学んだ、日本人、東北人のこころ、そして反転攻勢の時期が来たこと [災害等]

4月24日、河北新報の記事が充実しています。
読み応え有るというか。

一面は山元町の避難所にミッキーマウスたちが来た
ということが写真入りで紹介されています。
今度、ディズニーランドに行って、
あんときはありがとうと言いに行きますからね。
子供たちは嬉しかったでしょう。
私も嬉しい。

今さらではなく、これからですから。
本当にいいタイミングでいらっしゃったと思います。

楽天とベガルタが逆転勝ちしたとのいのも、
素直にうれしい。

精神科のお医者さんの具体的なアドバイスもあるのですが、
興味を引いたのは4面の二つの記事。

一つは、中国における、日本の被災地の報じ方です。
この件では中国でも報道規制がないようなので、
見たまんま報じているとのこと(おいおいそれじゃあ・・・)

被災地であるのに、
パニックにならず、整然と買い物の列に並んでいて、
埋葬の時も大声を出さずと
そういうことを見て、
反日感情が消えたのだそうです。
記者は抗日分子だったけど、
政府間はともかく、
「人民同士が敵対することは永遠にないだろう」
とまで言っているというのです。

報道機関ということでガソリン優遇されたり、
ということも驚いていたようです。

なんか、こっちから見ると、
悪いところしか気がつかないけれど、
こうやって外から教えてもらうと、
いろいろあっても、
総合的にみると、どうやら誇らしい民族
ということになるようです。

確かに私も、1千円2千円の買い物の為に
4時間並んだんだわ、みぞれの日に。
みんな文句はあったのです。
もっと効率よくできないのかと怒ってもいたのです。
ぶつくさ言いながらも、
我慢していたというのが本当です。

その時、誰かが、必ず大声を出すのですが、
理性的に、整然と文句を言って、
拍手を受けていました。

私の嫌味も、結構爆笑をもらいました。

わたくし風にというか、このブログ風に言うと
日本人というか(妻の説によれば東北人)は、
折り合いをつける遺伝子が支配的な人が多いのでしょうね。

その中に、折り合いをつける遺伝子が少ない人がいて、
大きな声を出す。
その声をそうだそうだと聞きながら、
それで満足する折り合い遺伝子優位の人々
という図式のようです。

なんか、折り合いの付け方というのでしょうか、
結局一つの秩序を形成するために、
役立っていたような気がします。

それにしても、こういう姿を見て、
日本人の見方が変わったって、
今までどう見られていたのでしょう。

便乗値上げをしないということも評価されていますが、
便乗値上げをしないと馬鹿だと言った
某経営者が日本人の代表例と見ていたのでしょう。

もう一つの4面の記事は、梅原猛の復興への提言の
コメントです。
その中で、
「明治維新の廃仏毀釈が仏を殺し、神々も殺した。
天皇、国家を神とする一神教に八百万の神を従わせた。
修身教育は、神々や仏を敬う日本人の心を
喪失させたと思う。」
とおっしゃっています。

生意気なことを言わせてもらえば、

我が意を得たり!

最終面22面は、
児童108人のうち65人が死亡し
9人の行方不明
教職員も10名死亡
という石巻の大川小学校の記事でした。

宮城県民の多くが記憶している小学校の名前と
なってしまいました。

震災直後から何回も報じられていましたが、今回は、
かなり理性的に、それだけ一生懸命検討し、
記事に仕上がっていました。
これまで以上に、印象的なものとなっています。

我々みんなが、
今回の大震災と、
正面から向き合い始めて、
評価をし始めたと強く感じました。

河北新報、読みごたえがあります。
同じ値段でよいのでしょうか。
(便乗値上げは許さんが)
効率よく、休みをとっていただくことを
お祈り申し上げます。

まだまだ、復興を超えた繁栄まで
長丁場ですから。
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