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英国人語学講師死亡事件のI被告人の逃亡時の埋没行動について [刑事事件]


語学講師をされていた英国人語学教師が亡くなられた事件で、
死体遺棄罪で指名手配されていたI被告人が、
手術を受けながら2年半の逃走をしていたということで、
テレビで特集が組まれたりしていたことを思い出した。

I被告人は、入りなおした大学を卒業して2年、
親の仕送りで生活していたとのことである。

この間の事情はよくわからない。
ただ、なんとか就職して、
安定した生活を求める
協調志向型の多数派とは
異なる志向行動だったようだ。

ただ、彼の恩師の大学教授が
彼に対する理性的な裁判の実現という観点から
支援行動をしているとのことで、
彼の実像、他人との折り合いがどうだったのか、
興味深い。

逮捕後の取り調べの様子を語る捜査機関からの情報
ということで報道される様子は、
極めて特異な様子に描かれている。
この点も真実のほどは不明としなければならない。

最も興味深いのは、
逃亡時の職場、寮での様子である。

伊達メガネをつけて、
外出もせずに漫画を読んで過ごし、
群れに積極的に埋没しようとする行動である。

仕事も一生懸命積極的に自発的に行い、
仲間から感心されていたとのことだ。

もっとも
多数人のように本能的に埋没を志向しているのではなく、
逃亡としての意識的埋没なのだから、
意味合いはずいぶん異なるのだろう。

2年半という長期の逃亡が可能となったのだから、
埋没行動は成功していたのだろう。

要するに
強い動機づけがあれば、
協調志向が弱い人でも、
協調志向行動がとれることになる。

強い動機づけを、
継続的な長期にわたる動機づけ
即ちしつけと置き換えれば、
その真意とは別に、
協調志向の日常の行動をとらせることは
可能な場合が多いのではないか。

彼の2年半の行動と、
周囲の反応は大変興味深い。
大変申し訳ないが、
詳細な事実を知りたい気持になっている。

埋没行動は、彼の精神、思考、志向に
一時的とはいえ、影響を与えたのだろうか。
逃亡中の人間関係に関する考え方と、
逮捕後の人間関係に関する考え方は、
変化があったのだろうか。

ところで、この事件は、
裁判員裁判となっているようだが、
報道によると、
両親が裁判に協力しないということで、
6人の弁護団はいるけれど、
大変ご苦労されているとのことである。

この事件が国選弁護ということでは、
弁護士は大変気の毒である。

このことを知って、
前述の大学教授が、
調査活動の実費等の為に
100万円を目標に、寄付を募っているそうだ。
事件が事件なので、
交通費だけでも相当な金額となるようだ。

ややこしい話が、
女性の支援者の中に、
ミーハー的な支援をしている人が多くいて、
世界の顰蹙をかっているらしい。

正当な裁判の実現ということで、
支援することはまっとうなことだけに、
アイドルを応援するような行動は、
考えてもらいたいと思う。

確かに、亡くなられた人がいて、
そのご両親や関係者の方々もいるわけで、
配慮されるべきだと思う。

ただ、そのような要因を作った一つは、
警察が発表した整形手術後の顔写真の
異形のような不気味な写真と
逮捕された時等のI被告人の写真のギャップが
関係しているのではないかと
考えているところである。

あれはなんだったのだろう。






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