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弁護士刺殺事件について 津谷裕貴先生の死を無駄にしないために、予防手段の研究を [事務所生活]


亡くなられた津谷裕貴先生のご冥福をお祈り申し上げます。

また、ご遺族の方には心よりお悔やみ申し上げます。

少しずつ事件の内容が明らかになってきましたが、
突っ込んだことを言える状況ではありません。

ただ、弁護士のブログとして綴っているので、
コメントしないこともつらいので、
取り上げた次第です。
本来冒頭の2行だけで良いのです。

結構、防犯には力を入れています。
事務所は、セキュリティシステムを早々と導入しました。
当時法律事務所の窃盗が流行っていたのですが、
どちらかといえば事務員の福利更生の為の導入でした。

セキュリティ会社の人に、
うちで導入したといえば、
他の法律事務所でも、
あんな金の無い所でも導入したという危機感から、
どんどん契約が取れるから名前出してみろといったら、
本当にどんどん契約が取れ、
営業担当者はホクホクでした。

しかし、自宅で寝込みを襲われたとなると、
確定的故意犯だと、
警察も間に合わないのが普通でしょうか。
よけようがない。

めったにないことだから、気が動転ということもあったでしょう。

実は、離婚の相手方という関係では、
これまで、多くの弁護士が何らかの被害にあっているし、
裁判所内での事件もありました。

弁護士会は、弁護士会として、
自らのセキュリティとして、
本事件をはじめ、これらの事件について資料を集め、
分析を開始しなければならないと思うのです。

繰り返される可能性があるからです。
どのようなケースで相手方が弁護士をうらむようになったのか、
当事者の精神状態、性格(病的性格傾向)はどうだったのか。

離婚事件を進めるにあたっての弁護士の対応について、
セキュリティとしての注意事項はあるのかないのか、

事件後の危険な兆候とは何だったのか、
事件前に警察に何をどのように求めるのか

事件時の対応。

最悪の事態を回避する可能性があるなら、
調査分析をしなければなりません。

その弁護士の不運とか、犯人に対する糾弾とか
そういうことでは済ませられないのです。

現実に、今、その危険が迫っているかもしれません。

弁護士会は、生き残っている弁護士の為に、
その調査を一刻も早く着手するべきです。
他人事ではないからです。


本当は、お通夜か葬儀に秋田に行きたかったのですが、
月曜日と火曜日になってしまったそうです。
私が初めて担当する裁判員裁判と重なってしまいました。

今回のことを、決して忘れません。
自分や後輩たちの為にも、
微力ながら、
今回のことを、今後につなげる努力をしていきたいと思います。

津谷裕貴先生のご供養には、
それが一番ふさわしいのではないかと思うのです。


天国から、お力を貸してくださいね。
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ドイホー

もうしわけありませんが、
個人が特定された情報は
削除しなければならないそうです。
私のブログを最後まで読まれた方であれば、
真実を正当に評価すると思うのですが、
削除となります。
私が承ったということで、
ご理解ください。
by ドイホー (2011-01-18 06:04) 

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