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高校生の職業選択の自由 校内選考と管理  [事務所生活]

まあ、大人だって、職業選択の自由どころか
職業につく自由も危ういところですが・・・・

高等学校の生徒管理で、
就職をちらつかせておとなしくさせている
のではないかという話をしましたが、

具体的には、校内選考というのがあるらしいのです。
私は、大学のときでさえ、
司法試験の勉強をしていたので、
就職活動は、
友達から話を聞くだけで、
体験したことが無いのでわかりませんでした。

どうやら、地方都市の場合、
就職先の地元大手企業は、
就職者の多い高等学校と
ある程度話がついており、
年に何人か採用させるそうなのです。

ところが採用枠というのが限定されており、
学校は、その採用枠、4人なら4人しか推薦せず、
企業もその4人を採用するそうです。

どうやって、4人を決めるかというと、
学校の判断なのだそうです。
企業に応募する前に、
学校に、その企業に就職希望だと名乗りでる。
地元ではいい会社だから、
どうやったって、4人以上はその会社に
就職を希望するそうです。

そうすると、
4人を超えて希望者が出ると
学校が、4人を絞り込むのだそうです。
これが校内選考。

これに落選すると、
別の企業に希望を変えなければならないそうです。
びっくり。

そうして、いい企業から順に、
その学校の卒業生の進路が決まっていく
ということらしいのです。

学校から嫌われてしまうと
校内選考で選んでもらえないわけです。

これと別に、先生と企業とのつながりで、
一人二人の枠もあるようなのですが、

今日の不況のもとでは、
新卒時の就職が失敗したら、
社会保険がつかず、
国民年金で老後を暮らさなければいけない、

そんなことを高校生が考えて、
学校の先生も実際に15,6歳の子供を捕まえて
説教しているそうです。

高校生のとき、多少埋没指向が欠けるときに、
埋没指向を強制しているわけです。

高校生は、その時期
自分の一生の身の振り方が決まってしまう
ということで、
必死にいい子にしているようです。
先生から嫌われないように、
嫌なことも率先して行なう
先生が嫌っている生徒をいじめることも、
ごく自然な流れで行なわれているのでしょう。

多少の体罰があっても、
歯が折れたくらいでは、
何も言わないほうが得なのです。
それで一生ふいになるよりはいいのです。

その流れで、
多少誰かが、精神的に追い込まれても、
下手な正義感を出して、
告発したり、
誤まりを正そうなんてことをしたら、
校内選考で報復されるわけです。

親は、もう必死になって、
学校に逆らわないように指導します。

地域も、そういう雰囲気ができていきます。

学校が関与した事故は、
こうやって隠蔽されていくんだなと
よくわかる気がしました。

これは、企業に就職してからも続くわけです。
自分は、学校を背負って就職しているわけです。
企業で、労働組合で目立ったりすると、
もう、お前の出身校からは採用しない
なんて不当労働行為は、
致命的に、心に響くわけです。
できませんね、これは。

企業の不正が合っても、
告発することなんてできません。

出身校や、地域を敵に回すことになり、
自分の子供の選択肢も奪うことになるわけです。


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