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うなずいて共感を示して欲しい妻と解決を焦る夫 水島広子先生に学ぶ夫婦のズレ [家事]


最近対人関係学のHPを見ていただく方が増えているらしく、
http://www001.upp.so-net.ne.jp/taijinkankei/

「対人関係」でも検索できるようになりました。
それで気がついたのですが、
対人関係療法という精神科の治療法があって、
水島広子先生という方が、まだお若いのですが、
日本にその療法を広めるべく活動をされているらしいのです。

慌てて、この週末、2冊の本を読ませていただきました。
1冊は、「身近な人の攻撃がスーっとなくなる本」
もう1冊は、「対人関係療法で改善する夫婦・パートナー関係」です。

もっとも、精神科的治療について書かれた本もたくさんあるのですが、
対人関係学は、治療は行わないので、
とりあえず、この2冊を読みました。

いわゆるノウハウ本ではなく(当たり前ですが)
きちっとした理論と豊富な臨床経験に基づいて書かれており、
しかも、すごいのが、わかりやすいということです。
医学的知識や心理学的知識は不要です。

医学のお立場から、実践的なアドバイスがなされています。
感情には理由があるという科学の立場にたたれ、
怒りの根源に不安(困った状態)がある、
その仕組みを理解することがとても大切だと解かれています。

いろいろなことが、ズバッと書かれています。
そのひとつが表題のこと。

職場だったり、自分の実家のことだったり、
妻が夫に相談を持ちかけるとします。
夫は、ついつい、具体的に、妻は今後、
こういう行動をとるといいと思うよと話をしているのです。
でも妻は、夫は話を聞いてくれないと不満をいうのだそうです。

それは、相談に対する男女の求める内容の
違いに基づいているとのことなのです。
妻は、まず、話を聞いて共感を示して欲しい
ということらしいのです。
それは大変だったね、それはひどいよね、
頑張ったんだね。という言葉なのでしょうかね。

それじゃあ、相談に乗る意味がないじゃないかと
男は思ってしまうのですが、
妻としては、共感を示されることで、安心し、
落ち着いて、次の思考に移れる重要なステップらしいのです。

一言で相談といっても
目的が違うのでしょうね。

このように、男女の違いをきちんと把握し、
それを尊重して、初めて思いやることができます。

まず、お互いを理解しなければならない。
では何を理解すればよいのか。
その一つのテキストが、水島先生の一連の書籍
ということになりそうです。

ご本人が読んでも良いのですが、
みんなで、これに基づいてゼミをするのも良いのではないでしょうか。
希望塾のテキストに使わせていただきたいと考えています。

お医者様の立場から、
このような活動をされていることはとても尊いと感じました。



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