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平成29年の面会交流事件で見えてきた傾向と対策 [家事]

平成29年の面会交流調停事件

事案は、プライバシー保護のために事実を変えています。
また、私の面倒くさがりのために記録を当たっていません。
但し、裁判所や弁護士に関しては比較的事実に基づいています。
アルファベットは氏名の頭文字ではありません。
大体は、一方が子どもを連れて、突如家を出た事案

H事案 小学校低学年 精神的虐待を主張するが裏付けが怪しい
    それまで続けられていた面会交流が途切れた時点で調停申立
    調停委員が最悪のケースで、
      冒頭子どもに会いたい理由を尋ねたので、
      仕方なく怒鳴りまくる
      相調停員も、父親が子どもを心理的に圧迫した
という妻側の話を真に受け注意するので、
また怒鳴りまくる。
    最終的に裁判官が交代となり、熱心に妻を説得し、
    妻側代理人も妻のかたくなな態度に半ば呆れて
    面会交流の取り決めをする。
    不完全ながら、月1回、10時間弱の面会
    最終的には、父側も大胆に譲歩を積み重ねていった。
    裁判官の説得が功を奏した事案。
    実際は、夫の過重労働が背景にある。
    過重労働の影響を妻が理解できなかった面はかわいそう。

T事案 小学校高学年と中学生 相手方代理人なし。
    精神的虐待を主張するも、曖昧。
    調査官が、母親の影響を受けているのが
    丸わかりの子どもの調査報告書を提出
    心理士の批判のための意見書提出
    身体的暴力が無いのに警察が介入した事案
    一定の事務連絡はできるようになるが
    審判で間接交流となったので抗告を考えたが、
    細いパイプができたことを評価して抗告断念
    相手方に代理人がついたが、
    どちらかと言えば中立的評価ができる弁護士だった。
    調査官、裁判官が面会交流に全く非協力的だった事例

    妻の母による妻の精神的支配が見られる事例

F事案 小学校高学 代理人がついて精神的虐待を主張
    しかし、矛盾だらけで反論なくなる。
    妻が子どもを連れて、ショッピングなどに誘うようになり、
    月に2回以上の面会が自然にできるようになる。
    但し、妻に何らかの精神不安定が見られる。
    相手の不可思議な行動を悪意ととらえないで
    精神的不安定が理由だと考え、
    夫の母なども支援的に妻に接するようになったことが
    有効だったと思われる。
    不可思議、理解不能な事例。
    精神に影響を与える内科疾患のあるケース。

B事案 小学校低学年 代理人がついて精神的虐待を主張
    特に子どもに対する虐待を主張
    主張をしては撤回するを繰り返す。
    結局、子どもを父親から離せと言っていたのは
    子どものかかりつけ医(内科)等であったことが判明
    精神に影響がある内科疾患を妻が有していて、
    不安を全て夫が原因だとされたようだ。
    夫から事情も聴かないでそのような働きかけをする医師を
    何とかしようと考えている。
    調査官が子どもとしっかり向き合い、信頼を得て
    子どもの本音を聞き出してくれた
    調査官と裁判官が、
    相手方と相手方代理人を強硬に説得してくれて
    第1回面会が実現した。
    調査官の説得が功を奏した事案。

O事案 未就学児 代理人がついて精神的虐待を主張
    調査官に裁判官がいい加減な調査命令を出し
    職業倫理に反していい加減な調査報告書を作成し、
    ぶち切れまくった事案
    ぶち上げた後、
    調停委員と調査官が妻を強硬に説得し、
    強引に面会交流が開始された。
    警察が最後は協力的になってくれた事案
    妻側に精神疾患がある事例、母親の支配も見られる。

Z事案 小学校低学年 代理人がついて精神的虐待を主張
    別居時に荷物の引き上げに警察が介入した事案
    弁護士が入る前から、
    メール添付の写真で子どもたちの様子は送られていた。
    子どもが父親に会いたがっていることも隠さない
    本当は離婚をしたくないのではないかと思わせられた。
    自然と面会交流が始まったという印象
    調査官調査などはなし。
    やや性格的な問題が見られる。
    実は、妻が母親に支配されていることが
    うかがわれる事情が多く出てきた。

A事案 未就学児 代理人がついて精神的虐待と一度の暴力を主張
    妻にトラウマがあり、夫が地雷を踏んでしまった
    妻が母親に支配されている傾向も見られた。
    かなりやり合ったが、妻側代理人が
    面会交流の実現に熱心になってもらい、
    自ら立ち会う、子どもを父親と遊ばせる工夫をするなど
    私の出る幕が無いくらい活躍してくれた。
    最終的には、笑顔で裁判所を後にした事例
    弁護士の役割は大きいと実感した事案。

K事案 母親が夫婦生活で精神的消耗し
    子どもをおいて家を出てしまった事例
    相手方は代理人を立てず。
    意図的とも思えるのらりくらりの調停
    調停委員、調査官は相手方を説得せず。
    相手方の意見をスピーカーの様に伝えるだけ。
    裁判所を信じたこちらが馬鹿だったと
    捨て台詞を言った事案。
    最終的には、裁判官が父親を説得し、
    調停成立。


1 実感として一番強いことは、
  裁判所が、相手方を説得すれば、
  面会交流は実現するものだということ。
  もちろん、相手方の会わせたくない事情や
  漠とした不安を解消するために
  こちら側から相手方に対する配慮を
  形にして伝える必要がある。
  安全に面会交流が行われるための工夫を
  こちらから提案することで、
  相手方も、裁判所も安心して面会交流が実施される
  という流れになる。
  裁判所が積極的に同居親に働きかけなければ
  面会交流が実現する可能性は低くなる。

2 事案としては精神的虐待を主張するが、
  矛盾や、根拠の薄弱なところが多い。
  矛盾を指摘すると対応がまずい。
  思い込みDVが多いようだ。
  但し、本当に、夫と会うのが怖い。
  短絡的に夫の精神的虐待と周囲が決めつけていることが多い。
  夫から事情を聴いたうえで、事を始めてほしい。
  子どもを親から引き離すということを
  その影響をもっとまじめに考えてほしい。
  表立って妻側が主張しなければ
  夫側が反論をすることは難しいので
  裁判所の中で暗黙の了解で
  DV夫だから会わせないということになると
  袋小路に陥る。

3 妻側の精神的不安定がめにつく。
  特定の内科疾患が相変わらず多い。

4 妻が母親から支配されているケースも多い。
  要するに夫の些細な言動を、
  夫が妻を追放する兆しだと呪いをかけ、
  妻(自分の娘)に自信を失わせて、
  自分(母親)は最後までお前を見捨てない
  早く分かれてこちらに来い
  というような感じ。
  この問題が深刻だという理由は、
  妻が自分の子に同じことを繰り返している節がある事。

  この場合、妻も母親の所有物となり
  愛する夫との別離を余儀なくされているわけで
  本当はかわいそうなのだけれど。

5 夫の側の修正ポイントは、
  妻のやってもらいたいことをやり
  やってほしくないことをやらない
  これができない場合面会交流は難しい。

  見事なまでに、
  妻が嫌がることを実行していることが多い。
  メールだったり、直接だったり
  せっかくうまくいっている面会交流も
  自分でぶち壊していることがある。

  「こんなことで嫌がる方がおかしい」っていう発想は
  自滅の発想だということを理解する必要があるようだ。

  メンツだったり、変な道徳心だったり、
  自分を守るという意識が強すぎたり

  自分から妻を遠ざけている節がある上
  調停でも繰り返してしまう。

  恋愛中にできていたことをしなくなることは
  相手にとって大きな不安材料になるようだ。

  「相手が間違っている。自分は間違っていない。」
  ということを繰り返していたら
  いくら裁判所が頑張っても面会交流は実現しない。
  正しさをとるのか、子どもに自分を会わせることをとるのか
  その岐路に立っていることを自覚しない場合は悲惨な結果になる。
  子どもにとってということ。

  相手の弱点や失敗を許すという気持ちになることが
  面会交流やその先の未来につながるということが
  私の勉強したことである。
  私はこの学びに基づいて生活を変えた。
  いやかえようとしてる。
  
  20%くらいはうまくいっている。
  目標50%
  それできっとみんなが幸せになる。
  家族の笑顔が見れれば
  ちょっとの我慢もまた涼し

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