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裁判実務では、妻の不倫が原因の離婚であっても、結構親権者を母と定める判決が実際は多い [家事]


ちらっとインターネットの見出しを見て、法実務家の肩書がある人が、間違ったことを言っているようなので、訂正だけしようと思いました。

某芸能人女性が離婚するにあたって、裁判所を通さず協議で離婚をして、親権を母親が取得したことを受けて、裁判だったら不貞をした方が親権を得ることは無いというコメントがあったようですが、裁判実務上は違います。不貞をした母親が親権者と定められることはむしろ多いのではないでしょうか。

不貞相手との関係を継続中であっても母親が親権者になることも普通にあります。

これはそうあるべきだという意味の記事ではありません。裁判ではそのようなことが実際起きているという告発めいた記事なのかもしれません。

むしろ、裁判所の判決での離婚ではなく、協議離婚や調停離婚の方が、不貞下当事者は後ろめたさがあって、相手方の強硬な意見に押し切られて不貞を理由に親権をあきらめるということが起きやすいようです。

妻に不貞をされた夫は、妻に不貞をされた上に子どもを取られる形になり、悲惨な扱いを受けます。その上面会交流が拒否されて子どもにも会えないのであれば地獄のような生活となることは簡単に想像できると思います。

子どもの年齢にもよりますが、母性神話は女性のためにもそろそろ終わりにした方が良いと思います。根本には単独親権制度があり、離婚後の親権者が一人だけとなり、他の親は親にもかかわらず子どもとにかかわる権利が否定されるところに問題があると思います。



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