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頸椎捻挫、医療の壁と交通事故、労災 [交通事故]

交通事故も、普通は、被害者が被害を受けたのだから、
十分補償されるものだと思っていらっしゃると思います。
黙っていても、適正な金額が支給されていると、私も思っていました。

しかし、お金が出るということは、出すという人がいるということです。
それが、営利社団法人である会社である場合、
必要の範囲でのみ出す。必要性が証明された分だけ支払うということに
なる傾向があることは、どうしても否めません。

そして、被害者にとっての必要性と、支払う側の必要性が食い違うこともあるのです。
要するに、被害者にとって必要な治療も、支払う法にとっては不要と主張する
主張対立が、実際にはおこっています。

典型的なのが、むちうち症の治療です。
むちうち症の多くが、MRIでもCTでも、レントゲンでも
画像で裏付けが取れないということがあります。
でも、患者さんは、実際に苦しんでいるようです。
事故から数カ月たっても、苦しくて、涙が出っぱなしという人もいました。

しかし、むちうち症は長くても3カ月程度で治るという主張で、
3ヶ月経ったら、治療費の支給が打ち切られました
という相談が少なくないのです。

中には、画像に出ないことをいいことに、
請求をし続けた人たちもいて、こういう人たちが、
本当に苦しんでいる人を、さらに窮地においやっているこからややこしいのですが

医学は、まだまだ、完全ではないと実感する場面です。

痛みを量化する工夫は色々なされていますが、
なかなか数字化することはできないようです。

頸椎ねんざなどの情報は、積極的に収集しようとしています。
どちらかといえば、損害賠償に役立たせようというよりも、
目の前の患者さんの痛みを軽減する方法があれば、教えてあげたいのです。
それほど、素人目に見ても、確かに苦しそうなのです。

最近の話をすれば、
仙台でいえば、東北大や西多賀病院で、胸鎖乳頭筋の炎症が問題なのではないか
ということで、治療が成功した例や、
胸鎖乳頭筋に限らず、首の筋肉のこりが原因で、この治療により、様々な症状が改善したという
本(慢性疲労は首で治せる。角川の新書)が出されたりして、
つい、教えてあげたくなるのです。

常々思うのですが、
どうして、こういう成功例が、すぐに(2年くらいのスパンですが)
治療方法として一般化しないのかなあということです。

まあ、法律家もそうですが、
やはり、専門家だけで、情報が流通していてはだめなんじゃないか
一般も含めて、必要な情報を吟味する手段があればよいのかもしれません
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