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医師の研修会で学んだこと。地域の中で弁護士業務(法律的解決方法)の説明会を開くべき [自死(自殺)・不明死、葛藤]


昨日お医者さんに、弁護士会の自殺対策と
弁護士業務における精神科医との連携ということで、
お話ししてまいりました。

先生方におかれては、
温かく受け入れていただき、
なんとか無事に終了することができました。

色々な法律手続きについての
実態的な話が好評だったのは、
とても収穫でした。

学校の国語の教科書で、
阿部公房の随筆があって、
人間が蛇を怖がるのは、その生態が不明だからだと
述べられていたことを思い出しました。
(いや、生態ではなく形態だろうと思いましたがそれはともかく)

自己破産や労災なんかもそうですが、
解決手段があるのに、
弁護士に相談しようとしないのは、
法律手続きが蛇なのではないかということです。

確かに自分は弁護士だから、
離婚手続きだったり、自己破産だったり、
知っていることが当たり前なわけです。

しかし、一般に困っている方で、
法律手続きを知らない方が相談する相手も、
実は手続きがどういうふうに進行するかわからない。

弁護士に頼むとどうなるのかわからない。
法テラスなど、安価に弁護士に依頼できる方法もわからない
ただただ一緒に悩んでいる場合がありそうです。
あるいは、自分はわからないので他の人に聞いてくれというか・・・

まあ、インターネットで正解情報を得られる方はいいのですが、
細かい所になると、インターネット情報は、
プロから言わせると、そりゃあ、実際は違うんだということが
多々あって困ったもんです。
細かいと言いましたが、結論が違うということも出てきます。

要するに、
一般教養というか、実践的教養としての
法手続き、法律学ではなく法手続きを
普及する必要があるということに気がついたのです。

もっともこのブログもその一環なのですが、
もっと、人の集まりの中に行って話をするということです。
今のままでは法律手続きが用意されていても、
それを利用するきっかけが少なすぎるのではないかということです。

例えば、
自己破産は、どういう場合に手続きが必要か、
払えないなら自己破産をしてもらった方が債権者も助かるとか、
弁護士は何をしてくれるのか、
実際に申し立てる人がやらなければならないことはどういうことか、
費用は、期間はという下世話的なことも含めて、
そして、お金のことは最終的に解決つかないことはないという、
相談を受けた人が相談者に、
「大丈夫らしいよ、弁護士さんのところに行ってみよう。」
と言える程度の知識を持ってもらう。

離婚の場合も、
調停というものが、どのように進行して行くか、
相手方と顔を合わせるのだろうかとか、
自分は病気がちで、裁判所に行けないけれどどうかとか、

そもそもそれが離婚理由になるのかとか。
離婚したらバラ色のことだけではないとか?

労災や派遣切りもそうですが、
中小企業経営なんかもあるでしょう。

そういう一般教養としての法律実務を、
例えば、町の商工会で企画していただき、
10人20人という規模なら弁護士一人でもよいし、
数十人以上の規模になれば、
例えば税理士の方のお話しとセットでということもあり
なのではないかと思います。

役場の相談員の方にも来てもらいたいですね。

例えば、地域の医師会で企画をしていただいたら、
精神科医の方とタイアップして、
うつ病の知識の普及との合同企画もありなのでしょう。

本当は、学校なんかの出前講義も、
もっともっと、こういう観点から行いたいし、
学校の先生にも聞いていただきたい。

政党なんかも困りごと相談を行っているようなので、
議員さんとか秘書さん講演会長さんなんかを集めて、
お話しをしてくるとか

社会保険労務士さんとタイアップして
社会保険や労災の話をするということもありでしょう。

行く弁護士だって、
いわば広い意味では営業なのだから、
交通費とわずかな日当で行くべきです。

ちなみに、商工会、商工会議所の場合は、
日弁連で中小企業支援窓口と言うのがあり、
仙台弁護士では
積極的に取り組んでいる弁護士がいます。

(ただ、担当者には私からそう言っているのですが、
心配なので直接私に言ってもらった方がよいかもしれません。
http://heartland.geocities.jp/doi709/
ちなみに、県南は私が責任を持って安価にゆきます。
ローカルな宣伝となりすいません。)

総じて、昨日の研修会は、
私の方が勉強させていただきました。

なるほど、弁護士は、他業種の集まりや、
一般の方の集まりにもっと、文字通り顔を出すべきなのでしょう。

たどたどしい話を最後まで聞いていただき、
本当にありがとうございました。

(あ、そうか、)
このブログも、たどたどしい記述を
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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