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今日、お医者さんの集まりで弁護士会の自殺対策の取り組みを話すのですが・・・ [自死(自殺)・不明死、葛藤]


お医者さんの研修会ということで、
弁護士である私は、おそらく場違いな立場に
立つのだろうと思います。
何か偉そうな話をしようとせず、
淡々と現状報告をしようと
レジュメを作成しました。

話を2部構成としたのです。
1部は、弁護士会の自殺対策について
2部は、弁護士業務における精神科医師との連携

レジュメを作ってから気がついたのですが、
これが現状を端的に表しているとともに、
今後の活動の方向を
はからずも示しているのです。

要するに、
自殺対策については、ボランティア活動で、
業務とは直接関連しないところで活動をしているということ、

一方、業務では、精神科医との連携が
実際に行われているし、
本来もっと行われなければいけないというか、
潜在的需要があるようなのです。
それなのに、個々の弁護士にゆだねられているので、
連携しない人は連携しないし、
どう連携しなければいけないかもわからない、
放置されている状態にあるという危険があるようです。
弁護士の側にも、不安があるようです。

自殺対策は、
ボランティアとしての側面は重視しつつ、
業務上の改善、
精神科医との連携のノウハウを
組織的に交流させ、
意識的に連携を行う方法を模索して行く
ということが今後の課題ということになりそうです。

ボランティアの側面というのは、
弁護士と医師との違いがあるだろうということです。
要するに、弁護士の自殺対策は、
精神疾患に罹患したヒトの自殺予防という側面よりも、
それは種としてお医者さんのお仕事でしょうから、
精神疾患に罹患しないように、
多重債務、経営や雇用問題、犯罪等々
社会的ストレッサーを軽減することが業務ですから、
予防に力点が置かれるべきだとも考えられるということです。

この点が、実は、もっともっと意識されるべきであるのに、
意識的、体系的には取り組まれていないところなのです。
なのですって、他人事でいうこともないのですが。

個別には、多重債務問題での自治体との連携や、
過労死弁護団のように、国や社会に働きかけている弁護士もいます。

そもそも業務自体が、過重ストレスに陥らないための業務でもあります。
それを弁護士各人が意識していない場合も多いのです。

こういう他団体でのお話はお引き受けするべきですね。
人にお話しすることによって、
自分達の現状と課題が見えてきました。
弁護士会のうつ自殺対策関係図を書きかえる時期になったようです。

なあんて話をしてもつまらないでしょう。
弁護士にこの話をしたって、大体は糠に釘だろうから。

まあ第1時部は、淡々と事実関係を申し上げましょう。
第2部では、弁護士業務についてご理解いただかなければならないので、
弁護士の仕事から離さなければなりません。
要するに弁護士が何をする仕事かということです。

お医者さんは、精神科医の先生でなくても、
医学的なことは私が話す場合ではないわけです。
しかし、さすがに弁護士業務については、
私より詳しい人はいないと思うので、
ここは自信を持って話すことができそうです(少し弱気)。

そして、お医者さんは、
自分の知らないことに興味をもたれ、
新しい知識を吸収することに積極的という側面があるようです。
職業的傾向があるようです。

お医者さんのこういう職業的傾向にあわせて、
どんどん弁護士の仕事をお話しして行こうと思っています。

だからレジュメとは別に用語集を作りました。
自己破産手続きとか、交通事故の損害賠償とか、
ちょっと張り切ってたくさん作りすぎたのでした。

全部は紹介しきれないと思います。
張り切り過ぎたということで勘弁してもらおうと思います。

日ごろお世話になっている先生方なので、
緊張しているというか、
珍しく、トーンから考え込んでいてしまっています。

通例だと、ここで、話の原稿を書いているのですが、
割愛する内容になってしまいました。

これはこれで有用かもしれませんが・・・







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