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メンタルケアを念頭に置いた、被災者と接する職業の経験交流会を妄想する [災害等]

ちょっと、着想というか、妄想というか、思いつきなんですが、
先ずは風呂敷を広げるだけ広げてみようと思います。

我が宮城県は、二度の震度6以上
と津波、
福島ほどではないにしろ、隣県ということで、
原発事故を経験したという、
これまで経験したことが無い災害に、
多かれ少なかれ、全員が被災しました。

最初の震災から1か月目となりました。
これまでは、わりとみんな、
フリーハンドで、なんとなく気を張り詰め、
がんばってきたというか、
人と人との接触を行ってきました。

短距離走から中長距離走へ変わり始めたこの時、
これまで、無意識に行ってきたことを
意識的に行う必要が出てきているように思います。

一つは精神的ケアというか、配慮です。
考えなければならないことが多すぎて、
誰しも精神的に疲れていると思います。

考えがまとまらない、いつも以上に焦る。
感情が無くなってきた、いつも怒っている。
周りの人にもいらっしゃると思います。

数万人の方々がまだ避難所にいるとの
報道もあったように記憶しています。
いろいろな体験、目撃をされていると思います。

ようやく復興が軌道に乗り始めた4月7日、
それまで、家で生活していたのに、
仙台の中でも、津波が来なくても地震により家屋が壊れ、
住めなくなった方がいるし、
復旧したライフラインが再び断絶という地域も
かなりの地域に及びます。

多かれ少なかれ、被災したと言っても、
深刻さについては、かなり違いも出てきました。

人と接する場合、
色々気をつけなければならないことも出てくるはずです。
人と接する職業、
我々弁護士が、被災された方の法律相談を受ける場合、
これは司法書士、社会保険労務士、税理士、建築士等
いわゆる士業の先生方ということになりますね。

ボランティアの方々が、被災されていない地域から
尽力されるために接する場合、

報道機関が取材をする場合、

もちろん自治体の職員の方々。

みんな一生懸命頑張ってきましたし、
これからも長丁場です。

せっかく頑張っているのですから、
もう一つ、知識というか、こつを習得して、
自分たちの行為で、被災者の方々(自分を含めてかな)
を傷つけたり、望みを奪うような言動をしない
ということを研究する必要があるのではないか
と思っているのです。

弁護士会では、
何度も学習会を開いて、
よりよい相談活動をしようとしています。
今のところ、相談内容について、
必要な知識を習得することが主眼となっています。

この中に、被災者のメンタルという観点を
導入する動きがあります。
未曽有の災害なので、なかなか難しいのです。

過去に例を求めることもどうも限界があるようなのです。
そうであれば、
他人と接している人たちが、
他人と接した経験から、失敗談から、
教訓を導き出すのが、
一番良いのではないかと考えが代わってきました。

また、こういうことは、時期をことにして変わってくることなので、
何度もやらなければならないと思います。

最初弁護士会で実験的に行い、
県とか市とかに主催してもらって、
おそらく数年単位で息長くやらなければならない
問題になりそうな気がするのです。

また、メンタル面だけでなく、
それ以外の健康面についても、
役に立つのではないかと、
際限なく風呂敷を広げています。
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