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4月14日、七ヶ宿、蔵王、白石、仙台、町役場市役所の様子。地震被害も深刻。 [災害等]

4月14日、いくつかの仕事があり、
朝から県南部の1市2町を回りました。

白石市、七ヶ宿町、蔵王町です。

温かな初夏を思わせるような日で、
車の中は暑いくらいでした。

仙台宮城インターチェンジから、
仙台方面に向かう道路は、大渋滞していました。
仙山線が使えないので、
マイカー通勤している人が多いのでしょう。

高速道路は、ほぼ快適に走行できましたが、
やはり、自動車は多い。

道路は、応急措置をしているあとがあり、
誰かが、寝ないで直していたのだなあと
感じ入ってしまいました。

白石インターの手前で、
追い越し車線の工事をしていて、
朝着た時も、少し渋滞が起こっていましたが、
ひる頃は、5キロ以上の大渋滞になっていました。

七ヶ宿町、蔵王町とも、
のんびり話をしながら、
日弁連の中小企業支援のひまわりホットダイヤルの話を
しましょうと思っていたのですが、
臨戦態勢という雰囲気が漂い、
それがこちらにも伝染してしまい、
また、お手間をとらせてはまずいという気持ちになり、
そそくさと趣旨を説明し、
ポスターとビラをおかせてもらい、
早々に立ち去りました。

どこの役場でも、震災対策本部を設置しており、
これが、玄関や本部の部屋に模造紙に書かれて
貼り出されています。
職員の方々も、作業服を着ていらっしゃって、
緊張感が漂っています。

商工会はフレンドリーなのですが、
やはり、おそらく震災の影響に対する処理の問題で、
電話や面談で役員の方々は相談中のようでした。

何せはじめてのことなので、
相談する方もされる方も
大変なようでした。

道路の状態は悪く、
七ヶ宿町から蔵王町への山道は
交通規制がかかり、通行できないところもありました。

集落の道路も、あちこち痛んでおり、
あちらこちらで、測量がおこわなわれ、
被害調査がされているようでした。

直しても直して、余震で新たな故障が
生じているのかもしれません。

役場の前には、放射能の測定値なんかも貼り出されていましたが、
仙台に比べると、倍くらいの測定値となっているようです。
仙台から南へ40キロくらいでしょうか。
0.2マイクロシーベルト毎時+αという感じで
地域によっては震災前でも日常の数字ですけれど。

白石の市役所は、玄関前に張り紙が多数張られ、
2町役場に比べると、かなり物々しい。
こちらは、勝手知ったる役所なのですが、
奥まった商工課にたどり着くまで、
ろう下に並べられた箱をよけながら行かなければならない
という、震災後という状態でした。
玄関を入った一番目立つ所で、
生活資金相談所が開設されていて、
目立つので、親切のようでもあり、
ちょっと相談しにくいようでもありますが、
とにかくみんな一生懸命であることはよくわかりました。

白石の優れた酒屋さんによったのですが、
冷蔵庫のドアというドアが開き、
酒瓶が落ちてきて割れたということで、
酒の匂いが漂っていました。

しかし、それ以外は品ぞろえも戻っています。
今日はおかみさんがレジをご担当でしたが、
地震の時の様子を、昨日のことのように教えてくださいました。

今日から店を開けたのかと思って聞いてみると、
地震翌日から、店の片づけ方々仕事をしていたようでした。
ん?3月11のことか、4月7日のことか、
今にして思うとよくわからない。

これらの市と町は、海には面しておらず、
津波の直接被害は無いのですが、
二度の地震の影響はかなり大きく、
常ならざる状態であることは間違いありません。
みんな、多かれ少なかれ無理をしている様子が
感じられました。

とって返して仙台にもどり、
事務所で大急ぎで処理することを処理して、
息継ぎなしで、市役所の仕事に向かったのですが、
私の事務所から市役所は、
仙台の繁華街を縦断するのですが、
使えなくなっているビルが、結構目につきました。
青葉通り、一番町通り、
ふと暗いなあと思って見上げると、
どこの部屋も電気がついていない。
玄関にシャッターが下りている。
わずかにのぞいた階段は、
うち壁が崩落していていかにもは入れない。
道路のあちこちで、立ち入り禁止をしめす
ポールが立てられていて、
よくよく見ると悲惨な状態です。
よく行っていた店も使用不能です。

仙台市役所も紙が色々貼り出されており、
所在確認を求める張り紙が多く貼られていました。

職員の方々も作業服の方が多く、
無精ひげを生やされている方もいて、
4月14日になっても、
ろくに家に帰っていないような人も
何人かいらっしゃいました。

表面を眺めただけの一日のレポートですが、
津波被害や今なお悲惨な避難所がクローズアップされ、
それは、どんなにクローズアップされても足りないのですが、
フレームアウトしてしまう被害もあるのではないかと、

地震の被害も確実に根深く存在しており、
今がんばっている人たちに、
いずれ深刻な影響が生じるかもしれないと
感じ始めた一日でした。
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