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被災者と接する業種のシンポジウムを通じて、異業種ネットワークで心の支援のシステムを [自死(自殺)・不明死、葛藤]

4月に、二度にわたってつぶやいた妄想というか

被災者(もちろん津波以外の被災者を含めて)
に接する職業の人たちが、
一堂に会して、被災による心の影響を
報告し、確認し、助言を得て、

業務により、心の二次災害を起こさない
業務により、不安や悩みを解消する
そのためのシンポジウムを開くということを
つぶやいていました。

おそらく、ちょっとした言動で、
職業人が被災者を傷つけることもあれば、
ちょっとした言動で、
職業人が被災者をいやしたり、元気づけることができるのではないか
そのちょっとしたことは、
言葉に出して、気づいたり、教えてもらうことで
案外簡単に実践できるのではないかと
考えていました。

また実現に一歩近づいているんです。

やっぱ
思いつきは誰でもできる
思い付きでも言葉にすれば実現するかもしれない
でしょうか。

その被災者と接する職業として、
当初想定していた、弁護士、司法書士、税理士、社会保険労務士、
自治体職員、ボランティア従事者、人権擁護委員、民生委員の外に、
学校の先生にも参加いただけないだろうかという話があり、
それに、マスコミの方にも協力していただけないだろうかと
考えているのです。

第一回としては、
震災とメンタルヘルスケアみたいな研究者の講演をいただき、
メンタルヘルスケアを意識することの意義と必要性をお話ししてもらい、
各職業現場から、
メンタルに光を当てた報告をしてもらい、
今後のことについて話し合うというイメージなのです。

議論について、精神科のお医者さんなんかに
医学的観点から助言をしていただくということも
できればいいなあと考えています。

その後、できるだけ早い時期に、
焦点、観点を絞って数回にわたり
報告と検討を行い、
社会的なメンタルヘルス活動を実践していきたいと
構想を広げたところでした。

例えば、震災による、気がつかない心の影響を自覚する
(物忘れとか、焦燥感とか)
大震災とこどものこころ
言葉の力と地域コミュニティとか、
そんな感じで、今回の震災を正面から見据えてみましょう
ということなんです。

物や経済の復興の中で、
心の問題は、ついなおざりにされてしまいかねない。
犠牲者の家族、避難所の人たちだけの問題のように
扱われているようにも思えるのです。

しかし、心の疲労や不安の蓄積で、
心の問題は、すべての宮城県民(少なくとも)の
共通の考えなければならない事項となりつつあるのではないでしょうか。

方向性としては、
それらの業種が、シンポジウムだけではなく、
恒常的なネットワークを作り、
必要な情報交換や相互支援をスムーズに行うシステムが
作られることのような気がします。

マスコミの方が取材をして、
この地域に、ボランティアが足りない、緊急な医療体制が必要だとか
ボランティアやカウンセラーの方が、
この地域では、法律問題が山積みされていて心理的負担が倍加している
弁護士のニーズが高く、法律相談を出前してとか
弁護士が法律相談をしていたら、
明らかに睡眠障害だし、病的に後ろ向きだからと
コミュニティを通して医療機関につなげるとか
そういうことがシステムとしてできないものかということなのです。

じつはこれ、震災4日前(3月7日)に
石巻市で行われた自殺シンポジウムでも、ヒントはあったのです。

震災がなくても、本来は目指すべき話だったのかもしれません。

今、その必要性が実にわかりやすいということなのでしょう。
今がチャンスなのかもしれません。

メンタルヘルスケアは、
確かに、一つの究極の目的とすれば
自殺予防ということになるのかもしれませんが、

そこまで悪くならなくても、
多くの人たちに疲労が蓄積している
復興作業は、まだまだ続きます。
心を強くするということは難しいことですが、
この続く復興の保障となることははっきりしていると思います。

イーグルスの嶋基弘選手のスピーチで感動したのは、
「見せましょう東北の底力を」という言葉でした。

その底力のいしずえになるのが、タフな心何だろうと思います。
今回のネットワーク構想が
より力強い復興のために、絶対必要なんだと確信しています。

そして、旧来に復興するのではなく
震災前よりも、優しい社会、人間らしい社会をつくらなければ、
震災の犠牲者たちに申し訳が立たないと感じています。
新しいふるさと宮城を創造するためにも、
今回のネットワーク構想なのでした。

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