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やらなくてはならないことに限ってやりたくない理由 対人関係学的考察 [事務所生活]

そんなぐうたらなことを言っているのは
私だけかもしれませんが・・・

東北地方は、
夏休みももうそろそろ終わりに近づいていて
宿題を終わらせなければなりません。
やりたくなかったですよね。

でも、夏休み始まる前に、
よしやっちゃうかなんて思ってやっていると
するする進んだりしましたよね。

同じことでも、
やらなくちゃいけないという時と
面白いからやっちゃおうという時では、
ノリが違うということを
経験された方も多いと思います。

これは、やらなくちゃあいけないという心理が、
やりたくないという感情を起こさせるのです。
特に、制限時間がある場合はなおさらです。

どういうことかというと
制限時間以内にやらなくてはならないということは、
目や耳をふさがれたり、
手足を縛られているときと同じ
危機感を感じさせられるからなのです。

人間に限らず動物は、
自分のことは自分で守るという本能があります。

そのメカニズムは
五感(目、耳、鼻、口(味覚)、皮膚感覚)で危険情報を獲得し、
脳が、危険と判断して、体の状態を変化させます。

息を荒くして、脈拍を上げて、筋肉への酸素供給を増やし、
体温を上げ、筋肉を動かしやすくし
脈拍と血圧を上げて筋肉への血流を増加する等
走って逃げたり、戦ったりすることに便利な体にするわけです。

だから、
五感をふさがれると
いつ危険が来るかもしれないけれど
自分はそれに気が付かないという恐怖感が生まれ、

手足を縛られると
危険を認識しても逃げられない
という恐怖感が生まれるわけです。

危険がなくてもです。

時間がないということは
人類20万年の大部分は
クマやオオカミから襲われて逃げるときの心理でしかありませんでした。

そうすると
やらなくてはならないことがあって、
それに制限時間があるときは、

クマやオオカミから襲われて
命ながら得るために時間がないのに、
やらなくてはならないことがあるため、

クマやオオカミのいる危険な場所や
危険から逃げるべき場所を知ることができず、
また、危険を感じても、他にしなければならないことがあるから
逃げられないという感情を
無自覚のまま、起こしていることになるのです。

これが続くと
慢性的な交感神経活性化持続の状態になり、
さまざまな悪いことが起き、
生理的には、脳疾患、心臓疾患の条件となり、
心理的には、こうなったらこうなるという
理性的な思考ができなくなってしまい、
短絡的、刹那的な行動に走りやすくなるわけです。

まあ、そもそも
やらなくてはならないことをやらないということが
直面する問題だということになります

でもやらなくてはならない。
どうするか。

一つは、
一定の時間を、
そのことをやるための時間と割り切ることはどうでしょうか。
一定の時刻になったらやめる。
とにかく別のことをする。
その後、また考える。

根本的には、
それをやりたいと思って
衝動的にやってしまうということができれば良いのです。

しかし、これは奇妙なことに、
最初やりたくて始めたことでも
だんだんやらなくてはならないと思い始めると
格段にトーンダウンしてくるものです。

ラインとか、ソーシャルゲームとか、
最初は楽しくやっているのですが、
即レスとか、タイムチャージとか
やらなくてはならない、しかも制限時間付というと
徐々にやることが苦痛になるのですが、
やめることができません。

ギャンブルなんかも
依存的にやっているのですが、
どこかやらなくてはならないという気持ちになり、
依存しているのですが、
それをやっていることが苦しくもなっているのです。

どこかで、場所を移して
何にもない高原なんかで寝転がって、

本当にやらなくてはならないのかな
と自問自答することが必要なのかもしれません。

逃げ道だけ用意して
例えば、ラインなんかは、
友達からはぶかれても
逃げる家族のきずなを確保しておいて、
思い切ってやめちまう。

スマホ壊れて、親に買ってもらえないからごめんとか

そういうしがらみのないことは
三日だけやめてみましょう。
何にもない高原にキャンプに行くとか。
おじいちゃんおばあちゃんの家に行くとか、
ボランティアに参加するとか、

案外一日目ですっきりやめることができることが
多かったりします。

問題は仕事ですよね。
取引先との関係がありますし、
やらない仕事の仕分けも
実際は難しいですよね。

時間割みたいに作るということを
何とかやってみますか。
これは、もう少し考えてみます。





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