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恋愛時代が楽しくて、結婚後しばらくすると相手への不満を自覚するようになりがちな理由 [家事]

みもふたもないタイトルです。
人それぞれ要因があって、
それぞれ複合的に絡み合っているのでしょうが、
これは、むしろ、必然的なところがある
というところをお話しようと思います。

もちろん、結婚後しばらくしても
楽しくてしょうがないという人も
いらっしゃるのでしょうが・・・

これについては、
なぜ、恋愛中が楽しいか
というところから始めなければなりません。

交際初期は手探りなわけです。
パートナーとして、
自分が受け入れられるかということは、
交際を始めたばかりは
おっかなびっくり
ということになるでしょう。

このため、
恋愛初期のように
相手に自分が受け入れられていく
ということは、
自分を認めてもらっている過程ですから、
もう、毎日が自己実現、自己肯定
尊重されるという幸せな日々だということになります。

実際は、あまり言うこともないので
健康を気遣うなんてこともありますがね、
風邪ひかないでねなんて、
ふきっさらしで引き留めているよりは
さっさと帰した方が風邪ひかないんですけど本当は。

恋愛適齢期になれば
家族だってもう、それほど気遣ってくれませんから
自分を気遣ってくれるということは
新鮮な喜びになるわけです。

ただ、一緒にいるだけで新鮮ですよね。

これは、すぐになじんでしまうよりも
おっかなびっくり、手探りという
謙虚な気持ちがあるほど
喜びも大きいわけです。

ところが、結婚して、
家庭生活を営むようになると、
役割分担をある程度していくことになります。

最初は、他人が自分のためにご飯を作ってくれる
なんてことだけで感動だったのですが、
次第に「当たり前」感が出てくるわけです。

この当たり前感は、別の言葉で言うと「馴れ」です。
いろいろ配慮されることが嬉しいのは、
それが、自分は受け入れられるのだろうかという気持ちがベースにあって
おや受け入れられた
という発見にあるから、

いつもご飯を作ってもらっていれば
いつも新たな発見をすると言うことはないですから
そのことで、ああ自分は尊重されているんだなと
感じにくくなるわけです。

そうやって、お互いが、
馴れ親しんでいくなら良いのですが
そうとばかりは限らないわけです。

心いろいろな要因があるのですが
そのうちに絞って話をします。

要するに恋愛時代は
双方が、お互いを、無意識のうちに
二人―のチームに取り込もうという
取り込み作業をしています。

この取り込み作業ですが、
それをしている方は、だんだん馴れによって
あるいは同居などすると
取り込み作業をしなくなります。

だからと言って
取り込み作業の反対である
放出作業(別れ話とか)
をしたいと思っているわけではないです。

それはわかっていながら
取り込まれていた方は、
取り込み作業がなくなったという
変化を発見しますから、

取り込み作業をしたいとは思わなくなったんだな
という感覚を持つわけです。

そうして、色々な事情が重なると
取り込み作業をしないこと
イコール
放出作業の準備
と感じるようになるわけです。

疑心暗鬼です。
疑心暗鬼の初期は、ごく小さい違和感です。
ところが、相互作用ですから、
例えば妻が疑心暗鬼になると
それがなんとなく態度に出てきます。

夫の方は、なんか攻撃的だなと思うと
自己防衛に出てしまいます。
相互作用ですから
妻もそれを見て防衛活動を始めてしまいます。

ここでいう防衛活動とは
先制攻撃です。
自分は悪くない、
相手の勘違いだったり
相手の過大要求で自分が苦しんでいる
と考えて
相手が悪いということを強調する行動です。

これは、無意識に、心の反応として
行われるので始末が悪いのです。

そうして、相互不信は
雪だるま式に育ってしまう
ということがあります。

だんだん、なにをやっても
相手から否定されるのではないか
放出活動の理由にされるのではないか
と感じてきてしまいます。

はじめのきっかけは
はっきりと認識していませんが、
いつしか、相手への不満だけが
はっきりと言葉に出せるくらい
自覚するようになるわけです。

こうなると、
巻き戻しをすることは
大変骨が折れる仕事となります。

ごく初期の、
放出感の芽生えの段階で
修復することはとても簡単です。

とにかく、感謝を言葉に出す
挨拶と割り切って言葉に出す。

仕事をして収入を入れてくれれば感謝
食事を作ってくれれば感謝
ありがとうという言葉を
とにかく発していく。

ごめんなさいという言葉をとにかく
口に出していく。
ということから始めるということが
放出のつもりはないよという
メッセージになることが多くあります。

そして、曜日を決めて、
相手の自分にしてくれることを
じっくり考えてみて
感謝の気持ちを持つ習慣を
作れれば良いのでしょうが、
なかなかいうは簡単ですが
というところかもしれません。
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