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対人関係修復士という仕事 対立から関係修復へ2 家庭、離婚、面会交流、親子 [家事]


離婚問題も、対人関係修復のアプローチが有効な場合が多いと思います。

<夫婦>

夫婦間トラブルの原因を、双方を理解する家庭のなかで追及していきます。
相手を責めることは簡単ですし、善悪を判断することも不可能ではないでしょう。
しかし、それらの思考ツールは、
対人関係を修正するためにはなんの力にもならず、
通常はこじらせるだけです。

離婚をしたくないということに関しては、
実績はぽつぽつ出たばかりであまりエラそうなことは言えないのですが、
トラブルの原因まではほぼ解明できるようになったと思います。
問題は、当事者が自制をどこまでできるか、
自分の不安感をどこまでコントロールできるかにあるようです。
これは、心理士の助けを借りることが有効かもしれません。

もう一つ問題は、これは家事共通かもしれませんが、
相手方に対する働きかけをする機会が少ないということがあります。
相手方を交えて、オープンダイアローグ形式で話し合いができれば、
もっとうまくゆくと思います。

うまくゆくというのは、必ずしも復縁が実現するということだけでなく、
新たな人間関係を形成していく、
それに双方がある程度満足できるという形も含みます。

また、離婚をする場合でも、
子どものために面会交流をするわけですから、
最低限の信頼関係を形成する必要があります。
離婚後の子どもの健全な成長のためには、
双方が、葛藤を鎮めるということが必要になります。

当事者が認識している以上に、
何らかの修復の必要性の高い分野です。
双方対人関係修復士が入って解決できれば、世の中はだいぶ良くなるでしょう。

この場合、仲人の役割に近くなるように思っています。

面会交流は、これまでもこのブログでもお話ししてきましたので、
省略しますが、
実績が上がってきている分野です。
とにかく、葛藤を下げること、敵対する気持ちをやめること、
相手に花を持たせることが出発点ですよ。


<親子>
親子間の対立ということがあり、相談もあります。
かなり実績が積まれているのですが、
経営的には、どうかなというところがあります。

なにせ、相談だけで解決してしまうことが多いからです。
子どもに対する不満、理解できないことがらがあるのですが、
その意味を説明する中で、いろいろな要求事項が消えていってしまうからです。
ここでも大切なことは、家族の問題に善悪はないということです。
親の対応のまずさといっても、
だから悪いというわけではないということを
きちんと伝えられるかどうかがポイントになりそうです。

一番難しいのは、引きこもりの問題です。
本当は、家にお邪魔して活動することが求められているようなのですが、
なかなかそれができないというところが原因だと自覚はしています。

いずれにしても、家族の問題で有害なのは、正義と第三者です。
日ごろの不満を打ち明けて、
相談を受けた人が「よりそう」ことに夢中になってしまい、
他の家族を攻撃してしまい、家族を空中分解させることが多いです。

この第三者を排除して、
純粋に家族通しがダイレクトに向き合うお手伝いをすることが、
仕事の中心かもしれません。


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