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足立区わいせつ容疑医師逮捕は、連れ去り虚偽DV(警察関与型)と構造が類似している可能性がある [刑事事件]

5月に、全身麻酔で手術をしたのちの女性患者に
わいせつな行為をしたとして、
足立区の病院の非常勤医師が警視庁に逮捕され
NHKを初めてとして実名報道がなされ、
病院の写真までテレビで流された。

虚偽DV事件で、子どもへの些細な懲戒を
重大事件のように扱い逮捕され、
性的虐待も取り調べると報道され、
職場まで撮影報道された事件を
ありありと思いだした報道だった。

舞台となった病院の見解はネットで見れる。

「警視庁による当院非常勤医師逮捕の不当性に抗議する」
http://yanagihara.kenwa.or.jp/statement.html

これによると、
女性の訴えは、術後35分の間に行われている。
従って、わいせつ行為もそれまでになされなければならない。

その部屋は4人部屋で、他に3人の患者がいた
看護師が頻繁に出入りする部屋だった。

女性患者は、翌日に、次回の予約を入れた。
予約通り二週間後に診察を受け、また予約を入れた。

病院も調査を行い、わいせつ行為は物理的に不可能である旨
調査記録、診療録等を警察に提示した。

2か月間そのようなやり取りを経て
所轄の千住署からは何の連絡も来なくなった。

そうしたところ、手術から3ヶ月を経て、
女性の供述に信ぴょう性があるということで、
突然逮捕に踏み切った。
それも千住署ではなく警視庁がである。

客観的に犯行を実行することが不可能であるにもかかわらず、
どうして、女性の供述の信ぴょう性が高いのだろうか。
腑に落ちない。

それにしても、事実関係に目をつぶって、
「被害」を主張する者の言い分にのっとって、
相手を逮捕してしまう。
そして実名を公表する
という手法は、この間何度も見ていることである。

報道機関は、内規があり、
警察の逮捕発表は、必ず報道することになっているそうだ。
警察は、報道をすることを予定して発表していることになる。

世論は、医師の立場を利用して患者という弱い立場の者に悪さした
というシチュエーションに飛びつき、
警察を支持するだろうという読みはあったと思う。

ところが、マスコミも、微妙に今回の報道は
ニュアンスを伝えてきていた。
続報をいち早く打ち、疑問があることを印象付けた。

これは、当該病院である柳原病院の
上述のコメントをいち早く公開したことによるもので
ファインプレーである。

これを読めば、今回の逮捕は不当であると感じざるを得ない。

問題はここからである。
警察を非難していても始まらない。
もっとも、逮捕状を出した、裁判官こそ注目されなければならないと思われる。

問題は、なぜ、警視庁(県警本部の東京版)ともあろうところが、
不必要な逮捕に踏み切ったのかというところにある。
しかも、逮捕の根拠は、「被害」を訴える
女性の言い分だけだという。

これは、先日アップして、数日間で何百人という方にお読みいただいた
「子どもの連れ去りDVが多発している。警察の違法、通達違反の民事介入」
http://doihouritu.blog.so-net.ne.jp/2016-08-23
という記事に書かせていただいた事案と似ている。

妻の言い分だけで、夫のDVを認定し、
夫を警察署に連行して、暴力を振るわないという誓約書をかかせ、
妻や子どもを探さないと誓約させ、
妻の居場所を隠す。
そして、重要なことは法律や通達で、
このような警察官の支援措置は、
身体暴力があった場合に明確に限定されている
それにもかかわらず、これに反して介入している
という事案と似ている。

もしかすると、
今回の事案も、
「被害者に寄り添う」ということを旗印に、
法律の厳格な執行よりも、
「女性保護」を優先させたのではないかと
そのような危惧をしている。

この場合の女性保護は
女性を保護することではなく、
男性を制裁することである。

警察官と直接話をしたが、
「法的根拠がなくてやっているわけではない
 25年12月20日付の通達も
 変更されている可能性がある。」
というのである。

しかし、そもそも身体的暴力に限定するのは
法律で定められていることであり、
法改正はなされていない。

警察庁生活安全局に確認したが
25年通達も改められていないとのことだった。
(お忙しい中、調査確認の上のご回答いただきありがとうございました。)

要するに、日々の研修の中で、
通達が改正されたような錯覚を現場の警察官が
持ってしまっているということが重大な問題である。

通達を知らないで権力を行使していることもおそろしい。

一般市民の行動の範囲で、合法的に
女性の権利を啓発するのは何ら問題ないが、
自らが国家権力の行使という、強大な力で
一般市民の活動の自由を実質的に奪っていることに
恐れを抱かないということは、
基本となる警察官職務執行法も理解していない
といわざるを得ない。

そうは言っても、警察官になろうという方々は、
正義感にあふれ、人情味のある方々である。
そういう意味で、現場の警察官の方々は
とても親近感がある。

わが事務所は、警察官、自衛官、消防官
ご家族、ご遺族の方々は、初回相談無料としている。
体を張って、住民、国民の安全を守ろうとする心意気に賛同しているからだ。

だからこそ、
そのような警察官の正義感を操作するものの正体を明らかにして、
無茶な活動をさせることをやめていただきたいと強く思う。

おそらく一つの要因として統計があるのではないかとにらんでいる。

DV女性支援の類型別の件数を報告させられれば、
数字が上がらなければ、数字を作りたくなるのが人情である。
もっともそのような統計は、数字を増加させる狙いももちろんあるだろう。

もしかすると、そんな数字のために、
一人一人の平穏な暮らしが破壊されているかもしれないのだ。
善良に社会生活を送っている男性が、
あるときは、女性加害ということで逮捕されさらされて
職を失い、
妻子を失い、
不合理なしうち、孤立無援感、解決不能感等から
世捨て人のようになったり、自死をしたりと
その人の人間としての生を否定することになっているのだ。

数字のために、生身の人間の人生が
台無しにされているとしたら
とてもやりきれないことである。

本事件については、
裁判所が勾留決定しないことを切に願う。
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斉藤ママ

東京には医者の刑事事件を専門にやっている法律事務所があります。
痴漢の冤罪もすごく多いです。
警視庁は怪しい組織の利益になる事を、当たり前のように
やっているのかもしれません。警視庁すごく怪しいですね。

北朝鮮に日本の捜査情報が筒抜け
https://www.youtube.com/watch?v=cDlBKITZ7K4

冤罪で逮捕された方はとても気の毒です。
あの防衛医大教授の痴漢冤罪事件、弁護士は妻からの依頼を断ったそうです。
妻が帰らないから仕方なく引き受けたという映像がどこかにありました。




by 斉藤ママ (2016-09-01 11:11) 

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